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地域密着度№1を目指す農耕型経営の不動産二代目社長の日記

中古マンション市場について

2011年01月24日 23時14分41秒 | 日記
中古マンション市場における不動産業者のいい加減さは目に余るものがあります。

中古市場は個人の資産を売却する際に不動産業者が依頼を受けて、媒介契約を締結。媒介契約の種類に応じて拘束力などがことなります。

一、一般媒介契約
二、専任媒介契約
三、専属専任媒介契約

上記のうち一般媒介契約以外は依頼できる不動産業者は一社のみです。また専任媒介契約については2週間に一度、専属専任媒介契約については1週間に一度報告書を提出することが義務付けられています。

もともと新築でマンションを販売しているような会社は同系に仲介業者も有しており、中古マンションの多くも依頼されてます。

そして、一般媒介契約以外はレインズと言って、ほかの不動産業者が閲覧できる情報のサイトに登録しなくてはいけません。

この登録された情報をいつもつぶさにチェックして物件確認を行うのですが、同業者の確認電話だとわかると急に電話口のトーンが下がるのは、この業界にたずさわる者の倫理観の低さに他なりません。


いい加減さが目に余るとは、登録する義務は果たしても、物件の確認をすると・・・

『話が入ってます』だとか『担当者がいないから分からない』など、、ひどい営業マンになると3分前に登録されたばかりなのに『終わりました』などと平気で言う者いる。なぜ彼らは確認事態を迷惑と受けるのか、また明らかに終わっていない若しくは話も入っていないにも関わらず、“商談中”や“成約しました”などと言うのか?

手数料の問題です。

売却を依頼された不動産業者は自分のお客さんで物件を決めれば、依頼主・買主双方から仲介手数料をもらえるからです。自分の資産売却を依頼した売主さんにとっては、全くなんのメリットもありません。メリットどころかデメリットさえあります。その情報が解放されていれば、早く売却できたかもしれない、より広い範囲で情報を広めることでより良い購入者に恵まれたかもしれない。そういう機会をつぶしてしまう鎖国です。

政治の話は避けますが、ある党が『不動産業界における仲介手数料両手の禁止』なるホニャラカヲを出して、不動産業界から猛反発をうけました。私もその当時は何を言っているんだ!と思っていましたが・・・不動産業界が社会的地位を向上させる為にも、また依頼者や購入者にとって公正で透明性のある不動産取引をすることが社会通念上望まれていることであれば、私はそれもアリかな?と考えます。

もっともっと開かれた市場が今は求められていると思います。この業界に対する根強い不信感の元は、そうした閉ざされた情報の中でうまくやり込められた感がどうしてもぬぐえない状況を自ら作り出している、私ども業界の体質に問題があります。お客様に本当に喜ばれる仕事、小さい子供が憧れをいだくような職業にしていきたいものです。


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