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夢のあと

sakuraと申します。ゲームのプレイ感想と読書感想を書いています。

「ウィル・オ・ウィスプ」 ~ウィル~ プレイ感想

2007年09月10日 | ウィル・オ・ウィスプ シリーズ
待ちに待った「ウィル・オ・ウィスプ」の開始です!

密林にしては珍しく(?)発売日に届きました~!
(事前に予約しても、最近の密林は発売日に発送が度々あった・・・(-.-))

・・・という訳で、9月6日(木)の夜からゲームを開始しました!

OPの曲は、「・・・宝塚?」と思わせる歌です。
歌自体は短いんですけどね・・・。
歌詞が何となく、ウィルを予想させるような・・・。
「深き眠りの果てには~」とか。
歌が始まる所で、ちょうどウィルが映るし(笑)。

OPの中で、窓をバックにウィルらしき人形が起き上がるシーンに目が釘付けになりました。
わ~。なんか動きがカクカクしていて、人形っぽい!

最初のターゲットは、王道のウィルです(>_<)!
ストーリーの長さも予想できないし、じっくり満喫できそうなウィルにしました。
通常版のパッケージも、主人公を守ってる感じだし・・・。
きっと、ストーリー的にも無理がない筈・・・(笑)。

ニューゲームを選ぶと、主人公の名前が変更できます。
「ハンナ」という名前に今イチ感情移入出来ない為、名前を変更することにしました。

・・・5文字迄って、制約が短っΣ( ̄□ ̄)!!

19世紀のイギリスだから、ヴィクトリア風の綺麗な名前にしようと思ってたのに・・・(T_T)。
そりゃ、主人公は庶民だけどさ・・・。
色々悩んだ末、ウチの主人公は「ローズ」と名付けました。
・・・好感度アップでも、バラが飛ぶからちょうど良いや(笑)。

物語が始まると、メイド兼親友のエミリーが登場します。
メイド姿といい、クルクルカールの髪型といい、まさしく人形だ~!
きゃー、可愛い~!

・・・このゲーム、軽く危ない人には危険なゲームだわ。

世界観に浸りつつ(?)、早くもエミリーが地下室の鍵を発見します。
いよいよウィルとのご対面です!

ドキドキしながら、棺を開きます。
そこにはウィルが横たわっていました。
・・・ふと思ったのですが、何故、棺?誰の趣味?

綺麗な外見とは違い、口が悪いウィルに主人公は怯えます。
・・・良いわ、良いわ~。
何?このシチュエーション?
・・・萌えるわ~。

なかなか心を開かないウィルを余所に、次々と他の精霊人形が主人公の前に現れます。

きゃー。ホブルディ、王子様だ~!

ついつい、ルディの好感度が上がる選択肢を選んでしまいます。
最初はルディを攻略しようか、ウィルと天秤にかけて本気で悩んだよ・・・。

次に、主人公と懇意にしてくれている貴族のお嬢様、グロリアの元へ行くとそこにはジルがいます。

・・・主人公以外の他のマスターは、どうやって精霊人形を手に入れたの?
他の人を攻略すると、少しは分かるのかしら?

ジルは、何故かドレスを着ています。・・・何故?趣味?
正直、そういうキャラはあんまり好きじゃないので、攻略しようかどうか迷いが・・・(-.-)。

またある日、墓参りに行くとそこでジャックと会います。
・・・カラスが似合ってます。渋いです。

そんな平和なある日に、突然イグニスに襲われ命を狙われます。
そこへウィルが助けに現れます。
やっぱり、ウィル、君が王道だね!

イグニスは謎だけを残してくれる、美味しいキャラです。声も子安さんだしね。
そんな謎かけいらないから、さっさと結論を言ってくれと内心思いながら、ストーリーは進みます。

どの精霊人形に会いに行くかの選択肢では、勿論ルディの元へ。
ルディのマスター、アーヴィンは根暗な方でした。
呪いの人形を集める趣味が凄い。
そして、他人の都合はお構いなしに、健康人形と称して呪いの人形をプレゼントしてくれるのはさすがです。
結局、その日の夜に呪いの人形は本性を現し、ウィルとエミリーによって処分されました。

嫌な予感がした主人公は、ウィルと共にアーヴィンの館へ向かいます。
そこには、茨に捕らわれたルディの姿が・・・。

・・・何!?このゲームって、耽美モノだったっけ!?

一瞬、そんな思いがよぎるスチルです。

そこへイグニスが登場。
結局、裏でイグニスが仕掛けたことが判明します。
茨に捕らわれていたのも、主人公の気を引きたい為にルディ本人が演出したものでした。

・・・王子様ルディは、全て演技だということが分かりました。
・・・でも憎めません。むしろ納得というか、裏で何を考えているのか分からないルディの方が魅力的かも・・・。

アーヴィンも最後はイグニスの甘言を撥ねつけ、マスターの地位を主人公に譲ります。
二つ目の鍵、ゲットです!

・・・あれ?いつからそういうゲームに?

精霊人形が二人になり、主人公の家も賑やかになりました。
でも、エミリーの様子がおかしいことに主人公は気が付きません。
ある日、エミリーが思いつめたように主人公に告げます。

「あなたは、私だけのものではない・・・」

その言葉を最後に、エミリーは動かなくなってしまいます。
ただの人形に戻ってしまいました。

嘆く主人公にルディは驚くべき発言をします。

「精霊人形として甦らせたら?」

かつて、5体の精霊人形を作ったシャムロックの力を主人公は受け継いでいるとのこと。
主人公だったら、精霊人形を作ることも可能だと言う。
しかし、あともう1体の鍵の力が必要なことが分かります。

どうしてもエミリーに会いたい主人公は、鍵を譲ってもらえるようにジルのマスターであるグロリアの元へ。
しかし、心ここにあらずのグロリアに相談しても、ジルだけは譲れないと取りつく島もなく断られます。

あの優しくて気高いグロリアに何があったのか・・・?

・・・すっごい、私も気になりました~。
精霊人形を選ぶ順番で、各マスターに何があったのか判明するのでしょうか?

エミリーを諦めきれない主人公だったが、またもや嫌な予感を胸にグロリアの屋敷を訪ねます。
そこにはまた、イグニスの陰謀が渦巻いてました。

薔薇の迷宮で心を閉ざしたグロリア。
主人公の懸命な説得にも応えてくれません。
茨が主人公を襲おうとするその時に、選択肢が出ます。

「ウィル、助けて!」
「ルディ、助けて!」

・・・迷わず、ウィルを(笑)。
その場にはルディがいるのに、ひどいよ、主人公(笑)。

選択肢のお陰で、ウィルが助けに来てくれます。
イグニスの企みを阻止できた主人公達でしたが、グロリアは憔悴したまま鍵を芝に投げつけて館へ消えていきます。

・・・主人公じゃないけど、やたら後味が悪いな・・・。
きちんと解決する話があると信じたい・・・。

鍵が3つになり、これでエミリーを精霊人形として復活させることが出来ます。
人形は完成し、あとはエミリーの魂を人形に移すだけ・・・という時に悩みます。

「本当に、エミリーは精霊人形として復活したいの?」

そんな主人公を見て、ウィルが珍しく優しく紅茶を入れてくれます。

・・・紅茶を入れてる姿は、執事に見えるよ。執事服は伊達じゃなかったんだね。

ウィルに後押しをされた主人公は、エミリーを復活させます。

このゲーム、恋愛だけじゃなくて友情モノも入ってたんだね(泣)。

3人の精霊人形とエミリーとで、以前にも増して賑やかな日常が帰ってきました。
そこへ、新たな火種が・・・。

切り裂きジャックの事件が、世間を騒がせていました。

・・・19世紀のイギリス。
確かに切り裂きジャック事件が存在しましたが、まさかこのゲーム内に持ってくるとは思いませんでした。
まさに、ヴィクトリア時代の光と影・・・。

狙われるのは(若い)女性ばかり・・・。
一人で外出するのを控えるよう、エミリーにもクギをさされます。

そう言われてる矢先に、お祖父さんの墓参りに行こうとした所をウィルに見つかります。

・・・ここの選択肢次第で、誰に見つかるか変わります。

ウィルと一緒に墓参りに来た主人公は、同じ精霊人形のジャックを見かけます。
後をつけた二人は、ヴィクターの娘の墓穴で何かをしているジャックから目が離せません。
聞くと、
「部品を集めている・・・」
と不気味な答えを返し、去って行きます。

その後、家に帰った二人ですが、ウィルは何か気になることがあるらしく一人で出掛けます。
しばらくして戻ってきたウィルから、また切り裂きジャックの犯行があったと告げられます。
更に、そこでジャックの姿を見たと・・・。

真相を確かめる為に、主人公とウィルは事件のあった街を目指します。
そこで、確かにジャックが女性を殺害してるところを目撃してしまいます。
急ぎジャックの後を追うと、ヴィクターの屋敷へ消えて行きました。

人の気配がない屋敷内に入ると、広い部屋の祭壇で儀式を行おうとするジャックがいました。
ヴィクターはホムンクルスを造る為、ジャックに殺人をさせていたのでした。
そこにはまた、イグニスが絡んでいました。
ジャックにヴィクターを攫わせ、ヴィクターの命と引き換えに全ての鍵を渡せと要求してきます。
命には代えられないとイグニスに鍵を渡そうとしたその時、突然ウィルが鍵を奪って走り去ってしまいます。
その場の全員が予想しなかったことに茫然とします。
憎々しげにイグニスが、
「二日後の夜に、人質と鍵の交換だ」
と告げて消え去ります。

ルディとジルは、ウィルを探しますが気配が掴めない様子。
3人の反対を振り切り、主人公はウィルを探しに奔走します。
闇雲に探しても見つからないと判断した主人公は、強くなった力でウィルの場所を探し始めます。
ふいに、ある場所が浮かんだ主人公は、そこへ急ぎます。
果たして、そこにはウィルがいました。

マスターである主人公の声が、うるさくてかなわなかったと相変わらずのウィルにホッとする主人公。
自分でも、鍵を奪った行動が信じられなかったとウィルは告げます。
そして・・・。
ウィルの過去に何があったのかを話し始めます。

前のマスターの恋人を殺した犯人を復讐の為に、二人で手にかけたこと。
人を殺したという事実が、優しかったマスターの心を蝕み始めたこと。
とうとう精神が耐えられずに、狂気の深淵へとマスターが堕ちていったこと。
そのマスターの懇願が「自分を殺して」だったこと。

・・・辛い。辛すぎるよ~。ウィル~(ToT)。

そして、断腸の想いでマスターの望みを叶えて、自分は一生目覚めないという罰を抱いて棺へ・・・。

・・・だから、棺だったの(/_;)?
ウィルが自分で用意したんだろうな・・・。
どんな思いで、一人、棺に横たわったんだろう・・・(T_T)。
その何百年の眠りから解放したのが、主人公。
・・・愛だよ。愛(*^^)v。

とにかく前のマスターが男で良かったよ~。
前の女の話をされたんじゃ、勝ち目がないよ・・・(-.-)。

精霊人形を解放する為に、主人公は4人とシャムロックの館へ向かいます。
そこへ、イグニスとジャックが現れます。
イグニスの中に、シャムロックの石があるという。

・・・イグニスも秘密がいっぱいです。
何故、彼の鍵が存在しないのか?
一番、最後に攻略しようと思います。

ここでも、ウィルの毒舌が堪能できます。
イグニスのことを「根暗」と斬ってくれます。

主人公の力で精霊人形の解放を願います。
一人、また一人と消えていきます。
・・・感謝と敬意の気持ちを伝えて。

最後はウィルです。
今にも消えそうなウィルを見ながら、グッと我慢します。
(これは哀しいことじゃない。みんなが自由になるだけ・・・)

そんな主人公の気持ちを察したのか、
「最後にお前の望みを言え」
とウィルは告げます。

(言ってはいけない、これだけは言ってはいけない・・・。ウィルを困らせるだけ・・・)


・・・主人公、良い子だ~(ToT)。
あまりにも健気で泣けてきたよ・・・(/_;)。


「言え!」
ウィルの言葉に、反射的に声にする。
「・・・か、ないで。行かないで!離れたくない!」
その想いに応えるように、主人公を引き寄せるウィル。
「・・・え?」
その時、暖かい光が二人を包み、徐々に光が消えて行く。
だが、ウィルの体は暖かいままだった・・・。


・・・スタッフロール後、「ウィルエピソード」

エミリーがいなくなった主人公の家では、家事一切を主人公が行うことになった。
二人分のお茶を用意する主人公。
リビングへ行くと、ソファには人間になったウィルがくつろいでいる。

二人っきりの家で、ウィルとの距離を掴みかねている主人公。
「・・・前は離れすぎだったくらいなのに、今は近すぎ」
拗ねる主人公に、
「・・・近くじゃないと、お前の温度を確かめられないだろ」
優しい声でウィルは囁いた。

・・・・・・。
・・・。

キャー(*^_^*)!!

甘い、甘すぎる。このエンディング!

・・・という訳で、初プレイ感想なので物語風に長々と書いてしまいました。
思いっきり、ネタばれですm(__)m。

「おまけ」の「CG閲覧」で、コメントというものが聞けます。
CGに対しての感想といった感じでしょうか。

・・・これが、また良いのよ~\(゜ロ\)(/ロ゜)/。

設定が、ハッピーエンド後に二人でアルバムを見ている・・・風です。
だからウィルが、超優しいの~(ToT)。
一番最後の、エピローグのスチルのコメントなんて・・・倒れそうなくらい。


一人のキャラをプレイした感想では、
乙女ゲーだから仕方ないかもしれないけど、相変わらず(?)ご都合主義だなと思いました。
人形が最後は人間になる・・・。
あっ、ピノキオもそうか。

システムは、まるっきり同会社の「翡翠の雫」だな~と。
オート表示は、右上で矢印が円を描くのも一緒だし。
日にちの進み方が、チャプター1の1daysとか、1章の1日目と同じことだし。
西洋版「翡翠の雫」?に感じました。
そういえば、パッケージの背表紙も青系のコントラストが「翡翠の雫」と一緒です。

ただ、ストーリーは全く予想が出来ていなかったので、各キャラの掘り下げはあるようなので安心しました。
(過去の話とか)

とにかく、一人目のウィルで結構満足できたので、他のキャラが不発でも問題ないです(笑)!
二人目は、やっぱりルディ・・・?


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