ブリットの休日

大好きな映画や小説の感想や日々の他愛ない話と、
聴神経腫瘍と診断された私の治療記録。

『刑事コロンボ』・・・

2008年03月30日 | TV(ドラマ)

 あんなに楽しみだったデアゴスティーニ『刑事コロンボ DVDコレクション』の定期購読は、突然の解約となった。

理由は遡ること2週間前、第12号の「アリバイのダイヤル」を見終わった後に、偶然ネットである情報を発見したため。

 それはまさに青天の霹靂!

なんとAmazonで『刑事コロンボ 完全版 コンプリートBOX』が7月10日に発売!!

エェ~~!!!

なにが驚いたって、価格が¥19,425だって。

デアゴスティーニで全巻そろえると、・・・6万円以上だからまさに破格の価格での発売なのだ。

もうちょっと、あとちょっと早くこの情報を確認していれば・・・くゥ~。

 今からでもまだ間に合うと、早速フリーダイヤルで定期購読の解約連絡を入れた。

そして拍子抜けするほどあっさりと解約の手続きは終わった。

・・・はずだったのになんと今日13号が送られてきた。

はっはっはっは(^^)

またまたフリーダイヤルに、今度は文句の電話を入れる。

この時点で既にAmazonにBOXの予約を入れているので、これ以上デアゴスティーニにはびた一文払えねえんだい!

「もう2週間前に解約の連絡を入れてるのに、今日13号が送られてきたんですが、どうなってるんですか?」

言い込まれてはいけないとちょっと強めの口調で話すと、受付の女性から意外な答えが。

「確認しましたところ、13号から解約となっており、こちらの配送ミスで発送してしまいました。

料金の引き落としはいたしませんので、13号についてはそのままお納めください」とのこと。

その後もう一度タダで貰っていいということを、再確認したのは言うまでもない。

 いやあ~、儲かったっていうか、デアゴスティーニは相当儲かってんな(笑)。

いつもは封を切ってすぐにDVDを見るんだけど、なんだか気が抜けて、今目の前にはまだ手付かずのコロンボが置いてある。

まっ、来週の休みでゆっくり見るかな。


『刑事コロンボ』にさらにはまる

2008年03月09日 | TV(ドラマ)

 「科学忍者隊ガッチャマン」に「世界名作劇場シリーズ」と、次々とそそるタイトルをリリースしていくデアゴスティーニから、現在も定期購読中の『刑事コロンボ』も11作品目となった。

コンプリートへの道はまだまだ遠いが、この時点で棚を占領するスペースにかなりのストレスを感じる(笑)。

やっぱり最低DVD一枚に2話収録でしょうが~、ったく~。

それでも隔週で送られてくる宅配が楽しみでしょうがないんだなあ(^^)。

当時欠かさず見てたはずだし、本まで読んでたのに、あれからずいぶん経っているので、ところどころ忘れているところもあり、中にはまったく初めてみるエピソードなんかもあり、なんとも楽しいのである。

忘れてしまったことに喜びを感じることができる、そ・れ・が『刑事コロンボ』(^^)  

犯人と犯行を最初に視聴者に全部見せて、そこから犯人を追い詰めていくという当時としては画期的なスタイルで展開されるストーリーの巧みさ。

「倒叙ミステリー」と呼ばれるドラマ構成らしいけど、このドラマの最大の魅力は、愛すべきコロンボというキャラクターによるものも大きいが、やはり緻密に作りこまれた脚本の出来に尽きるんじゃないかな。

第一話からずっと見てきて、コロンボはいつもと変わらないんだけど、やはり出来がもうひとつというエピソードが残念ながら存在する。

どのタイトルかなんていうのは野暮であり書き込む気もないけど、その完成度とは簡単に言えばクライマックスで得られる快感なのだ。

「殺人処方箋」や「二枚のドガの絵」に代表される、コロンボが犯人に仕掛ける逆トリックのパターンなど、もうだまされて本望だよ~って感じ(笑)

第10話の「黒のエチュード」から第Ⅱシーズンに入ってるんだけど、続けてみてると微妙にコロンボのキャラクターが変わっているように感じるんだなあ。

コロンボ生みの親であるリチャード・レビンソンとウィリアム・リンクが公式スタッフからはずれて、なんだかコロンボというキャラクターが一人歩き始めたように。

まあそこら辺もシリーズの魅力であり、楽しみの一つかも。

それからなにげに付録としてDVDと一緒に付いてくるぺらぺらの冊子が、結構気に入っている。登場する俳優さんや、吹き替えの声優さんなどの話や、それぞれのエピソードに交わる裏話が楽しい。

執拗にコロンボの相棒をレギュラーとして登場させようとするNBCへの嫌がらせとして、コロンボの愛犬を登場させたり、全話に登場しているおじさんがいるとか、記事の量は少ないんだけど、どれも面白いのだ。

まあこんなに宣伝してデアゴスティーニに何か貰える訳でもないんだけど、コンプリートを目指してもうちょっと続けてみようと思う今日この頃なのだ(^^)

 一方そんなコロンボのDVDが並ぶ棚の奥の方には、途中で定期購読をやめた「24」のシーズンⅠ12枚が、今もひっそりと眠っている。

いつかストーリーを忘れてしまうであろうその日まで、安らかに眠れ・・・。