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中年男子でも、バイクに乗るべき理由7つ。

2021-05-25 21:26:00 | 魁!バイク
私は、2010年からバイクに乗り始め、家族とも話あって、2019年に降りましたので、9年ほど乗り続けました。

ライディングテクニックとは無縁で、ひたすら見たことのない景色を見るために、全国を旅しました。

正確な走行距離は忘れてしまいましたが、それほど大きくない日本列島の中を週末を中心に走りに走って、地球2周分(約8万キロ)は走ったと記憶しています。独身時代は、週末は、晴れれさえすれば、基本的にバイクに乗っていました。

そんな経験から「中年男子でもバイクに乗るべき理由がいくつもある」と考えています。

このブログを約10年前に始めたのは、バイクの面白さ、新鮮さをお届けしたいと思ったからでしたが、乗り始めの頃の思い出ばかりが書かれているな、と思いました。

そこで、長い距離を走った自分の経験を振り返って、バイクの良さをお伝えできればと思います。過去記事と重複するところは、引用させていただきます。

なお、私自身は家族と議論して、育児もあるので、バイクから降りましたが、適切な備えと対策があれば、バイクは中年男子にとても良い乗り物ではないか、と考えています。


中年男子でも、バイクに乗るべき理由7つ。

以下、7つのメリットを書いてみました。特に、④~⑦は中年男性としては、メリットが大きいと思います。

<目次>







私がバイクに乗ったのは、車を買って止めてから、7~8年が経っていた頃と思います。

その間、原付に乗っていたのですが、自転車の延長線にあるようなものなので、乗り始めの時は別として、だんだん新鮮さがなくなり慣れてくると、乗り物として、それほど面白いとまでは思いませんでした。

当時は、30代に入り、何か刺激が欲しいなぁと思っていて、バイクの免許を思わず取ってしまいました。

いざ乗り始めると、やはり圧倒的に楽しかったです。メリットは高速道路に乗れることと思いました。

もちろん遠くに行ける喜びがありますが、高速道路自体も、構造物として、景色としてなかなか面白いし、4輪車よりもいろいろなものが近くに見えるのです。

また、遠くに行ける自由度が圧倒的に違う点も魅力です。私は関東地方に住んでいましたが、一日で北海道まで結構行きました。

東北自動車道を川口から青森まで700㎞程度走って、夜の8時のフェリーに乗って12時に函館に着きます。自分のお気にいりのコースでした。

そして、高速道路料金が車と比べればだいぶ安い、と感じました。バイクは当時軽自動車並みで8割で割高と言われていたようですが、それでも、バイク用のETCをつけて、割引を受けるとそれなりに安い印象がありました。さらに、2021年からは8割から5割程度に引き下げられるようですね。それも魅力と思います。

さらに、だんだん単に遠くに行くことに飽きてきたので、少し攻めて、「酷道」(国道ながら管理が行き届かず、ボロボロの道路のこと)とか「険道」(酷道の県道版)など、4輪車で全く道を知らない状態で行くにはリスクのある場所でも、バイクであれば、何とかなることが多く、とても魅力的でした。

そして、気が向いたら、停められる点も魅力です。車以上に駐車できる場所は多く、多くの寺社では、駐輪場でよい場合が多いです。観光地であっても、動きやすいので、その分多くの場所に伺うことができます。





バイクのメリットとして、風やにおいを楽めるという点があると思います。

車と異なり、自然にさらされていますから、その分、夏の海岸にいけば、海風を感じることができ、山に行けば山のにおいを楽しめ、畑や牧場に行けば、土と人の営みのにおいを感じて、安心することができ、夕立になれば、ほこりの混じったような雨のにおいに風情を感じることができ、朝露には湿ってひんやりとした空気の中で、心の穏やかさを楽しむことができます。

ああ、来たんだなぁ、と実感できる乗り物なのです。

4輪では、部屋で移動しているのとあまり変わりありませんが、バイクはその空間に自分自身を晒しているので、旅をしている感が全く違うように思います。





バイク乗り同士はよく声を掛け合って話をすることができると思います。

私は海外での生活経験があり、道端で知らない人同士が話しかけることはよくあったのですが、東京ではめったにないような気がします。

バイク乗りの人は、「バイク仲間」という意識でつながっているような気がします。

高速道路の駐車場でなんとなしに声を掛け合ったりすることもよくあります。

山に行けば、すれ違いざまにピースサインをする人も結構います。慣れないとちょっと危ないですが、なんともうれしくなります。

割と気持ちの良い、ジェントルマンが多いと思います。

それは、バイクに乗ることで、自然と戯れ、そして、走行に集中しているためか、程よくストレスをこなせるからではないか、と思います。





ここからは中年男子のメリットを書かせていただきます。

バイクでは、ご案内の通り、「走ること」、「考えること」しかできません。

最初は、運転することに必死でしたが、そのうち道を覚えて、運転に慣れてくれば、おのずと、いろいろなことを考えるようになります。

自分の場合には、一週間を振り返ることが多かったです。仕事や人間関係について、どうすれば円滑に流れるのか、といったようなことでした。

もちろん、気になることが出てくれば、バイクを止めて、自分あてにメールを送っておくこともできます。

長い時間一人で物事を考えることができるという意味では、私はバイクは、非常に良い乗り物であると私は思います。





私はマニュアルの自動2輪は、とても決断の量が多いように思います。

東北大学の川島教授によれば、特にマニュアルのバイクに乗ることで「脳が活性化される」とのことなのだとか。自分としても、実感があります。若さを保つためのツールとしてもよいのではないでしょうか。

  • 運転にまつわるものとして、どこでギアを変えるのか、右手のアクセル、左手のクラッチと左足のギアチェンジを常々動かし、カーブを見てどの程度のスピードで侵入し、どれくらい倒し、どこからスピードを上げるのか、常々考える、
  • 危険予測のために、運転手の表情から性格を割り出し、4輪車の速度とブレーキ・ハンドルの切り方から運転への熟度や疲労の程度を推測する、
  • 特に、高速道路では障害物が落ちていると命取りになり明日の出、遠くも見ながら、割と近い道路に何か落ちていないのかを見続ける
  • 天候を見ながら、雨雲と思しき雲が出てきたらどのように対処するといったことを考える、
といったことをしています。

このため、脳に非常に良い影響を与えているようです。この刺激の量は、4輪車と比べてだいぶ違うように思います。心地の良い疲れ方も、4輪とは比較にならない気がします。





バイクに乗り始めたときに感じたのは、数時間で、すぐにバクバクに疲れてしまったことでした。こんなに疲れる乗り物ってなんだ?と思って、うれしくなってしまい、作ったのがこのブログです(笑)。

私はホンダの定番スーパーフォアに乗っておりましたが、車体の重量が200㎏ありますし、タイヤがついているとはいえ取り回しだけでも結構体に来ます。

走行中は、私はネイキッドタイプのバイクに乗っていましたので、あまり緊張してはいけませんが、ずっとクラウチングの姿勢を維持しています。

特に、立ち上がりのスピードは速いですし、カーブではそれなりに遠心力も働きますので、それに耐える体を維持しなければなりません

当時私は100㎏超えしていたか、それに近く、かなり太っていたと思うのですが、週末にバイクに乗ると、火曜日ごろには、ひざから下のぜい肉が少しずつ落ち、細くなるのを感じました。こんなところも結構ぜい肉がついているのだなと少々驚きました。

おそらく、カーブでは、右足か左足に体重をかけている状態になりますので、下半身にも地味に負荷がかかっているのだなと感じました。

乗り慣れても、自宅に帰った頃には、疲れてへとへとになりました。

バイクは気持ちの良い疲れをもたらしてくれる非常にいいアイテムでした。





バイクに乗ったことによる最大の効果は、変な話ですが、「減量」でした。

当時の私は、仕事のプレッシャーも相当あり、独身でしたので、夜な夜な飲み歩いて、週末も飲み歩いている状態でした。下手をすると、毎日浴びるように飲んでいたと思います。

平日は仕事もあるのでなかなかやめられませんでしたが、バイクに乗ることで、まず、土日は酒量が激減したと思います。

それというのも、週末はどこかに「風任せ」状態で、突然、北海道に行ったり、長野県や三重県に行ったり、旅館もその場で交渉して泊めてもらいました。

こうなると素泊まりしかできず、つまみや酒をコンビニで買って、ちびちび飲んで、疲れているので、あっという間に寝る、という生活でした。

誰かとツーリングに行く場合には、工程や休息場や宿泊場所も事前に調べて話し合って決めますが、基本的に風任せの旅に魅力を感じていました。

土日のバイクダイエット?に続き、平日の飲み会は、基本的に3回までとし、よほどおなかがすかない限り、〆系をなるべく食べないことも奏功したと思いますが、気づけば10~15kgほど減量していきました

単に、元々が太りすぎであっただけなのですが、バイクのある生活を取り込んだことにより、痩せるきっかけができたのではないか、と考えています。


<このブログの管理人>
40代中年男性。
人生100年時代をどう生き抜くか、人生の羅針盤を探して、「心の放浪中」。

こんなブログを読んでいただいてありがとうございます!



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