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壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:7月3日の日経『中国EV、アフリカ開拓』。アフリカ諸国、ご愁傷様です。

2024年08月03日 14時53分42秒 | 社会全般
これも7月3日の日経に『中国EV、アフリカ開拓』と云うタイトルの記事があった。これについては、アフリカ諸国に対して”ご愁傷様です”と言いたい。アフリカ諸国は、まだかの国の腹黒さを分かっていない国が多く、そしてEV車の問題点を分かっていないのだろう。

先ずはEV車の問題点から整理したい。EV車はガソリン車よりも車体がかなり重たく、その所為で道路の傷みが早くなったり、または道路の路面が削られ、新たな公害を生んでいる。ヨーロッパではこれがEV車離れの原因の一つ聞く。但しこれについてはアフリカ諸国の道路事情は欧米諸国や日本とは若干違い、舗装されていない道が多い為、余り問題にはならない可能性もある。しかしそれでもアフリカ諸国の都会では、やはり舗装されており、重量が重い事は、一つの問題であろう。

二つ目の問題点は、冷房を掛ける際に電気が必要と云う事である。アフリカ諸国の殆どは高温であり、地域によっては多湿でもある。そこで自動車を走らせる場合には、やはり冷房が必要だろう。但し、これは慣れの問題なので、アフリカの住民はエアコンなしでも自動車を走らせる可能性もある。実際、自分も高温多湿のテキサスで約2年程エアコン無しの自動車で耐えた経験もある。

アフリカ諸国では、自動車の耐久性が大変重要視されている。その為、アメ車は当然の事、ヨーロッパの車も少なく、殆どが日本車である(欧米の自動車よりは安い事も理由だろうが…。)。そこに耐久性が低いかの国の自動車が、本当にアフリカの消費者に受け入れられるかどうかについては、未知数の面もある。

また、かの国のEV車で火災が発生するケースが多くあると聞く。これも耐久性の一種であるが、自動車が爆発や火災が起きる様であれば、アフリカ諸国の消費者も敬遠するだろう。

EV車を広める際に必要なのが、充電設備である。これについては余り普及していないと思われるが、これについてはかの国が積極的に投資してくるであろう。と言ってもこれを一気に設置するには時間とお金が掛かる。どうなるであろうか?

そして日本の消費者も、賢い選択をして欲しい。遠い将来はEVかもしれないが、今の技術ではEV車はまだまだ幻想であり、良い選択しではない。あくまで限定的な利用に留めるベキであろう。

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