皆さんこんばんは♪
2年の宮里です☺️
今回は、私の卒業レポートについて紹介していきたいと思います。
私の卒業レポートのテーマは『コロンビアの魅力と航空産業での安全を守る取り締まりへの強化』です✈️
航空産業において安全性は最も重要な要因であり、大きな課題の一つでもあります。そこで、私は母国であり世界最大のコカイン生産国になってしまっている南米コロンビアの首都にあるエルドラド国際空港の航空保安と日本の航空保安について調査を行いました。
世界最大のコカイン生産国になってしまっているコロンビアではありますが、世界中の国々と同様に魅力も多くあります。例えば、コロンビアは切り花の出荷量が世界2位の国で、母の日によく贈られるカーネーションに関しては、世界1位の輸出量を誇っています。また、コロンビアで多くのフェスティバルを行っていてその一つが毎年メデジンという都市で10日間にわたる『Feria de las flores 』 という花まつりです。コロンビアの美しい花々で国民・旅行者を楽しんでほしいという思いが込められています💐
そして、サンティアゴ・デ・カリという都市では『世界のサルサの首都』呼ばれるぐらい音楽に溢れています。毎年12月25日~30日になると60年以上続いているサルサの祭り『la feria de cali』が開かれます💃
次にコロンビアの航空保安について紹介したいと思います。私はエル・ドラド国際空港のセキュリティ対策、特に麻薬取締についてどのような対策が行われているか調査をしました。
コロンビアの空港では、各空港のターミナルに国家警察が麻薬対策総局を派遣し、違法な麻薬密売への道を遮断してきました。しかし、カルテルなどの犯罪組織は空港で目を光らせている麻薬対策総局に気づかれないよう年々コカイン密輸方法をさまざまな形へと変化させ続けています。例えば、体内に入れて持ち運ぶ方法がある。コカインのカプセルを飲み胃の中で密輸されるのが近年多く発見されています。また、女性の犯罪者に多くみられる方法としては妊娠を装いコカインを密輸する方法です。このように、犯罪者はずる賢い方法を考え何としてでも密輸させようとします。ですが、麻薬対策総局もそれに比例して年々システムを上げ空港内での違法持ち込み対策を強化してきています。
いくつかの保安検査方法を紹介していきたいと思います。1つ目は、ボディスキャナーという機械です。現在、日本にも導入されています。ボディスキャナーとは、金属や非金属等の異物の存在を検知できる検査機器となっています。ボディスキャナーの良い点では数秒で全身にわたって異物等の検出することができるところです。
2つ目は、どの空港でも導入せれているX線検査についてです。X線検査では、X線透視モニターで保安業務を行っている職員が目視する検査をし刃物や爆弾などの危険物が入っているかの確認をしています。X線の良い点は、麻薬や爆発物などの有機物も発見する必要があるためX線の強度を強~弱まで設定できるようになっているところです。
3つ目は機械ではなく空港探知犬ハンドラーです。日本の空港に訪れてみてもあまり見かけることのない空港探知犬ハンドラーだが実は、全国で約130匹の麻薬探知犬が存在しています。
もちろん、コロンビアにエル・ドラド国際空港でも数匹派遣されています。コロンビアの空港では、麻薬取締の強化のためセキュリティチェックの後の搭乗口でも麻薬探知犬が乗客の荷物付近を歩いて回るようなシステムになっています。