ブリットの休日

大好きな映画や小説の感想や日々の他愛ない話と、
聴神経腫瘍と診断された私の治療記録。

にっぽん縦断 こころ旅 2014秋の旅 直前スペシャル

2014年09月20日 | TV(ドラマ)

294 私の大好きなTV番組の一つ、「にっぽん縦断 こころ旅」の秋の旅がスタートするということで、スペシャル番組が先日NHKの地上波で放送されていた。BSプレミアムで毎日放送されていて、録画したものを休みの日にまとめてみてるんだけど、見ている間ほんとに楽しくて、そして癒されて、いつまでも続いてほしい番組なのだ。この日の特番では、番組のファンだというタレントの吉木りさと芥川賞の柴崎友香が、印象に残るシーンをいくつか紹介したり、視聴者が選ぶ名シーンベスト10を発表したりと、とにかく名シーン続出で、最近見たTV番組の中では最高に楽しかった。もう絶対永久保存版ね。

これだけたくさんの中でどのシーンがベスト1に選ばれるのか楽しみだったんだけど、ずばり私が一番印象に残っていたシーンと偶然同じだった。フカヒレラーメンのおやじが注文を聞いて舌打ちをするという、もうありえないシーンも笑わせてくれたが、やはり人懐っこい小学生の女の子が目的地にまでついてきちゃって、最後は一緒に小高い丘の上まで歩いていくシーンが、私も含めファン納得のベスト1だった。丘の上に上がりきった時に、女の子が疲れちゃって座り込んじゃうんだけど、話を聞いたら激しい運動ができない持病があるということが判明しちゃう。ああ~、無理して登らしちゃったなあ~って、正平さんがスマンスマンってあやまるの。そして二人並んでベンチに座って景色を眺めていると、頂上から見える景色の美しさに、「風が吹いてるからなんか田んぼが動いてる」って女の子がボソッと言うと、正平さんが「あれなあ 風の足跡っていうんだ」って優しく教えてあげるという、番組の中でも言っていたがまるで映画のワンシーンを見てるような素敵なシーンに、なんかまたじ~んときてしまった。

視聴者からの心の風景を手紙に託されて旅をするんだけど、他の旅番組と明らかに違う正平さんのナチュラルさが、とにかくいいんだなあ。盛り上げようとして、いかにもっていうわざとらしい演出をしたり、無駄に喋りまくる騒々しさもなく、あくまでもナチュラルに地元の人達や自然に接している姿がいい。もちろんナチュラルに女性に声を掛けるところも含め。そしてやはり音楽の力も大きい。特に「一枚の絵葉書」っていう曲が、たまらなく素敵で、毎日通勤の間聞いている。

待ちに待った秋の旅がスタートする。正平さん、また素敵なシーンをいっぱい見せてくださいね。