我家のワン達~サクムク日記

さくらとムックンの日記です

初めてとお別れ

2006-08-11 06:37:48 | できごと・お話し
千葉ワン・プチ里親会のご案内です。
毎月第三日曜日の開催で、今月は20日(日曜日)の開催となります。
こちらにご案内致します。
たくさんの皆様にお越し頂きますように。
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今週7日(月曜日)の朝の出来事です。

サッカーボールを追いかけていたさくらと、校庭を出たところでお爺ちゃんのゴールデン・レトリバーと会いました。
もうすぐ12歳になるとのこと。※こんな時に限ってカメラを持っていません(-_-;) 。
ゴールデン君の体重は約29㎏。
結構な体重ですが、平均的なのだそうです。
ハァハァと息を切らせていましたが「この子は暑さに弱くて、今年は急に暑くなって可愛そうです」「食欲もなくて、毎日食べないのですよ」「子犬の時には訓練して室内でできたのですが、今はウンもチィーもお外でないとしません」「調べて頂いて、ガンなどの病気のないことは分かっているのですが、こんなに肉が落ちてきて、外からも背骨が分かりますよね」・・・。
小柄な初老の御婦人でしたが「歩けなくなったらどうしようかと悩んでいます。私一人ではとても、動かすこともできないし・・・」と仰います。
ゴールデン君は人間もワンコも大好きで、初めて会ったムク父にも優しい仕草で手を嘗めてくれて、さくらの口を嘗めようとしていました。
お別れの挨拶をしたあと立ち止まり、休みながら、御婦人とゆっくり歩を進めるワンコを5分程も見つめていました。
遠くの角を曲がるとき、見送っていた私達に気付かれた御婦人がゆっくり、深々と、腰を折られて我々に会釈なさると、ゴールデン君も立ち止まり、我々に顔を向けると大きなクシャミをして御婦人を見上げ、角を曲がりました。
思わず、祈ってしまいました。
ご婦人もワンコもご家族も、どうぞ幸せで穏やかなお別れを、と。

ゴールデン君が直ぐに逝くと決まったわけでもないのに、道路にお尻を着いて大人しいさくらの横にしゃがみ込んで見送っていたら、涙が溢れて困りました。
こんな時のさくらは意外に優しい行動をします。
突然、私の顔を、涙を嘗め始めました。
もういいよと、離そうとしたら「おはようございます」と女性の声がしました。
若い女性の方で、毎朝5時半に赤いオデッセイで出勤なさる方らしく、さくらの散歩時に時折お会いし、目礼を交わす方ですが、名前やご自宅などの詳しいことは何も分かりません。
「とても仲がよろしいんですね~」と、ニコニコなさりながら仰います(初めて女性の声をお聞きしました!)。
「ありがとうございます。さくらと言います」と申し上げると、「さくらちゃんですか~。これからもよろしくね」と明るく言われ、さくらの頭を軽く撫でて行かれました。
涙がバレずにホッとしましたが、直ぐにゴールデン君の愛くるしい表情を思い出します。
年の為か、この頃やけに涙が出て困ります。

帰宅して上がり口に腰を下ろし、さくらの足をキレイにしていると、小さくキュンキュン鳴きながらムックンが後ろから近付いてきて私の耳を嘗め、さくらの口や耳を嘗め始めました。
この子達は同い年です。
勿論、この子達の最期は私達がみとるのですが多分、私もゆきえも寂しくて直ぐにワンコさんを探すと思います。
そんな時は、ムックンとの出会いの時のような幸運に恵まれますように。


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