図書館の外は嵐 穂村弘の読書日記(穂村弘/文芸春秋)
この人が、どの程度世に知られているのか、見当がつかない。「週刊文春」の連載エッセーを単行本にしたものだから、私が思う以上に有名人なのかもしれない。
しかし、同じ年に生まれた、同じ歌人である俵万智ほど名が売れているとは思わない。私がこの人を知ったのは、彼女に関する本のどこかで見かけたから。その後、歌集だけでなく、短歌の選評やエッセーも書いていることを知り、図書館で見かけるたびに、少しづつ読んできた。
いつか、この人の著作を紹介したいと思っていたが、これ、という作品を絞り切れず、形式自体が私の好みであるこの本を取り上げることにした。
この読書日記には、75冊の本が取り上げられているが、私が読んだことのあるのは、アシモフの『鋼鉄都市』だけだった。しかし、未読の本でも読書日記は楽しめるものだし、この人の文章を読んでいると、言葉の専門家の頭の中がのぞけるような気がする。やはり歌人だけあって、詩や俳句、短歌に関する論評は鋭い。
実は、俵万智のエッセーなども取り上げたい気持ちはあるのだが、あの人は、生き方そのものが一種の芸術作品のような気がして、私の手には負えない気がする。
この人が、どの程度世に知られているのか、見当がつかない。「週刊文春」の連載エッセーを単行本にしたものだから、私が思う以上に有名人なのかもしれない。
しかし、同じ年に生まれた、同じ歌人である俵万智ほど名が売れているとは思わない。私がこの人を知ったのは、彼女に関する本のどこかで見かけたから。その後、歌集だけでなく、短歌の選評やエッセーも書いていることを知り、図書館で見かけるたびに、少しづつ読んできた。
いつか、この人の著作を紹介したいと思っていたが、これ、という作品を絞り切れず、形式自体が私の好みであるこの本を取り上げることにした。
この読書日記には、75冊の本が取り上げられているが、私が読んだことのあるのは、アシモフの『鋼鉄都市』だけだった。しかし、未読の本でも読書日記は楽しめるものだし、この人の文章を読んでいると、言葉の専門家の頭の中がのぞけるような気がする。やはり歌人だけあって、詩や俳句、短歌に関する論評は鋭い。
実は、俵万智のエッセーなども取り上げたい気持ちはあるのだが、あの人は、生き方そのものが一種の芸術作品のような気がして、私の手には負えない気がする。
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