昨夜は、「おもやみ」な夜間救急当番の仕事の後に楽しみにしていたのが、NHKの「プロフェッショナル」。ちょっとスタイルは変わったのですが、「プロジェクトX」の後継番組です。
タイトルが、「直感は経験で磨く」。主役は、将棋の羽生善治3冠。35歳。ここは「囲碁の道」のカテですが、ま、同じ伝統文化ということで加えました。
東京、渋谷駅。朝の混雑する電車で下りた羽生(以下敬称略)は、スーツにコートのあり . . . 本文を読む
今挑戦手合いの真っ最中にある囲碁本因坊戦ですが、挑戦者の山田規三生九段は、本因坊リーグで同率プレーオフを勝ち抜いてここまで来ました。
今回は変則2段階プレーオフになったのですが、その理由は、新規参加2名と残留1名が相星になり、リーグ内の順位の関係からまず新規参加の2名が対戦し、勝者が残留者と最終戦を行うというツーステップのプレーオフになったからです。山田九段は新規参加のため計2回勝ち抜いて挑戦者 . . . 本文を読む
竹田くん、といっても旧知の間柄ではありませんし、「コント山口君と竹田君」の竹田くんでもありません。将来の囲碁棋士、竹田和正くんです。
竹田くんは新潟市の小学5年生。初めて会ったのは、数カ月前のこと。長岡での定例指導碁会へ出かけたら、いつものメンバーに混じって長髪の小学生がチョコンと座っていました。
両脇に並んでプロの指導碁を受けている大人たちと較べて、着手のしぐさのひとつひとつが「ちび玉」のよ . . . 本文を読む
今朝の毎日新聞の「アサッテ君」の漫画。
山田君ちのおばあちゃんは、三段腹(漫画の中でも三段にくびれていた)
おとなりさんのおばちゃんは、二段腹(同じく二段にくびれていた)
オチですが・・・
ママは?
初段腹(照れながらお腹をさする・・・見れば、一段でくびれのない出っ腹)
これ、囲碁・将棋、ないしは書道ソロバンの道に通じないとツウジナイ。
サトウ・サンペイさん、道に通じているらしい。(^ . . . 本文を読む
おとといの夜、夜間救急当番で医師会館へ出かけたのですが、この時期は意外に客足が少なく・・・というか、急に具合が悪くなる患者さんがいないようで、ヒマな2時間を過ごしました。ま、これはこれで喜ばしいことなんですけどね。
それで、時間つぶしにテレビを観ていました。我が家にはないケーブルテレビが入っていて、そっちへ切り替えると、案の定、ゴルフ番組に繋がっていました。きっと昨日の先生はこれをご覧になってい . . . 本文を読む
毎月囲碁のお稽古に通っていることは、毎度ここでもお知らせしていますが、最近、パソコンの将棋ソフトにもちょっとハマりつつあるんです。
もとはといえば、小学校低学年から指せましたから、囲碁よりも将棋のとのつきあいのほうが長い。「本将棋」が指せるというだけで、当時の悪ガキのなかでは一目置かれていたように思います。たいていは「はさみ将棋」とか「まわり将棋」、「どろぼう将棋」なんてのを、将棋の駒と盤をつか . . . 本文を読む
伊東ゆかりなら「小指の思い出」ですが、私のは「イビキの思い出」。(^^ゞ
「囲碁サマーカーニバルin志賀高原」は、「~in軽井沢」と銘打っていた頃から通算して、今年で22回を数える囲碁の祭典です。
運営を日本棋院長野県本部が行っており、私が最初に参加したのは、確か第6回。続く第7回をサボったら、なんだか恋しくなって、それから数回続けて参加。その間、第10回の記念イベントでは、Tシャツを無料で貰っ . . . 本文を読む
囲碁を知らない方には「なんのことやら?」という話題でスミマセン。
昨晩、新しい囲碁本因坊が誕生したのです。これは囲碁界で最も歴史あるタイトルなのですが、これまで張栩本因坊が2連覇していました。
今回は、初のリーグ入りを果たした高尾紳路八段が挑戦者に名乗りを上げ、3連勝のあと1敗はしたものの、昨晩ついにタイトルを奪取しました。最後は「半目勝ち」という、最も僅差での勝利でした。
刻々と終局に向かう間 . . . 本文を読む
将棋名人戦で、森内名人が4勝3敗で挑戦者羽生四冠を下し、初防衛を果たしました。共に34歳の、今将棋界で最も強い世代の棋士です。
囲碁を覚えた学生時代より、遙か昔から将棋は知っていました。まあ、今ほど遊びに幅がない時代の、メンコやビー玉よりはちょっぴり背伸びした「大人のたしなみ」でしたが、誰に手ほどきを受けたわけでもなし、見よう見まねで覚えて、定跡も知らずに、居玉のまま、闇雲に「棒銀」で戦い続けて . . . 本文を読む
囲碁棋聖戦(読売新聞社主催)の挑戦手合7番勝負が、昨日終わりました。
最終第7局まで持ち込まれた大熱戦でしたが、握り直して先番を当てた羽根棋聖が4目半を余して勝利を得ました。
日本の囲碁界の序列は、タイトルの賞金額が大きいもの順に決まります。目下、棋聖戦が最高賞金額。なので、序列1位は羽根棋聖、ということになります。実際には、名人・本因坊・王座と3冠を保持している張栩九段が第一人者ということに . . . 本文を読む
昨晩11時から、NHK総合の「にんげんドキュメント」に、藤沢秀行名誉棋聖と夫人が登場いたしました。
その「飲む・打つ・買う」の三拍子そろった生き様は、おカタいNHKでさえ、その一部を公開しないことには見えて来ません。自叙伝の新書本も出ていて、前に読んだのですが、テレビよりももっと赤裸々で(当然でしょうけど)、う~ん、こりゃすごいや、と思いました。家に帰らない、外に隠し子が何人もいる(全部把握して . . . 本文を読む
昨日は、午後から長岡市へ出かけました。
長岡市医師会の新年囲碁大会へ、飛び入りで参加してきました。
毎月1回指導碁受けているメンバーから、時間があったら来ないかと誘われていましたので、せっかくなので加えてもらうことにしたのです。
かつては大勢囲碁を打つ医者がいたものですが、麻雀もしかり、今どきはトレンドじゃないんですね、すっかりすたれてしまった感があり、ここでも新規参加者はほとんどいないのだそう . . . 本文を読む
こういう比較話は他でも多くなされているでしょうから、今回はクドい話はなしで、つれづれなるままの雑感を。
犬と猫。。。犬は、ワンワン。猫は、ニャーニャー。
ピアノとバイオリン。。。ピアノは、犬。バイオリンは、猫。
美術と音楽。。。絵は、表現が残る芸術。音楽は、印象が残る芸術。
そして、
囲碁と将棋。。。囲碁は、石が盤上にとどまる。将棋は、駒が盤上をうごく。
囲碁は、80%の「良い手」の持続が . . . 本文を読む
何にせよ、芸の道にはその習得のレベルに応じて「肩書き」が与えられており、そのヒエラルキーがいわばステータスともいえるわけです。平たく言うなら、序列の上の方に位置することで、それ相応の賞賛を得られる。そういうことなんでしょうが、ま、所詮住む世界が狭く認知度が低いために、なかなかその「有りがたみ」というのが理解されないんですね。冷静に考えれば、私だって5段なるものでもって何か大変得をしたことがあるわけ . . . 本文を読む
もう何年にも渡って、月に一度、長岡市でプロ棋士に指導碁を打って頂いています。
仕事を終えてから新幹線に飛び乗り、夕食もとらずに(たまに駅の立ち食いそばで済まします)長岡大和デパート前の支部道場に駆けつけるわけです。東京から新進気鋭の若手プロ棋士が1名、それを囲んで我らザル碁どもが他面打ちで指導を仰ぐのですが、仲間は目下8人。全員が揃うことはマレなので、だいたい3面打ちを2クールやると良い時間になり . . . 本文を読む