ついにADSLからFlet's光に乗り換えました。
聖蹟桜ヶ丘近辺はNTT交換局から遠いため(こちらで調査可能、わたしの場合3km以上)、ADSLは数Mbpsがやっとだと思います。
速度が出ないのは仕方ないで済みますが、リンク断が時々あるため、誇張するとわたしの信用問題になっていました。IP電話通話中にリンク断により電話が切れるので家人から苦情を受けていたのです。家人にとっては、ADSLを使っているわたしが悪者なのです。そのためADSL使用時の電話には注意していましたが、ようやく解決できました。
開通後のスピード測定サイトの結果は思わしくありませんが、PCが遅いためではないかと思っています。TCPの最適化でもあまり改善しませんでした。
インターネットサービスプロバイダー(ISV)選択には価格.comを使いました。
最初の月額料金は少ないのに、2年間の支払総額を見ると逆に数万円割高の場合があったりしますから、注意が必要です。今回選んだISVは工事費無料の代わりに2年間の契約期間の縛りがあります。もし契約解除した場合には工事費を支払う義務有り。どこも同じようなシステムですので、ISVを選ぶ場合には長期間の支払総額の比較が必要でしょう。
これまでのわたしのプロバイダー変遷歴:
PSTN: (pc-van, nifty, people, ascii), rim-net, inv.co.jp, din.or.jp, alles.or.jp
ISDN: din.or.jp, asahi-net, so-net
ADSL: din.or.jp, yahoo!
放浪と形容してもいいくらい沢山引っ越ししています。
これだけ渡り歩くと、メールアドレスとホームページの変更が煩雑なので、現在は月200円のプランを使ってwakwak.comにメール・ホームページ専用アカウントを持っています。
昔話をひとつ。
パソコン通信の時代に背伸びしてCompuserveのアカウントを取りました。米国の最新情報をBBSで読めたり、世界中のCompuserve会員にメールが送れる可能性にわくわくしていたのです。
そのうち、メール送信料が無料という信じられないネットワーク、インターネットの存在を知りました。パソコン通信の場合、メール1通送ろうとしても料金がかかっていたのです。パソコン通信の時代を知らない人には信じられないでしょうね。
ですからインターネットの無償でパケットを転送していく互助の精神はとても大きな衝撃でした。
さらにその後、テレビにごく一瞬写った、小さな地球が回転するアニメーションを持つ Mosaic に魔法をかけられ、どうしてもMosaicを使ってみたいと願うようになっていました。(Mosaic=インターネット普及に大きく貢献した先駆的WWWブラウザ)
日本で最初に商用インターネットサービスプロバイダーを始めたのはTwicsと言われています。1993年のことでした。しかし当時は料金が高く敷居が高かったのです。そして1994年秋に、比較的手頃な料金体系で何社かサービスが開始され、わたしはリムネットにすぐに申し込み、Mosaicを動かす夢をかなえることができました。
あのころはネットワークが世界を変える、電子マネーが貨幣制度を根本から変革するといったような夢のある話がゴロコロしていて、技術革命の黎明期特有の幸せな時代を体験できたものです。パソコン通信オタク冥利に尽きる時代でした。
米国のwired誌を買い、インターネットで個人輸入したwiredグッズを持ち歩き、粋がっていたこともありましたっけ。
1995年頃は、Yahoo Japan!はまだなく、日本語のホームページは少なかったのです。そこで日本のドメイン名を頼りに、片っ端からwwwをつけて調べたことがあります。jpドメインのサイトがいくつあるか知りませんが、現在では相当骨の折れるネットサーフィンになるでしょう。
Yahoo! Japan IPOによる社員億万長者続出のニュース、ソフトバンクを代表とするネットバブル相場、渋谷ビットバレー(bit/bitter valley)の起業ブームなどなど、1990年後半はバブル崩壊後の失われた10年の期間に重なりますが、どうしてなかなか、インターネット革命は着々と進んでいたのです。
その混沌の中から抜け出して生き残っている代表企業が楽天です。
前出の価格.comも、最初は個人ページのような雰囲気だっと思いますが今や堂々たる上場企業です。
インターネットの一般向けサービスが開始されて、高々十年。その間に、楽天の三木谷社長と同じように誰にもビジネスチャンスはあったはずですが、私を含む大多数の人はチャンスを生かすことはできませんでした。
参考文献:
NCSA Mosaic http://archive.ncsa.uiuc.edu/SDG/Software/Mosaic/NCSAMosaicHome.html
Twics の話 http://artifact-jp.com/mt/archives/200305/pctsushininternet.html
聖蹟桜ヶ丘近辺はNTT交換局から遠いため(こちらで調査可能、わたしの場合3km以上)、ADSLは数Mbpsがやっとだと思います。
速度が出ないのは仕方ないで済みますが、リンク断が時々あるため、誇張するとわたしの信用問題になっていました。IP電話通話中にリンク断により電話が切れるので家人から苦情を受けていたのです。家人にとっては、ADSLを使っているわたしが悪者なのです。そのためADSL使用時の電話には注意していましたが、ようやく解決できました。
開通後のスピード測定サイトの結果は思わしくありませんが、PCが遅いためではないかと思っています。TCPの最適化でもあまり改善しませんでした。
インターネットサービスプロバイダー(ISV)選択には価格.comを使いました。
最初の月額料金は少ないのに、2年間の支払総額を見ると逆に数万円割高の場合があったりしますから、注意が必要です。今回選んだISVは工事費無料の代わりに2年間の契約期間の縛りがあります。もし契約解除した場合には工事費を支払う義務有り。どこも同じようなシステムですので、ISVを選ぶ場合には長期間の支払総額の比較が必要でしょう。
これまでのわたしのプロバイダー変遷歴:
PSTN: (pc-van, nifty, people, ascii), rim-net, inv.co.jp, din.or.jp, alles.or.jp
ISDN: din.or.jp, asahi-net, so-net
ADSL: din.or.jp, yahoo!
放浪と形容してもいいくらい沢山引っ越ししています。
これだけ渡り歩くと、メールアドレスとホームページの変更が煩雑なので、現在は月200円のプランを使ってwakwak.comにメール・ホームページ専用アカウントを持っています。
昔話をひとつ。
パソコン通信の時代に背伸びしてCompuserveのアカウントを取りました。米国の最新情報をBBSで読めたり、世界中のCompuserve会員にメールが送れる可能性にわくわくしていたのです。
そのうち、メール送信料が無料という信じられないネットワーク、インターネットの存在を知りました。パソコン通信の場合、メール1通送ろうとしても料金がかかっていたのです。パソコン通信の時代を知らない人には信じられないでしょうね。
ですからインターネットの無償でパケットを転送していく互助の精神はとても大きな衝撃でした。
さらにその後、テレビにごく一瞬写った、小さな地球が回転するアニメーションを持つ Mosaic に魔法をかけられ、どうしてもMosaicを使ってみたいと願うようになっていました。(Mosaic=インターネット普及に大きく貢献した先駆的WWWブラウザ)
日本で最初に商用インターネットサービスプロバイダーを始めたのはTwicsと言われています。1993年のことでした。しかし当時は料金が高く敷居が高かったのです。そして1994年秋に、比較的手頃な料金体系で何社かサービスが開始され、わたしはリムネットにすぐに申し込み、Mosaicを動かす夢をかなえることができました。
あのころはネットワークが世界を変える、電子マネーが貨幣制度を根本から変革するといったような夢のある話がゴロコロしていて、技術革命の黎明期特有の幸せな時代を体験できたものです。パソコン通信オタク冥利に尽きる時代でした。
米国のwired誌を買い、インターネットで個人輸入したwiredグッズを持ち歩き、粋がっていたこともありましたっけ。
1995年頃は、Yahoo Japan!はまだなく、日本語のホームページは少なかったのです。そこで日本のドメイン名を頼りに、片っ端からwwwをつけて調べたことがあります。jpドメインのサイトがいくつあるか知りませんが、現在では相当骨の折れるネットサーフィンになるでしょう。
Yahoo! Japan IPOによる社員億万長者続出のニュース、ソフトバンクを代表とするネットバブル相場、渋谷ビットバレー(bit/bitter valley)の起業ブームなどなど、1990年後半はバブル崩壊後の失われた10年の期間に重なりますが、どうしてなかなか、インターネット革命は着々と進んでいたのです。
その混沌の中から抜け出して生き残っている代表企業が楽天です。
前出の価格.comも、最初は個人ページのような雰囲気だっと思いますが今や堂々たる上場企業です。
インターネットの一般向けサービスが開始されて、高々十年。その間に、楽天の三木谷社長と同じように誰にもビジネスチャンスはあったはずですが、私を含む大多数の人はチャンスを生かすことはできませんでした。
参考文献:
NCSA Mosaic http://archive.ncsa.uiuc.edu/SDG/Software/Mosaic/NCSAMosaicHome.html
Twics の話 http://artifact-jp.com/mt/archives/200305/pctsushininternet.html