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地域密着度№1を目指す農耕型経営の不動産二代目社長の日記

瑕疵("かし”と読む)のつづき

2009年11月03日 23時03分16秒 | 日記
皆さんこんばんは。

現在新築住宅には

『住宅の品質確保の促進等に関する法律』なるものが適用されるため、


住宅の基本構造部分、
基礎・柱・梁(はり)・屋根など、住宅の構造耐力上主要な部分、
雨水の浸入を防止する部分については、
引渡しから10年間瑕疵担保の責任を負う事になっております。



これは建物が完成してからではわからなくなってしまう部分で、

家の骨格をなす極めて重要な部分です。


そもそも基礎も柱も梁も屋根も、そこに瑕疵が存在してしまう状況など現在ありえるのでしょうか
基本的にそこに携わる人たちが真面目に取り組んでいれば起こり得ないものです
また真剣に取り組んでいれば『コレはおかしい!』と気づいて伝達されるわけなので、
大事件には発展しないものです

しかし残念ながらとりわけ建売業界市場はたしかにひどかったのです。


5年ほど前に某大手不動産建売事業主が13棟くらいの現場で、

『引き渡してから早々に家が傾いている!』

との苦情

私は一年後にその現場を訪れましたが、鳥肌がたったことを今でも覚えています

家の軒(のき)と軒が、ゴッチンコしていした。

電柱もありえないくらい傾いている。怖かったです

しかも空き家も目立ち(まぁ見ていて傾きがすぐ判るぐらいですから、当然住めないでしょうが)
ゴーストタウン状態
さらに天気も悪く暗くどんよりとしていたので、尚更でした



実は、ココを手がける大工さんたちが仲間内で密かに話していたことがあったのですが・・
『基礎からかたむいているべ・・』

大工さんも気づいていながら言わなかったのか・・
伝えたけれども取り扱われなかった・・それは分かりませんが


過去にそう言う事件があったからこそ保証も義務化されてきたことなのですが・・
もちろん絶対ない!などと言える根拠もないため、
万が一そういう状態になってしまった場合には補償されるようになっています。

業界全体としてもいい方向にむかっていることとは思いますが、

まだまだ足りないことも事実です。

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