ブリットの休日

大好きな映画や小説の感想や日々の他愛ない話と、
聴神経腫瘍と診断された私の治療記録。

『ちりとてちん』がいい

2008年02月10日 | TV(ドラマ)

 去年から勤務先が変わり、通勤時間帯のズレから朝電車を待つホームで、NHKの連続テレビ小説を携帯のワンセグで見れるようになった。

そして今一番待ち遠しいTV番組がこの『ちりとてちん』なのだ。

電車の出発時間が8時25分なので、10分前の15分にはホームに立ち、電車に乗り込んで残りの5分を見るというのが毎朝の日課に。

そして休みの日はビデオで一週間分をまとめて見る。

ただ、今これがすごく困ったことになっている。

毎日見てる人はわかってると思うんだけど、先週草若が病に倒れてから、もう涙なしでは見れないシーンの連続なのだ。

そう、毎朝私は電車の中で泣きながらこれを見てるのだ(^^;)

必死にこらえてるんだけど、どうしても涙がツ~って感じで流れちゃって、恥ずかしいったらありゃしない。

まあ恥ずかしいなら見なきゃいいんだけどねえ(笑)

どなたかこの時間帯に涙ぐんでる人見かけませんか?その人はきっと・・・。

 このひとつ前の連続テレビ小説『どんど晴れ』は、ヒロイン夏美(比嘉愛未)の初々しさと明るさに毎朝清々しい気持ちにさせられて大好きだったんだけど、この『ちりとてちん』のヒロイン喜代美(貫地谷しほり)は、何事にも後ろ向きでうじうじとしてばっかりの、夏美とまったく正反対のヘタレな性格に、番組が始まったころは毎朝イラッとさせられてた。

でも今ではそのフリが最高に効いてて、喜代美をはじめ、登場人物たちの人間臭いところがたまらなく愛しくなり、抜群のタイミングで語られる素敵なセリフにじ~んとさせられている。

不器用な主人公が、じたばたしながらも自分の人生のど真ん中をど~んと歩んで行く姿は、可笑しくも眩しい。

その見るものを引き付ける魅力は歴代の連続テレビ小説の中でもNo.1じゃないかな。

って、最初から最後まで見たのは『どんど晴れ』だけだけど(爆)。

大体途中で面白くなくなるんだよねえ(笑)。

でもほんとワンセグ携帯にしてて良かったよ(^^)

それと『どんど晴れ』の草笛光子や宮元信子がそうであったように、草若を演じる渡瀬恒彦が醸し出す深みと極上の空気感が、作品をワンランク引き上げている。

いやあ~、やっぱ上手いわ!

あの優しい眼差し、私もあんな素敵な顔で笑えるように歳を重ねていきたいと心底思ってしまう。

その草若が今週最後を迎えそう・・・。

たぶんまた涙涙ですよ(笑)。

どうなることやら・・・