本郷新記念札幌彫刻美術館に行ってきました。
彫刻60年 鈴木吾郎展 悠久を舞う の招待券をいただいたのです。
北海道の彫刻を紹介していく当館の活動の一環として、小樽を拠点に制作を続ける鈴木吾郎(1939〜)の展覧会を開催いたします。
鈴木吾郎は、1939年に北海道芦別で生まれ、少年期を月形で過ごしました。教師として赴任した恵庭、栗山を経て、1981年からは小樽を拠点に制作活動を続けています。北海道学芸大学札幌分校(現・北海道教育大学札幌校)卒業を出発点とする彼の彫刻家としての歩みは60年を超えます。子どもをモデルにした愛くるしい作品や、内面性がにじみ出た頭像、動きと空間の関係に興味をもち試みたさまざまなポーズの全身像など、一貫して具象による人体表現を追求してきました。
特に1980年以降はテラコッタによる女性像を数多く手掛けています。そこには、温もりさえ感じられる焼き土の色と肌合とともに、柔らかに屈曲した姿態や交差する腕や脚、端麗に伸びる指先など、繊細で軽やかな比類なき表現を見ることができます。それは、西洋的な具象表現を取り入れつつ、土器や埴輪にも通じる素朴な技法のなかに凛とした東洋的精神の発露を求め、生まれてきたものなのです。
本展では、初期から現在までの制作活動を6章に分け、彫刻・素描約60点でたどります。また、道内各地に設置した約60点の公共彫刻もパネルで紹介します。
最後になりましたが、本店開催にあたり、多大なるご協力をいただきました鈴木吾郎氏、貴重な作品をご出品いただいた美術館、情報や写真をご提供いただいた方々をはじめ関係各位に心からお礼申し上げます。
2023年4月
本郷新記念札幌彫刻美術館
4月29日(土)~8月27日(日)に開催されておりました。
第一章 初期作品-具象彫刻を志して
数が多いので、一点ずつの説明はできないので、写真だけ紹介します。
第二章 子どもへのまなざし
実は本郷新記念札幌彫刻美術館に来るのは初めてで、ようやく来られました。
なかなか執筆する時間がとれなく、会期中に書けなくて残念でした。
第三章 頭像-精神性の造形
第四章 ムーブマンの探求
デッサン
第五章 テラコッタ-温もりと軽やかさ
第六章 公共彫刻のつくり手として
各地のパブリックアートの写真の一覧です。
うちのブログから提供された写真です。
たった1枚だけだったのですが、ペアの招待券が贈られてきて恐縮でした。
本郷新記念札幌彫刻美術館
札幌市中央区宮の森4条12丁目