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福祉施設やイベントで活動する ” ボランティア グループ ”
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びわこ学園 -2019/2/7

2019-02-12 |  ├びわこ学園

今年2回目となる、びわこ学園での活動を行いました。
節分のすぐ後の活動ということで、第2と第3病棟では”節分”にちなんだ内容の活動となりました。

前回は活動が中止となった、第1病棟の利用者さんにもお会いすることができました。
よかったです



第1病棟

担当:まさよ、エイミー

今回の第1病棟さんでは、まず、職員の方が行われる『あいさつ活動』に加わらせて頂きました。
その後、担当2人が、それぞれお一人の利用者さんと関わらせて頂きました。

【あいさつ活動の様子】
『あいさつ活動』は、小さな鉄琴を叩いたり、歌を唄ったりしながら、お名前をお呼びする活動です。
今回は、4人の利用者さんがおられて、職員の方と一緒に、お一人ずつお名前を呼ばせて頂きました。

利用者さんの所へ行き「〇〇さ〜〜ん」と声を掛けさせて頂き、職員の方が、鉄琴を叩くと・・・・
目を開けられたり、口をパクパクされたり、手を上げておられる方もおられました

皆さんが、音に敏感で、本当に音楽がお好きなのだなと実感する利用者さんもおられました
活動しながら、職員の方に、利用者さんお一人お一人の、普段の様子を、丁寧に教えて頂くことができました。


【活動の内容と様子】Tさん
Tさんとは、以前にも関わらせて頂きました。
今日は、最初は、眠っておられたので、ゆっくり”絵本”を読ませて頂きました。
時々、目を開けられる時があったので、その時は、お天気の話などをしました。
もっと、ゆっくり落ち着いて関わらせて頂こうと思った後は、”童謡”を唄いました。

「〇〇を唄いましょうか?」と尋ねると、お好きな歌の時には、振っている首をピタッと止められるような気が(?)しました
唄っていると、目を開けて私の顔を見たりされ、聞いておられるような気が(?)しました
Tさんが好まれているなと感じた歌は、「うれしいひなまつり」「はるがきた」「シャボン玉」でした。

以前関わらせて頂いた時や秋祭りの時には、手をグーにして胸をドンドン叩かれていました。
今回は、一度もその仕草をされず、私も忘れていました
少しずつですが、利用者さんのことを知っていける事が、とてもありがたいと思いました。


【活動の内容と様子】Uさん
久しぶりにUさんに、関わらせて頂きました。
最初は発作を起こされて、呼吸が荒く早くなっておられました。
発作が治まってからは、眠っておられたので、今日は、”絵本”をいっぱい聞いて頂こうと思いました。
絵本のお話を、夢の中ででも、聞いてくださっているといいなとゆっくり静かに読ませて頂きました。
うっすらと少しだけ開いた瞼の中で、目が動いていたりしたので、届いてるかなぁと思いながら、五冊読ませていただきました。

途中で、手を握らせて頂きながら「今日は外は暖かですよ〜」等、お話をしていたら、はっきりと目を開けられていました。
また眠られましたが、Uさんと過ごさせて頂く時間は、とても自然で、穏やかで、静かなものでした
私自身が、何かとても心地良くて、ありがたい気がしました。



【活動の感想】
・今日も、準備していった絵本の中に、聞いて頂きたいと思う絵本があってよかった
改めて、予定したことを変えていける余裕を持ち、その方のその時に必要なことに気づいていきたいと思う。
・第1病棟では、毎回同じようなことをさせて頂いている。だからこそ、ひとつひとつの小さな変化や反応を感じながら
職員の方からお聞きする、普段の様子なども大切にしながら、活動を深めていけたらと思う。



第2病棟

担当:ちはる、さいは、アン(見学)

今回の第2病棟は、ぼのぼのグループさんに行かせて頂きました。
職員の方は3名で、8名の利用者さんが参加してくださいました。

今回から、担当で話合って決めた次のことを、取り入れて活動を行いました。

活動のスタートは、同じ”歌”を唄って挨拶する。歌は『切手のないおくりもの』に決める。
具体的な活動の枠(コーナー)を決めて、”カード”を作ってお知らせし、開始の時には、”鈴”を鳴らす。

  作成したカード:〔紙芝居〕〔絵本読み〕〔触れる感じる〕
”季節的”に主題となるものがあれば、触れたり・香ったり等”具体的”に活動に取り入れていく。(今回は節分)

今回は開始が遅かったので、お名前をお聞きしながらのご挨拶は〔触れる感じる〕の時に行うことにしました。


【活動の内容】
*ご挨拶『切手のないおくりもの』を唄いながら、私たちが自己紹介する。
節分の『豆まき』の歌を、手作りの赤鬼・緑鬼の口をパクパク動かしながら唄う。
*〔紙芝居〕『つのがきえたあかおに』を行う(紙芝居の木枠使用)。
*〔触れる感じる〕節分に合わせて、大豆・黒豆”触って” ”嗅いで” ”聞いて”頂く。
折り紙の”鬼”(赤・青・黄・水色・オレンジ)を、三色くらいから選んでもらい、プレゼントした。

大豆・黒豆は、[そのまま][ビニールの袋に入れる][布袋に入れる]を準備して、”触れて”頂きました
また、炒った豆を”嗅いで”頂きました


【活動の様子】
〔紙芝居〕
・第3病棟担当のメンバーから紙芝居をとても楽しまれると聞いていた通り、熱心に耳を傾けておられるように感じました。
・ショートスティの初めての方も、手を振ると、手を振り返してくださり、笑顔で聞いてくださっていました。
〔触れる感じる〕
・お一人お一人の所へ行って、お名前を呼ばせて頂きながら行いました。
・手の甲や、手の平、またお好きな場所(顎や頰)で、転がしたり当てたりして感じて頂きました。
・大豆や黒豆の入った袋の中に直接手を入れて、触って頂いたりもしました。
・豆の袋を、思い切り握ったり、指を動かして感じたり、パスのように渡して来られたりと反応は様々だった。
・ビニール袋を左右に動かしてザザーと鳴る音を、楽しまれるように聴いておられる方もおられた。
・豆の臭いは、顔を背けられたりと、好まれない方が多かったようだ。
「も~いらないです」と言われているように、手の平をこちらに向けられ方もおられた。
<その他>
プレゼントの鬼は、目の前に3色並べた中から、視線で教えてくださったり、手を伸ばされたりして選んで頂きました。
また、目がご不自由な方は、3色をそれぞれ触った後に、黄色を選ばれたように感じました。


【活動の感想】
・今回は前回にも増して、私たちの事を覚えて頂いているなと感じて、とても嬉しかったです
・活動は短い時間ですが、これからも、ひとつひとつ、ゆっくりゆっくり、丁寧に丁寧に、関わらせて頂こうと思います。
目が不自由な方ベットに臥床されてる方は、紙芝居の絵も見にくいので、もっと工夫したいと思いました。
・次回から”さいわい”メンバーとして、第2病棟の活動に加わるアンにも手を貸してもらえてよかった。



第3病棟

担当:たえ、しげよ

今回の第3病棟は、職員さんが、節分の豆まき行事を行うので、豆まきの前に、絵本を一冊読んで欲しいとのご希望でした。
職員さんと一緒に、クレヨンさん、ガンバさん、ラッコさん、にじさんの4グループさんを回らせて頂きました

今回も事前に連絡を頂いていたので、担当で相談して『鬼さんこちら手の鳴るほうへ』という絵本を持参ました
のぶどう、い雪、色のトウモロコシ‥‥の色に混じって隠れている”鬼”を見つけるという、とても面白い絵本です。


【活動の内容】
絵本『鬼さんこちら手の鳴るほうへ』を読む。
印象的な”挿絵”なので、ページをめくる毎に、お一人お一人の側まで行って、近くで 絵を楽しんで頂くようにする
職員さんによる、節分の豆まき行事。

鬼のお面をつけ、新聞紙で作った金棒を持った職員さん達が出て来られました
そして、利用者さんお一人お一人のところで、「鬼は外、福は内」と言われ、
利用者さんが、鬼に向けて、”新聞紙でできたボール”や”柔らかいボール”を投げられておられました。
職員さんが「これで一年無事に過ごせますね」と、お一人お一人に声をかけられておられました


【活動の様子】
・絵本を、利用者さんの近くで読ませて頂いたので、ページ毎の利用者さんの反応がよく分かった気がする。
・絵本では、特に、赤い色やピンクなど、はっきりした色の時に反応される方が、多かったように思う。
・絵本を、他の利用者さんの所に行って読んでいても、体をねじって、声を追っておられるような方もおられた。
・初めて入られせて頂いた、にじグループさんには、じっとされている重度の方々がおられました。
でも、職員さんが『声や音は聞いておられるので〜』と教えてくださったので、楽しんで頂きたいと思いながら本を読みました。
・鬼役の職員さんも、付き添われていた職員さんも、心から丁寧に、利用者さんお一人お一人と楽しく関わっておられました。
その時間を本当に楽しんでもらおうとされていて、本当に、素晴らしいな〜と思いました


【活動の感想】
・病棟長さんから「今日はにじさんに入ってもらって、これからはどのグループさんに入ってもらってもいいと思います。」と、
言って頂けて、少しずつだけれども、信頼して頂けるような活動になってきているのかな〜と思った。
・今回、絵本を楽しんでもらおう、鬼さんとの豆まきを楽しんでもらおうと、そればかりに捉われていたように思う。
まだまだ、自分のやる事に気持ちが向かってしまっていて、これからはもっと、利用者さんの思いを感じれるようになりたい。





活動が重なっていくに連れて、利用者さんのことを知っていけているようで、とても嬉しいです。
また、利用者さんお一人お一人に向けられている、職員さん達の”暖かく”て誠実な心も、さらに感じるようになりました。

今回私たちは、自然に、一つ一つの病棟の活動内容に対して、全員で意見を出し合うようになりました
後で考えると、これは本当にとても嬉しいことです。
これも活動の度に、職員さん達が、利用者さん達に向けておられる”気持ち”や”姿勢”に、触れさせて頂いているお陰だと思います

今月から、第三木曜日の第2病棟の活動にアンが加わることになり、今回、見学に加わりました。
7人になったメンバーで、ますます充実した活動にしていきたいと思っています。

どうぞ、びわこ学園の利用者さん職員さんよろしくお願いします