知の果てへの旅(マーカス・デュ・ソートイ/新潮社)
『素数の音楽』、『シンメトリーの地図帳』、『数字の国のミステリー』に続く4冊目の著作。これまでの3冊は、数学の解説書、というよりは、数学をネタにした面白い読み物だった。今回は、専門分野を超えて科学全体を俯瞰し、人間が知りうることに限界はあるのか、という根源的な問いに対する、現時点でのベストアンサーを探る内容。
当然、ゲーデルの不完全性定理や、量子物理学の解釈問題、『なぜ何もないのではなく何かがあるのか』という例の質問も出てくるが、究極のサイエンスである数学の徒らしく、形而上的な弁舌を排しつつ人知の届きうる限界を探っている。しかも、従来の著作と同様、読みやすい構成と表現で飽きさせない。最先端科学をネタに、さらに本を出し続けてほしい。
『素数の音楽』、『シンメトリーの地図帳』、『数字の国のミステリー』に続く4冊目の著作。これまでの3冊は、数学の解説書、というよりは、数学をネタにした面白い読み物だった。今回は、専門分野を超えて科学全体を俯瞰し、人間が知りうることに限界はあるのか、という根源的な問いに対する、現時点でのベストアンサーを探る内容。
当然、ゲーデルの不完全性定理や、量子物理学の解釈問題、『なぜ何もないのではなく何かがあるのか』という例の質問も出てくるが、究極のサイエンスである数学の徒らしく、形而上的な弁舌を排しつつ人知の届きうる限界を探っている。しかも、従来の著作と同様、読みやすい構成と表現で飽きさせない。最先端科学をネタに、さらに本を出し続けてほしい。
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