Une petite esquisse

日々の雑事の中で考えたこと、感じたことを徒然に書き綴ります。

あなたの知らない台湾(12)

2021年06月19日 | 旅の情報
彩虹眷村 ―  キース・へリングもびっくり(台中)



 眷村(ケンソン)とは第二次大戦後、国民党軍が台湾に進駐し、統治を始めたころ、軍人と家族のために
建設された集合住宅で、老朽化と住民の減少、治安の悪さから順次取り壊されていった。
 台中市でも再開発区として取り壊される予定であったが、元軍人の黄永阜さんが80歳を過ぎた2008年
のある日、突然ペンキで絵を描き始めた。思いつくままに神様や人物、動物を描き続け、カラフルで独特な
画風が評判となり、テレビ番組や雑誌などで取り上げられ、今では村全体がレインボービレッジと呼ばれ
人気観光スポットとなっている。
 それまでに絵画を習ったこともなく、80歳を過ぎた素人が、はじめて空き家の壁に気ままに描いた落書きが、
視覚的にも美しく、こんなにも独創的なのに驚かされる。





























データ:
    住所 台中市春安路56巷
    無料(村内見学自由)
    売店 8:00~18:00 年中無休

    行き方
    バス:台鉄台中駅前(建国路)台中客運27番、嶺東科技大学行
        千城駅56番、嶺東科技大学行
       高鐵台中駅 1階5、6番出口 16番乗り場617号バス 彩虹眷村(嶺東南路)バス停下車