ブリットの休日

大好きな映画や小説の感想や日々の他愛ない話と、
聴神経腫瘍と診断された私の治療記録。

ハロルド・フォルターメイヤー『アクセル・F 』

2024年07月15日 | 音楽


 つい最近、エディ・マーフィ主演の大ヒットシリーズ「ビバリーヒルズ・コップ」の、30年ぶりの続編となる『ビバリーヒルズ・コップ:アクセル・フォーリー』なる映画が、Netflixで配信開始されたことを知り驚く。

すぐにネットで予告編を探し観てみる。

いきなりヘリコプターとか大がかりで激しいアクションシーンに、久しぶりに観るエディ・マーフィの違和感も激しいスタジャンの姿に、観るのがちょっと怖くなる(^^;)

まあNetflixだと結局観れないので、久しぶりにシリーズ第一作目の「ビバリーヒルズ・コップ」を観てみたら、まあ面白い(^^)

こんなに楽しい映画だったんだと改めて感心してしまった。

もちろんエディ・マーフィ演じるアクセルの、今までにない斬新な刑事像も素晴らしいんだけど、私はビバリーヒルズ警察のタガートとローズウッドのコンビが大好きで、あの二人がアクセルに振り回されるという展開がたまらないのだ。

新作にももちろんあの二人は登場するんだろううなあ。

その登場シーンだけ観たいかも。

 そして第一作目を見終わって今何日か経っているが、いまだに何かの拍子にあのテーマ曲が頭の中で流れ、気がつけばあのメロディを口ずさんでいる(笑)

ハロルド・フォルターメイヤーの『アクセル・F 』がいい。

80年代に流行ったシンセサイザーが奏でるポップなメロディは、アクセルがこれから何か動き出すぞっていうワクワク感で、聞いてるだけで気分が上がっていく。

車を運転しているときなんかに、このテーマ曲が流れてきたときの高揚感といったら(^^)

まあそれもちゃんと「ビバリーヒルズ・コップ」を観てないと、そこまでは盛り上がらないんだけどね(^^;)

ああ、やっぱり私は80年代の映画と音楽が大好きだ!


アマンダ・サイフリッド『Little House』

2024年07月06日 | 音楽

 私の好きなRosi Golanというシンガーの曲をiTuneで探していて偶然たどり着いた曲で、今回はあまり知られてないだろう映画の挿入歌を紹介。

2010年公開の『親愛なるきみへ』で、女優のアマンダ・サイフリッドが歌う『Little House』という曲。

どうしてあまり知られてないだろうと言い切れるのか(^^;)

しかも自分はこの映画を観たこともないのに(爆)

 物語は特殊部隊の若い兵士が、2週間の休暇で帰省したときに、偶然に出会った女子大生と恋に落ちる。

ただ休暇が終わると若い兵士は軍に戻ることになり、1年で任務は終わり除隊するのでそれまではと文通を始めるが・・・。

遠距離恋愛のドラマなんだけど、この作品調べてみるとなんだか評論家や観た人たちの評価があまりよくないのだ。

なので勝手に映画を観た人が少ないだろうということで、あまり知られていない曲なんではないかと(^^;)

 それでもほんとに素敵な曲で、映画も観ていないのに私にはこの曲に強い思い入れがある。

それは私が通勤電車で、今は耳の調子が悪いのでやめているが、イヤホンを付けて好きな曲を聴きながら小説を読んでたときのこと。

その日は原田マハさんの『たゆたえども沈まず』を読んでて、この作品は天才画家ゴッホと日本人の画商、そして弟のテオとの物語で、健気に兄を支え続けたテオとゴッホの最後の場面で、偶然この『Little House』がイヤホンから流れてきたのだ。

アマンダ・サイフリッドの美しい歌声と独特のビブラートが、もの悲しくとにかく切なくて、この小説の場面と完璧にシンクロし、感極まって私は電車の中で涙してしまった(^^;)

この小さな奇跡に感謝!

心の奥深くまでせまる、たまらない切なさをぜひ感じて欲しいな。


スコットランド民謡『The Rowan Tree』

2024年07月01日 | 音楽


 2022年の映画『生きる LIVING』の中で、ガンのため余命半年と宣告された主人公のビル・ナイが、あるバーでピアノをバックに歌い上げた曲を紹介(^^)

スコットランド民謡の『The Rowan Tree』(邦題:「ナナカマドの木」)という曲で、ふるさとの母親や懐かしい人々、美しい風景に想いを馳せるという歌詞も含め、哀愁を帯びた調べがとにかく胸に迫り、気がつけばしっかり涙が頬を伝っていた。

見終わった後、速攻iTuneでサントラ盤を探しこの曲をダウンロード。

ただこのアルバムに収録されていたのは、ビル・ナイが歌っているものじゃなく、別の女性が歌っている曲しかなかったけど、この歌もよかった~♪

 だいたいじいちゃん、ばあちゃんが歌うっていうシチュエーションがとにかく感動的で、哀愁満載で歌い上げる姿はただそれだけで胸を打つ。

他にも「アンコール!!」っていう映画では主人公のテレンス・スタンプが歌う、ビリー・ジョエルの「眠りつくきみへ」も最高だったし、妻のバネッサ・レッドグレープが歌う、シンディ・ローパーの「トゥルー・カラーズ」ではぼろ泣きだった(^^;)

あと、何かあったと思ったけど・・・思い出せない(^^;)

というか、最近老人を主人公にした映画をなぜか観てしまっている。

自分の年齢が上がってきてることもあるが、このジャンル、まあはずれがないんだなあ。

 『生きる LIVING』は、黒澤明監督の名作「生きる」のリメイクであり、世界中の映画賞を数々受賞した素晴らしい作品なので、歌だけでなくこちらもぜひ(^^)