埼京さん^^いらっしゃ~い

地域密着度№1を目指す農耕型経営の不動産二代目社長の日記

建物完成披露会

2016年03月27日 13時24分07秒 | 日記

南道路に広く面し堂々とした風格さえ漂う弊社分譲住宅

3月26日(土)
ようやく完成した辻2丁目の弊社分譲住宅。この週末に建物完成披露会を開催したわけである。地元辻であるだけに行き交う人に知り合いも多く、外で庭木に水やりなどをしていると良く声をかけていただくのである。営業が契約やご案内などアポイントで埋まっているため、私が現場待機と相成ったわけである。

 わが社が手がける分譲住宅は2種。

そのうちの一つが今回現場待機しているパナソニック電工(株)が開発したテクノストラクチャー工法を採用した家である。注文をつけているのでわが社の注文建築であるのには変わりないが、ハイグレードな建売住宅と位置付けたい。

昨今の大地震における多大なる被害を充分に考えた上で「地震に強い家」すなわちお客様が安心して暮らせる家づくりを目指しているものである。また、使用する機材の統一化等により、品質の安定化・低コストでの建物供給を実現するべく努力を重ねている。私がこの会社に入ってきてから手掛けた分譲事業(昔ほんの少し手掛けたことがあったが仲介メインであった)であり、多くの職人さん方並びに工務店を見てきた中で、「ここなら組んでやっていける」と確信したのが当時入間市に構えており、テクノストラクチャー工法の(株)コヤノ建築事務所の柴崎(父)である。コヤノさんとこの設計を一手に引き受けている(有)西野設計事務所が設計を、施工は(株)コヤノ建築事務所が取りまとめ、管理総合プロヂュースは(有)埼京ホームが担う、3社一体となって30業種以上の職人が携わり一つの家をつくり上げているのが埼京ホームの家一つ目の注文建築である。

分譲住宅事業を始めるまでは、仲介の仕事を中心に行ってきたが、市場に売り出される建売新築分譲住宅には、使い勝手等あまり考えられていない、工夫もない家ばかりで、「あったらいいな」という思いを抱いてきたのである。出会えたご縁を大切に、これまでの経験を活かして、この地域に根ざすことを決めた方々に、もっと快適で使い勝手が良く、限られた敷地を有効に活用できる家を提供するべく、平成18年に分譲事業を開始したという経緯である。

Panasonic電工のテクノストラクチャーとは、木+鉄で建てる第三の工法
住まいの構造の中でも最も荷重を受ける梁の強度を高めること、それはそのまま住まい全体の強度を高めることにつながるわけである。災害や経年劣化によってたわみやすい梁に木材と鉄骨の複合梁「テクノビーム」を使い、地震や台風に強い家を実現できる工法がテクノストラクチャー工法(何かとネーミングにこだわるのは関西企業ならでは)。

テクノビームは木製梁に比べたわみが約1/4以下であり、長期荷重のたわみによる建具の開閉不良がほとんどなし。単なる壁量計算ではなく地震力・風速を加味した構造計算を一邸ごとに行うこと、震度7強の地震にも耐えうる強くバランスの良い構造であること。この設計では、家の自重や自身の水平荷重に対しての最適の基礎設計も行っている。この耐震性は、壁量を減らし実施した実大振動実験においても実証されている(家ごとガガガガガガーと揺らすもの)。骨組みだけの状態の時には圧巻のテクノストラクチャー。木の優しさを活かした安心の家を実現。

そしてこの土地。先代からお付き合いいただいていたもので、駐車場として管理させてもらっていた一部の土地を譲り受けた。地元名士の由緒正しき土地である。昔は畑であったこの土地の土壌非常に良いと植木職人高橋さんも言っていた。

でもテクノの重量は通常の木造より重い・・・という訳で地盤改良を行った。地盤補強工事はピュアパイル工法を採用。掘削装置を地盤中に回転圧入し、これを引き上げながらセメントミルクを充填することでセメントミルクからなる地中に柱を置き換えて築造し、杭状の補強材として利用する地盤補強工法。残土が少なく環境にも優しい工法(残土がでるとその処理にけっこうなお金がかかる)。32坪の土地に200mmの杭状補強を36ヶ所、屈強な地盤を確保したのでありました。

家族がもっとも多くの時間を共有するリビングダイニング。南道路に面し広い間口の贅沢な長方形を活かし、陽当たりや明るさを存分に体感していただきたいと考えたのである。温かな家庭を築いていただきたいという思いを最大公約数とし、リビングに大きな掃出し窓を配置、ダイニングとつなぐキッチンを半独立型の体面式にしました。また2階へと延びる階段はダイニングの奥側に配置し、適度に家族の存在を感じられるよう、外から帰ってきた子供の存在をしっかり確認できる導線を確保。

リビングin階段にありがちな水廻りがキッチンやリビングを通らなければならない状況を回避するため、玄関から直接洗面所→お風呂の同線は確保し、またトイレはリビングダイニングから一番遠いところに配置することで、トイレの音を気にすることなく生活できるように配慮した。

リビングに接する角には小さいながらも3帖の和室を配置。近頃では手入れのしやすさや価格の面などで安価な新建材に井草を取付けた畳が主流となる中、日本伝統の本当の畳の良さを実感していただけるように、藁床を用いた本物の畳を敷き詰めたのである(畳は白幡の星野畳店さん)。実際ゴロンと寝ころんでみるとその違いは歴然ながら、見た目だけではわからない藁床を使うには、やはり本物の良さを体感していただきたいと言う思いを込めたものである。

設備は全てPanasonic製で統一。Panasonicの考え方は手入れのしやすさ、お掃除のしやすさ。キッチンはラクシーナ、お風呂はオフローラ、洗面台はウツクシーズ、トイレはアラウーノと素材からして汚れが付きにくかったり、水を流すだけでお掃除機能がついていたりと、生活をより快適に楽に過ごせるような工夫が随所にちりばめられているのである(ネーミングに必ず『○○ー○』と伸ばすのが関西Panasonicの流儀なのか)。

広いリビングには大きなテレビが配置できるよう、設置される位置には大きな壁を意識し、LIXILのエコカラットを取付けました。エコカラットは、家と空気を美しくするインテリア建材として根強い人気があるもとイナックスの焼きタイル。日本の気候と相性のよい土壁のように、家の中の空気を吸って吐いて、季節を問わず快適な湿度を保ち、気になるニオイや有害な物質を低減していく優れものである。

クロスを貼ってしまって見えなくなってしまったが、この家に使用されている石膏ボードは通常出回っているタイガーボードをグレードアップしたシックハウス対策機能を加えたこれまた優れもの。新築やリフォーム直後、また新しい家具などから発生するホルムアルデヒドを短時間で吸収分解し、家族の健康を守りってくれるようである。家で過ごす時間が長い幼少期の子どもには住宅内の空気環境に特に配慮が必要とのこと。小さな子の場合、体重1kgの1日の呼吸量は大人の2倍にもなるらしい。

断熱は、住まいの温熱環境や、住む人の健康に影響を与える住まいづくりの重要なポイントであるだけに、床・壁・天井とそれぞれに適した断熱材を隙間なく敷き詰めて家を快適に保っている。シックハウスの原因の一つとなるホルムアルデヒドを材料に含まない健康断熱材アクリアを使用し、床には撥水処理を施した密度24Kボードタイプ80mm高性能グラスウールでm透湿性に優れ床合板の湿気を逃がしてくれます。壁には14K105mm、天井には14K155mmのグラスウールを施工。また開口部にあたる窓はLOW-Eガラスを使用し、断熱性能を高めているのである。

今回の家づくりに対する思いを噴き出してみるとツラツラと宣伝文句のようになってしまったが、長期優良住宅を取得し、より安心安全な家を提案していきたい。既にお家を持っている方も持っていない方も、また建て替えを検討している方も是非みていただきたいと思う次第。明日へと続く。


外構にもこだわりを持ってつくってみた。


JR中古の枕木で足元を固め、緑を多く残した駐車スペース


玄関真ん前のシンボルツリーはアオダモ。春の日差しに芽吹いてきた段階、つぼみ開くのが楽しみな一本である。


あせび。私も実物は初めてである。ピンク色の特徴的な花を咲かせている


中古枕木は厚川先輩のご実家あつかさんで仕入れてきた


高橋園さんの気合入り過ぎた植栽・・・。この後間引くことになった。


隣地の際に植えたキンモクセイが既に幹状態。かなり大きい


様相はばっちりであったのだが、少々盛り込みすぎたようであった。


今回初のシロモジ君。間引きの対象になったのである(泣)


駐車スペース左奥の常緑山法師・ポーチ際のシロモジ君・右側のキンモクセイとその隣のトキワマンサクの4本を間引いて配置をし直した次第。若干すっきりした現場は明日へと続く・・・。

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