今日練習が終わって中散田公園に道具をしまいに行くと、散ドラ補佐さんと会いました。中散田町会の「御陵線跡地を歩こう!」ツアー(?)に参加していたそうです。そう言えば、町会の掲示板に案内が載っていました。
散田架道橋からめじろ台方面に向かうバス通りが、かつての御陵線という鉄道跡だということをご存じの方は多いと思います。現在の京王高尾線がパティスリーメゾンのあたりから右に折れて、バス通りを通り(切通しを過ぎた辺りからは高い土手を築いていたそうです)、中央線、甲州街道、浅川を渡って、多摩御陵に通じていたのです。大正天皇の御陵への参拝者のために敷設されたそうですが、第二次世界大戦の戦局の悪化で参拝者が減少し廃線となったとのことで、非常に寿命の短い路線です。
現在では、妙に道幅の広いバス通りにその面影を残すだけになっている御陵線ですが、浅川を渡ってすぐ左へ曲り、最初の細い路地を右へ入った住宅街の中に、御陵線の橋脚と思われる大きなコンクリートの塊が二つあります。何でこんなところにと思われる民家の敷地の中にです。記念に残したのか、壊すのが面倒だったのか分かりませんが、御陵線の物的な証は私の知る限りこの橋脚だけですね。
野球やテニスの練習には良さそうですが…。