

そこは南国のこと。日毎に春の訪れの予感が…
先日はこの地域での風物詩とも言える、畦焼きがありました。
陽だまりにホトケノザも咲き、コブシはとっくに蕾をふくらませはじめていますし

この時期になると「啓蟄(けいちつ)」という言葉が浮かびますね。
啓は「ひらく」、蟄は「土中で冬ごもりしている虫」の意味。
大地が暖まり冬眠していた虫が春の訪れを感じて、穴から出てくる頃のこと

調べてみますと3月5~6日頃で、
日本人が「さぁ働くぞ!」と意気込み始める日のこと、ともありました。
まだまだコタツから足が抜けない寒さではありますが、
よし

今週は墨の香りも気高く、書道展を開催中です。
第43回 「西都地区書初め展」
併設:「西都市書道協会会員展」
展示期間:1月21日(火)~1月26日(日)
開館時間:10時~17時 (最終日は16時まで)



お弟子さんである小中学生の作品を展示してあります。
生徒の作品は市内の各小中学校のほとんどと、近辺の学校から勢揃い。
毎年1月は心新たに書初めをするのですね



市長賞や特選などの作品も沢山。


近づいて一字一字を目でなぞってしまうほどの美しさに



佐藤瑞石(西都市書道協会会長)・長友瑞枝(星苑)・緒方美津子(梅香)
橋口喜久代(玉舟)・野上梨奈 の皆さん

釈文に「世俗の利害から離れる」とありました。


池塘(ちとう)とは池のつつみのこと、と聞きました。
釈文には「池塘春草を生む」と。


今回は句に挑戦しました、と緒方さん。

「心が落ち着かなかったり、気持ちに余裕がなかったり…そんなとき書くと
行間が詰まったり、うまく書けないものですよ」
「行き詰まって書くのをやめていると、やがて無性に書きたくなるのです」
「忙しくて筆を執ることが出来ないと、書きたくて書きたくて」
書に悩み、また書に救われ。
恋人のようなものでしょうか…
生きる支えなのでしょうか…
「紙の厚さや質などで仕上がりも違ってきます。
墨も生きているんですね~」と話して下さいました





























次回の展示会のお知らせ
展示会名 : 西都市美術協会 小品展
展示期間 : 1月28日(火)~2月2(日)
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