「マイナー」路線から人生を開拓し、メジャーで戦う、という生き方とは?
私が若かりし頃に、松浪健四郎さんの本から多くのことを学びました。
松浪健四郎さんは、アマレスで全米チャンピオンになり、国会議員、そして日本体育大学の理事長を務められています。異色の経歴の方と思います。
松浪健四郎さんの言葉は、ご自身でいろいろとお考えになって、実践されたもので、説得力があるのですが、若かりし頃には「マイナー」から開拓することに、意外だなと感じたこともあります。
また、周囲の言っていることをあまり気にせずに、若いころはとにかく何でも肥やしにすること、群れずに一人できっちりやり抜くこと、目立つことで自分を追い込んでいくこと、人の批判を気にすることなく、また、過去の栄光を引きずるな、といったことが示されており、非常に面白いと思います。
久しぶりに読み返すと、中年になった今でも、情熱があり、力のある言葉がたくさんあって興味深いです。
以下は、引用です。中年男子の年齢になっても、心に響く言葉たち。ありがたいです。
・やりたいことをやるなら、マイナー世界のトップを目指せ。
一流大学、一流会社を目指したのでは、途中で息切れし、埋もれてしまうだけだ。ワルは、競争者の少ないマイナーな世界でラクラクトップに立ち、よりおもしろいく、自由な人生を生きるのだ。
・会社に頼らず、自分が会社の金看板になれ。
すぐに自分の会社を自慢する「○○会社の××」になっては、会社の”奴隷”だ。ワルは組織にはいるにしても、「XXの○○会社」となり自分で組織を動かしていく。
・「ワル」なら”応援団”作りに励め。
自分だけうまくやろうなんて、ズルのやることじゃないか。
・「これは」と思った人の懐には、迷わず飛び込め。
ほんとうに人間関係を作り上げるには、とおりいっぺんのつきあいではダメだ。ワルは、自らの身を犠牲にして、見込んだ人の懐に飛び込んでいくから、自分の”応援団”を築くことができる。
・人の悪口は、口が裂けても言うな。
自分に自信がないヤツに限って、人の悪口をペラペラしゃべる。ワルも厳しいことを口にするが、それは個人に向けられたものではなく、社会全体に向けられた吼え声である。
・心の中に、つねに”ハングリー”な部分を残しておけ。
一流の猟犬であるアフガンハウンドは、エサを腹いっぱいに食べることがない。ワルもアフガンハウンドと同じで、いつも心の中で飢えているから、新しい挑戦もできるのだ。
・苦しいときほど、笑ってみせろ。
ピンチをピンチと思ったら、もう浮き上がれない。そういうときこそ、ワルは、「どうにかなるもんだ」と腹をくくり、ニッコリ笑う。そういう余裕をもっているかぎり、かならず逆転できるのだ。
どれもとても熱い言葉ですが、身につまされる言葉もあり、しっかりと受け止めていきたいと思います。
<このブログの管理人>
40代中年男性。
40代中年男性。
人生100年時代をどう生き抜くか、人生の羅針盤を探して、「心の放浪中」。
こんなブログを読んでいただいてありがとうございます!