期待して観ていたのですが、ちょっと踏み込み不足でした。
もっとも、秀行先生を語るに、この番組のカラーでは無理があるのかもしれません。国谷キャスターは、おそらく囲碁を知らない。「19×19路の盤上に、10の360乗の可能性を秘めた囲碁」と紹介すると、あとはどう続けていいものやら、、、とても付け焼き刃の知識では難しすぎる気がします。
ゲストで登場の武宮正樹九段。生放送だったんでしょうね、ちょっと緊 . . . 本文を読む
本因坊道策の打ち碁集「碁神道策」を買い、1局ずつ並べはじめてから1年あまり、ようやく「ワンクール」終えようとしています。
もちろん、ただ並べているだけなので、それですぐ実力がつくというわけではありませんが、数多く並べているだけでも、「門前の小僧習わぬ経を読む」のたぐいで、知らず知らずのうちに、似たような着手に思いが至るようになってきました。それだけでも嬉しいことです。
なるほど、そういうふうに . . . 本文を読む
囲碁名誉棋聖の藤沢秀行(本名:保)九段が、今朝亡くなりました。享年83歳。また一人、「碁打ち」がこの世を去りました。
将棋なら升田幸三、囲碁なら藤沢秀行。ともに破天荒な勝負師としての生き方を貫き通した「天才」でした。将棋では大山康晴、囲碁では坂田栄男という、それぞれの道でさらに大きな実績を残した名人がおりますが、ちょうど、野球でいうなら、王貞治のような人たちです。それに比べ、升田・藤沢は、天才肌 . . . 本文を読む
李沂修(リ・イシュウ)棋士が、7段に飛び昇段しました。平成16年夏季試験で入段、以後も、18年二段・19年三段・20年四段・21年五段とトントン拍子に昇段を果たし、同年に(つまり今年)棋聖戦リーグ入りを成し遂げて、晴れて七段になったのです。
これで、師匠・潘善琪七段と段位の上では並びました。師匠といってもまだ独身の若い潘七段ですが、こちらも竜星戦で快進撃を続けていて、一層の活躍が期待されています . . . 本文を読む
最近目にした記事で、これが一番可笑しかったので紹介します。
将棋界の奇才、加藤一二三九段。対局の日は、昼も夕も、食事は「うな重」だとか。また、対局中にはよくバナナを食べるらしく、それもひと房を丸ごと・・・1本ずつもがずに、皮をむいて食べてしまうのだそうです。
これだけで十分可笑しいのですが、エピソードの中で私が一番笑ってしまった話がコレ。
部屋の引き出しに数十個の電気カミソリが入っているとの . . . 本文を読む
羽根直樹九段が、3連敗のあと4連勝の快挙で、本因坊を奪取しました。今期、本因坊挑戦手合の直前まで絶好調といわれていたのが、出だしの3連敗で暗雲立ちこめてしまい、この先どうなるのかと思われたのも杞憂、あれよあれよの4連勝。初の本因坊位に就きました。おめでとうございます。
ずいぶん前ですが、まだ直樹本因坊が小さかった頃、父上の泰正九段が大活躍された時代に、おじいさんが中部総本部主催の囲碁セミナーへ参 . . . 本文を読む
本因坊戦がついに最終局までもつれ込みました。高尾秀紳本因坊が3連勝したときは、このままストレートで防衛かと思われましたが、なんの、そこからの羽根直樹九段の巻き返しがすごかった。3連勝でお返しして、むしろ勢いは羽根九段にある感じです。握り直しての決戦は連休明け、まもなくです。どちらが黒番を握るか、そこらへんから流れが決まっていきそうな予感がします。
秀紳(しゅうしん)と号したのは本因坊3連覇した昨 . . . 本文を読む
このところ世界戦では結果を残せていない日本人棋士たちに、「パブロフの犬」の如く叱咤激励・・・ではなく、悪口雑言を繰り返すアマ棋客。芝居小屋での「木戸銭返せ~!」じゃあるまいし、「タイトル料を返上せよ!」などは、まったくおかど違いとしか言いようがありません。ま、気持ちは理解できなくもないのですが、あまりに感情論に偏りすぎているような気がします。
例えばゴルフ。プロの卓越したプレーを眺めていると、今 . . . 本文を読む
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黒先白死
藍染めの「のれん」に染め抜かれた詰碁を見せられ、形が単純なだけに簡単な問題なんだろうと高をくくったのですが、なかなかのくせ者で、一週間くらい頭の中で悪戦苦闘いたしました。
コウにしないための工夫が大変。白の応手がなんともネチっこく、しらみつぶしに考えるのです . . . 本文を読む
本来ならば「将棋の道」とせねばならないところですが、私の将棋歴がとても「道」と呼べるようなところを歩んで来ていないもので、囲碁の道をバイパスに使わせてもらいます。
羽生善治、Atokでも一発で変換してくれるほどの有名人です。将棋の天才といってもよいでしょう。「ハブ」と読みます。私の地元では「ハニュウ」という読みの人しか知りませんが、生誕地の八王子には「ハブ」のほうが多いのかもしれませんね。
森 . . . 本文を読む
2年前の正月に、となりの長岡市医師会の新春囲碁大会に飛び入り参加し、思いがけなく優勝したことがありました。優勝のご褒美に、なんと機関誌「ぼんじゅーる」に寄稿させてあげる、というのですが・・・なんのことはない、優勝者のノルマにさせられただけのこと。しまった!と思った時はすでに遅く、月末までに原稿提出させられたのでした。
ブログを始めた直後ということもあり、そのときの原稿をここに載せることなど思いも . . . 本文を読む
これは囲碁用語なので、「ではいりひゃくめ」などと読まれては何のことやら分かりません。
「でいりひゃくもく」です。
昨晩は、毎月恒例の長岡での囲碁のお稽古でした。今年最初の指導碁は、いつものK七段です。絶対に手加減などしてくれない、我々にとっては「難敵」のプロです。年頭から全員揃って討ち死にしました。トホホ。。
盤面を言葉だけで説明するのは難しくて、囲碁を知らない人にはちんぷんかんぷんとは思い . . . 本文を読む
囲碁の神童といわれたが親に泣かれて、やむなく医者になっちゃったけど、こっちが幸せだった・・・なんて話じゃありませんよ。
昨日は、おとなりの長岡市で、囲碁名人戦第一戦の前夜祭が開かれました。
夕方6時開宴ということでしたので、めったなことではお目にかかれない有名棋士が大勢訪れると聞いていましたから、ここは思い切って診療を一時間早めに終わらせて、新幹線に飛び乗りました。
長岡駅までは一駅ですから、 . . . 本文を読む
初めての試みですが、経線とマルをつかって碁盤を載せてみました。
ちょっと感動的な詰碁の問題に出会ったもので。囲碁をご存知ない方にはスミマセン。
【白先黒死】
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詰碁の場合、まず「急所」に置いてみるか、外からツメてみるか、になります。
この問題 . . . 本文を読む
将棋連盟の米長会長のブログに載っていた詰将棋、その記事によれば、プロ棋士が何人か集まっていたにもかかわらず、20分経っても解けなかったとのこと。
作者は、往年の(というと失礼か)アマ強豪のS氏です。駒の配置はシンプルで、実戦に現れそうな形でした。こういうのはつくり物っぽくないので、見た目も美しい。ま、詰将棋がそもそも創作ですから、つくり物っぽくなくてもつくり物には違いないのですが。
名だたる棋 . . . 本文を読む