「翁の“ガハハ”な山家の暮らし」=放念な日々のエピソード

山に囲まれた小さな盆地、その山家で季節と向き合い、愉快な仲間と戯れながら、我が道を行く翁の小さなドラマ(放念の翁)

◆食材は素朴に食し◆   3730

2017-08-08 14:45:31 | 日記

ハハハ、翁さん、いたな。今日の昼は蕎麦だな、一人で外食の時には殆どが蕎麦だそうで、ハハハハ。俺はこの先の建材店に来て、昼時などで立ち寄って。ここの田舎蕎麦は美味しいよ、藪だとか更級などの細い白い蕎麦や茶蕎麦は蕎麦を食ったような気がしないし、汁の濃いのも勘弁だな、ファハハハ。今日は奧さんがディサービスかね?、翁さんも気を休める時間がないと、ぶっ倒れるよ』

れれれ、勇作さん、暫くだわ。息子さんが電気工事の仕事を引き継いだそうで、時々顔を見かけるわ、ハハハハ。以前に設置をして貰った温水器は調子は良いよ、燃費も良いし。何度か信州や会津で、行き当たりの農家で田舎蕎麦をご馳走になったが、挽きぐるみで太めの歯ごたえのある田舎蕎麦、そして田舎汁をお椀で、これが伝統の蕎麦だよ。・・・・剪定のバリカンが動かなくなって、これから建材店にだ』

  ========

気工事の仕事も食うのが精一杯で、そうかとて、倅も50を過ぎては転職が難しいが、何か考えているようだよ、ハハハハ。俺が子どもの頃に、食い物もない時代だが、お袋が打ったうどん蕎麦は美味しかったよ。・・・・先日梅次さんに会ったら、一緒にゴルフをやるとかで、足が達者で羨ましいわ。どうもしばしば躓いたりよろけたり、倅の助っ人で高いところにはもう登れないわ、ハハハハ』

間の皆さんが平均寿命まで現役で頑張っている、生命力を感じるよ、緊張感がなくなったら、70歳でも廃老だものな、ギャハハハ。俺は婆さんの介護が案外に生きる力になっていると思うし、普通では考えられない体験や勉強も、プラス思考だな。そうなのよ、俺は難聴もだが「私は難聴で、女子高生と美人の声しか聞こえないよ」とどこででも惚けて会話を楽しんでいるわ、ファハハハ』
 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


あとがき==日本料理の差別化、個性的にアレンジする調理人、それは生産者やその収穫物に失礼だと思うがなわ、ガハハハ==放念の翁