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サンズ・トーク

医療の荒廃

私の千葉県では、昨年、銚子の市立総合病院が経営難でクローズになり、市長がリコールされたが、市長が変わっても、今もって事態は打開されていない。
銚子は、人口が減少し、高齢化が進み、医療や介護の充実が必要な状況なのに、事態は逆。
銚子というと、銚子漁港とか、犬吠埼、ローカル線の銚子電鉄、ヤマサ醤油の工場など、特色もあり、私も気に入っているところなのに、中味は厳しいらしいのだ。

地域の中堅病院は、どこも医師不足らしく、また、系統の医大からの派遣医も大学病院のほうへ回収されてしまうらしい。

開業医と勤務医では、勤務医のほうが医者が少なく、厳しい労働条件を余儀なくされているというのだ。
開業医は医院の資産、設備を持ち、自己責任でやっている。
また、おおむね世襲で、大先生のあとは若先生が設備と患者を引き継ぐようだ。
勤務医は、サラリーマンだ。でも、患者の健康を守ることには違いがなく、それと、最近は、医療事故に対する訴訟リスクも等しく負っているようである。

救急車がたらいまわしされるとか、お産をするのに、自分の街では生むところがなく、他の土地へ行かねばならない、健康に不安を抱えるお年寄りが、面倒を見てもらえないなど、近代文明の国とはいえない。

厚労省は、医療の充実に向けて、長期的な視野で、抜本的な施策を行わねばならない。
アフガンの民生支援よりも、わが国の医療・介護対策のほうが大事じゃないのか。

私のところは、大きな大学病院があちこちにあって、さしたる不安は感じないが、それでも、街角にペットクリニックが次々とできるのを見ると、どうも皮肉を覚えるのである。
クリニックばかりでなく、ペットの美容院、ペットホテルから、ペット霊園さえもある。
ペットよりも、人間の健康のほうが大事なのにという感じがする。

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