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No.0701 黒部ダム

2018-09-11 08:36:29 | インポート
黒部ダム、発電所視察。
一泊二日の行程で、初日は黒部宇奈月まで新幹線で移動し、そこから富山地方本線で宇奈月温泉まで。
宇奈月ダムを視察。



雨で黒部川が濁ってる。結構強い雨が降ったようである。

遊歩道のトンネルを過ぎると宇奈月ダムが見えてくる。なんとも趣のあるトンネルです。

やはり洪水のようでクレストゲートから放流されていた。
クレストからの放流は迫力があるが、洪水による放流だと喜んでもいられない。
雨は小降りになり明日は曇りになりそうだから、洪水の心配はしなくていいかも。


昨夜は黒部駅前に宿泊。
駅前にしてはちょっと寂しげな街である。



宇奈月温泉到着。

黒部川電気記念館で関西電力の方から、ダムや発電所の概要を聴く。




注意事項などレクチャー受け黒部第四発電所、黒部ダムへ向けて出発。

宇奈月温泉からはトロッコ電車で欅平駅まで約20km、1時間20分の渓谷の旅。



通常、欅平までしか行けませんが、今回黒部ダムまで行きます。





渓谷の景色を楽しみながらトロッコ電車に揺られて終点、欅平駅に到着。

ここから先は関西電力の業務用となる。
500mほどトロッコ電車で移動したら、そこからエレベーターで200mほど標高を稼ぐ。



エレベーターを降りて、またトロッコ電車で移動。

こちらのトロッコ電車は完全作業員用のため狭いが、通常では味わえない体験のため苦にならない。

このトンネルが高熱隧道である。
終点に近い80mほどの区間で160℃の熱水が出て、相当な難工事だったようである。

今も通過するとき熱さを感じる。
岩の表面には硫黄がこびりついている。




こちらは仙人谷ダム。
渓谷も素晴らしい。

たどり着いたのが黒部第四発電所。

発電機が4機設置されている大空間が広がっている。

こちらは発電機を回す水車。
これに高圧水を噴射し水車を回すことによって発電している。

制御室は無人。遠隔操作されている。
電力会社のダム、発電所はほぼ無人化されていて、一箇所で遠隔操作を行なっている。


こちらで昼食を頂く。1500円のお弁当。
1500円はちょっと痛いが鱒寿司が美味しかったので良しとしよう。

ダムは高い位置にあるため、ここけらインクラインで500mほど一気に標高を稼ぐ。



このインクラインは基本的に荷物運搬用である。

インクライン降りて、最後バスで黒部ダムへ。

途中、トンネルを掘った時の掘削土を捨てるための横穴が作られているが、そこから外へ出てみた。

右方向が横穴と言われる掘削土を捨てたトンネル。



外に出て見えたのが剱岳です。
こんなに綺麗に見えるのはとても珍しいとの事。

素晴らしい景観です。剱岳登りたいですね。
この荒々しい山容は東北ではなかなかお目にかかれない。

やっと黒部ダム到着。

8月に来た時も天気が良く景色が素晴らしかったが、今日もバッチリ。

立山が綺麗に見えます。
こちらの山もいいですねー。


今日も観光放水してました。

映画化された黒部の太陽に出てくる大破砕帯。
こちらも相当な難工事だった箇所。
その破砕帯の湧水は冷たくて美味しい。


視察が終わり、扇沢駅までトロリーバスで移動する。

今年ラストランのトロリーバスにまた乗ることが出来た。

帰路は信濃大町から松本、長野、大宮経由で5時間の電車旅です。




疲れたけど、有意義な黒部ダム、発電所視察でした。








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