サンズ・トーク

私、このところの消夏法

盛夏という時期になって、上からの日ざしがくわっと厳しく地を焼くようだ。
私だって元気だとはいえ、年も年、テレビで熱中症などと言っているので無理するつもりもないのです。

楽しみにしている畑だって、早朝涼しいうちに出かけて水やったり雑草とったりして戻ってくる。
あと、都知事選挙みて、ニースのテロみて、トルコのクーデター騒ぎみて、大相撲みて、野球やゴルフみて
世の中のことに思いを馳せるのです。

図書館で借りてきた小説に感動する。
「もどり橋」 澤田ふじ子 この作家のもの始めて読んでいる。
大学出て、教師やって、西陣の綴織工となってのち作家となる。
もどり橋は、江戸期、京都の料理茶屋に奉公する田舎娘の話。

「京都の人々は、大文字の火を平椀や盃の酒や水に映して飲み干す。
こうすれば一年無病息災で過ごせるというのだ。
こうして夏がいき、秋が来て冬になる。
ーーこれからどんな一年になるのか。
お菊は心に息災を念じて、遠い火明かりを見続けた。」

この人の作は始めて読むけれど、小説に背筋が一本しゃんとまっすぐに立っている思いがして、感動している。京を舞台にした時代小説の作品が多いようなので、次々と読んでみたい作家なのでした。

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