少し偏った読書日記

エッセーや軽い読み物、SFやファンタジーなどの海外もの、科学系教養書など、少し趣味の偏った読書日記です。

運命の時計が回るとき

2023-11-03 20:52:22 | 読書ブログ
運命の時計が回るとき(ジェフリー・アーチャー/ハーパーBOOKS)

ジェフリー・アーチャーの警察小説の第4作。2023年冬に刊行予定、との予告は半年以上遅れたことになるが、それくらいで腹を立てていては翻訳小説読みはやっていられない。

作品ごとに昇進し、作品ごとに新たな分野を担当する趣向で、今作では警部として5件の未解決殺人事件を担当することになる。しかし、メインは、第1作から引き続いての仇敵との対決。

休暇で妻とともに豪華客船で旅行中の主人公は、FBI志望の若いアメリカ人に話しかけられ、殺人事件に巻き込まれる。という冒頭から、息つく間もなく、新たな展開がつぎつぎと。5件の殺人事件の捜査も、それほど進んでいるようにみえないが。

今作の鍵を握るのは、これまでの捜査にも登場したある捜査官、とだけ言っておこう。おなじみの悪徳弁護士や敵役の元妻も、もちろん登場する。

原題は"OVER MY DEAD BODY"
おれの目の黒いうちは、そんなことは絶対にさせない、というほどの意味合いで、敵役のセリフに出てくる。

第5作は来年秋、とのこと。

なお、画像は、書影とは無関係のイメージです。今回は法廷シーンはでてきませんが。


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