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福祉施設やイベントで活動する ” ボランティア グループ ”
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門松作り〜竹の準備

2019-01-06 | さいわい匠
12月末のエクセレント東山での門松作りに、先立ち、材料として欠かせない、竹を準備しました。
なるだけ青々とした瑞々しいを、活動の日に持参したかったので、活動日の三日前に行いました。


今回、私たちは、門松には、ぜひとも自然の竹を使いたいと思っていました。
だた、次のことから、私たちだけでは難しいと判断して、ヘルプをお願いすることにしました

・竹は節があり、稈(カン)と呼ばれる茎の部分も固く、簡単には切れない
・一つの門松には、竹を三本使うので、竹が大量に必要である。

私たちの願いを叶えるために、協力してくださったのは、Mさんご夫婦Kさんです
さいわいからは、活動担当のまさよエイミー、そしてたえさいはも参加しました。



竹の切り出し

まずは、竹やぶに入り、ノコギリやカマ等で竹を切ることから開始です

一本一本の竹には、細い枝がたくさんついていて絡まり、それを切り落とすことも必要でした。

何しろ、みんなで、無我夢中で作業しました



細かい枝を引き落とす

切り出した大量の竹を、Mさん宅に運びました。
今回も、お花台作成に引き続き、Mさん宅のお庭で作業させて頂きました

まず、竹の節から生えている、細い枝を、きれいに切り落としていきました。

利用者さんが実際に触られる竹ですから、ささくれたような部分は無くす必要があります。

一本一本、手に取り、滑らかになったかどうか確認するように、丁寧に作業を続けて頂きました



竹の長さを揃える

最後に、予定している門松にちょうど良い長さに切り揃えて頂きました。

ここは電動ノコギリが大活躍の工程でした

門松らしい切り口も、一本一本、ヤスリやハサミで滑らかにしました



準備完了

同じような太さの竹を、三本組にして、準備完了です





私たちの願いに応えて力を貸してくださったMさんご夫婦Kさん
本当に、ありがとうございました。


気軽にお願いしてしまったのですが、作業を始めてみると、とても大変で…
でも、私たちをリードして進めながら、利用者さんが触られることを気遣いとても丁寧に作業を続けてくださいました

皆さんのお陰で、利用者さんお一人お一人に、門松を作って頂くことができました。
自然の竹を使ったからこその、お正月らしい重厚さを加えることができたと思います





エクセレント東山 -2018/12/26

2019-01-06 |  ├エクセレント東山

あと数日でお正月を迎えるという、12月下旬に、エクセレント東山の第十四回目となる活動を行いました。

去年は同じ時期に扇子のお正月飾りを、利用者さんと一緒に作らせて頂きました。
今年は、お正月を幸せな気持ちで迎えて頂きたいという願いから、門松を作って頂くことにしました

門松は、新しい年の幸せもたらす年神様を迎え入れる飾りと言われているそうです。
その門松を作って頂きながら、喜び満足感をいっぱい味わって頂きたいと、次のこと大切にしたいと思いました。

・実物の門松飾りを感じて頂けるよう、自然の竹と葉牡丹を使う。
・前回の活動の反省を受けて、作業のハードルをあげて、利用者さんの達成感を大きくする



今回、どうしても自然の竹を使いたいと思いました。
その私たちの願いを叶えてくださったのは、先日の花台作りにご尽力くださったMさんご夫婦と、Kさんです。
その様子は、次のブログで紹介しています。本当に、ありがとうございました


今回は、エイミーとまさよが担当しました。



門松作り


準備した材料〜基本的部分用

門松の基本的な部分は、葉牡丹・牛乳パック・土で作ることにしました。



準備した材料〜飾り用

お正月飾り (折り紙の鶴・扇を竹串に付けておいたもの)
ポンポン竹串 (餅玉飾りを作る)
水引き (赤・金・銀の三色の円形)
金色の折り紙
牛乳パックの周りに飾る紐




自然と触れ合う 〜クロッカス・竹・葉牡丹〜

10月の活動で、皆さんに植えて頂いたクロッカスが出てきました
成長の様子を実際に見て頂きたいと、中庭のプランターを、きれいに拭いて、お部屋の中に入れました。

小さな小さなを見て「あぁ、ホンマや。がでているね。かわいいねぇ」と喜んで頂けました

門松を作る葉牡丹を触って頂きました。

を触られて・・・「うわぁ~冷たいんやなぁ、冷蔵庫に入ってたみたいや」
葉牡丹に・・「葉っぱ、意外と分厚いんやねぇ」など、触られた素直な実感を表現してくださいました。


基本的な部分を作る

次の順番で、作業を進めて頂きました。
(1)”牛乳パック”に、金色の折り紙を貼る。
(2)”牛乳パック”に、竹・葉牡丹を置き、その隙間にを入れる。

園芸活動の時のように、慣れた手つきで、土を入れて、竹と松葉牡丹を飾る方もおられました
また、ご不自由な手で支えながら、土を入れてくださる方もおられました


飾り付け

竹串にポンポンを付けて、餅玉飾りを作り、それを飾って頂いたり

の飾りを「どこに置こうかな~」「ここに置いたらバランスが良いねぇ」と一つ一つ工夫しながら飾って頂いたり

赤・金・銀の水引きを好きなところに貼って、牛乳パックの周りをで結んだら完成です



門 松 完 成

とても華やかな手作りの門松が出来上がりました

利用者さん”それぞれ”が選ばれる、飾りの色や数飾り付け方などで、違った趣があります

お正月を前に、利用者さんのとても満足されたような嬉しそうな笑顔に、私たちも幸せを頂きました



余裕がある利用者さんへ
今回、門松のクラフトを早く終えられた方が数名おられ、待って頂く間に、折り紙でを折って頂きました。

始めは少し戸惑っておられましたが、徐々に折り方を思い出され、ご自分でどんどん折り進んでいかれました



~今日の中庭~

寒さが増す中でも、お花がどんどん増えています

お庭にも門松飾りを置きました お庭がいっぺんにお正月らしくなりました

牛乳パックに植えていたチューリップが出てきました 
牛乳パックが水はけが良くなく、球根が腐るかもれないため、プランターに植え替えました。

 


今回も掲示を作成させて頂きました。



今月の季節の掲示です。
鶴、富士山、鏡餅、こま、羽根つき、だるま・・・お正月らしい飾りにしました

折り紙は、皆さんに喜んで頂けるかな〜とワクワクしながら、折らせて頂きました



活 動 後 記


エクセレント東山での活動も二年目に入り、今回、2回目の年の瀬となりました。
私たちは、クラフトとして門松作りを選び、そして、少し難しい作業工程を加えました。

利用者さん達は、少し難しいかな‥という作業も、手元を見つめながら、集中して、一つ一つ丁寧に行われていました
身体のある部分が不自由であっても、何とか自分の門松を作ろう、飾ろうと、一心に取り組んでおられました

そして難しい作業を含む工程を経て、完成されると、利用者さんは、とても嬉しそうな満足そうな笑顔をされていました

今回も、こうして見せて頂く利用者さんの姿に、私たちは感動しながら、よかったな〜という充実感を頂きました



今回の活動で、次の二つの、嬉しいことがありましたので記させて頂きます。

利用者さんに言われた言葉。

「色んな色を見せてもらえるのは、感覚が研ぎ澄まされるからありがたいわ~」

私たちは、毎回、利用者さんにバラエティ豊かな、感覚を使って頂きたいと、みんなで話し合います。
そのために、色々な色も取り入れるようにしています。
今回も、折り紙ポンポンなどで、白・緑・紫・赤・青・金・銀・ピンクの色を使いました。
それを、利用者さんご自身が、意識されるくらい、楽しんでおられることを知って、とても嬉しいかったです

予定していなかった臨機応変な対応ができたこと。

今回、比較的元気な利用者さんが多い1階で、門松作りを早く終えられた方々に、折り紙を折って頂きました。
私たちは、いつも、臨機応変な対応ができるようになろうと話し合っています。
これは、メンバーの一人が、機転を利かせて取った行動ですが、”さいわい”全体として、この対応ができたことが心から嬉しいです

そしてまた、意思の疎通が難しい利用者さんが、少しお手伝いしただけで、ご自分で折り進まれて完成されました。
折り紙の”鶴”は、日本ではとてもポピュラーなものですから、利用者さんも昔々に折られたことがあるのだと思います。
素直に「すごいな〜」と感じながら、人が持つ潜在的な力を見たような気がしています。今後の活動に繋げていきたいです。




職員の皆様、今年一年、さいわいの活動にご理解とお力添えを頂き、本当にありがとうございました

一月はお休みさせて頂き、二月より、気持ち新たに、1ヶ月に一度の僅かな時間に関わらせて頂く、
私たちだからこそできる貢献を求めて力を尽くしていきたいと思います。
どうぞ、よろしくお願い致します