ナチュラルな暮らし

穏やかな日常の一コマ

松本の建物とアートを巡る

2023-02-17 | ミュージアム

昨年から始まった「マツモト建築芸術祭」が今年も開催されています。「名建築にアートが住み着くマツモトの冬」に惹かれて行ってきました。今年は18の会場で展開されていました。松本行きはほとんどこの東山山麓線を通ります。この日は北アルプスがきれいに見えました。

    

 

      

 

  

 

山麓線の途中にある「松川パン商店」…売り切れてしまうそうなので、まずここでパンを購入して松本に向かいました。

  

 

今年は松本市内の18ヶ所の建物が会場となっていて、まずはパスポートを購入する「上土シネマ」に向かいました。上土通りにはレトロな建物が多くあります。

  

 

  

 

パンフレットの地図を手に各会場を歩いて巡りました。

          

 

昭和3年に建てられた「下町会館」は木造3階建ての看板建築です。建物正面は当時のまま残されています。

  

 

この建物の中で展示されていたアーティストは「青木悠太朗」…作り出された空間に注目する作品でした。建物の空間にも注目でした。

     

 

  

 

この建物の前には「東門の井戸」があって湧水が出ていました。この芸術祭の昇り旗が各会場に立ててありました。

  

 

近くのこんな建物も気になりました。

  

 

牛乳パンで有名な「小松パン店」にも立ち寄りましたが、牛乳パンは店頭販売中止だそうで予約をして他のパンを購入しました。

   

 

次に「松本市役所本庁舎展望室」に行きました。本庁舎は昭和34年建築の5階建て…昭和の香りが漂う建物のエレベーターは5階まで、最上階の展望室までは階段でした。松本城と北アルプスを望む眺めの良い展望室でした。

     

 

この会場のアーティストは「中島崇」…空間を大規模に使った作品に注目でした。

    

 

「旧小穴家住宅」は大正時代に建てられて和風と洋風が同居しているような建物でした。室内にはお雛様が飾られていました。この建物は国の登録有形文化財になっています。

  

 

  

 

ここのアーティストは「鬼頭健吾」…カラフルな作品が展示されていました。

  

 

国宝の「旧開智学校校舎」と現在の「開智小学校」を見ながら「旧司祭館」に行きました。

  

 

「旧司祭館」は県内に現存する最古の西洋館で宣教師の住居として明治22年に建てられたものです。廊下のレトロなガラス窓に注目でした。窓から見えるガラス張りの建物は松本市中央図書館です。

    

 

  

 

ここのアーティストは「カルマ  バイ  リュウ  オカモト」…未来の部族をコンセプトにした作品を発表しています。

  

 

  

 

「松本てまり」のマンホールや側溝の蓋にも注目しながら歩きました。

  

 

「池上百竹亭茶室」は昭和33年の建築で、竹林のある庭も閑静な雰囲気です。

  

 

ここのアーティストは「ステファニー・クエール」…英国生まれの作家さんで、茶室の躙り口から見る作品の動物たちの生き生きした姿に注目でした。

  

 

この後、国宝「松本城」を通り抜けて次の会場に向かいました。「松本城」の姿を各方面から眺めました。

  

 

  

 

ここで注目はこの工事…松本城の外堀を復元するのだそうです。大規模な工事が進んでいました。

  

 

盛りだくさんなこの芸術祭…まだまだ歩いたのですが、次に続きます…

 

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水ぬるむ頃の白鳥たち

2023-02-15 | 自然観察

今日の新聞記事に安曇野のコハクチョウの北帰行が本格的に始まったと載っていました。諏訪湖のコハクチョウも北帰行の時期かと思います。今期の諏訪湖へ飛来したコハクチョウのピークは20羽だったそうですが、私が出合ったのは最大12羽でした。北帰行前の白鳥たちの様子です。北帰行のウォーミングアップをしているようにも見えました。

     

 

     

 

     

 

     

 

連れ立って飛び立っている姿も見られました。

  

 

     

 

  

 

かなり高度を上げて諏訪湖周辺を飛んでいました。

  

 

  

 

こちらは着水する様子です。

     

 

     

 

     

 

この一羽が降り立ったのは幼鳥も含めた家族の元だったようです。

     

 

      

 

水ぬるむ諏訪湖のコハクチョウたちは寒さ厳しい時に比べ動きが出てきていました。湖岸で餌を探す様子です。

     

 

     

 

最後にこの日の諏訪湖…陽の光が少し温かみを増し、日差しも少し強くなってきた感じでした。

      

 

     

     

まだ雪が残る湖畔ですが、春の訪れも感じられるこの日でした。コハクチョウの北帰行ももうじきかと思われます…

 

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水ぬるむ日の美術館

2023-02-13 | ミュージアム

遡って2/2のことです。いつもその前を行き来しているのに、ここしばらく訪れていなかった諏訪市の「北澤美術館」に行ってきました。この美術館はキッツ 創業者の北澤利男が創設した美術館で、ガラス工芸品や日本画の収集で知られています。

     

 

  

 

企画展は「翼に希望をのせて」~ガレ、ドーム、ラリック、ガラス工芸にみるジャポニズムの鳥~でした。ここで注目はスマホで音声案内が聞けることでした。音声ガイドは著名人の案内で各美術館で工夫を凝らしていますが、この案内は手軽に自分のスマホで聞くことが出来、展示文を読むより良かったです。

  

 

展示室の最初にあったのはこの美術館の代表的な「ガレ」の「ひとよ茸ランプ」そして「フランスの薔薇」です。

  

 

このガラス工芸作品が作られた19世紀末のアー・ヌーボー期には日本の浮世絵や工芸品が注目されていて、作品にも影響が出ています。日本的な鳥が描かれた作品も多かったです。

      

 

    

 

クリスマスローズやスミレ、ヒトヨダケが描かれた作品もありました。

    

 

4年前に「富山市ガラス美術館」で「北澤美術館集蔵作品展」を見て以来の作品との出会いでした。その時の記事はこちらです。ナチュラルな暮らし (goo.ne.jp)

  

 

この美術館は日本画の作品展示もあります。日本画もじっくり鑑賞してきました。(こちらは撮影禁止で写真がありません)北澤美術館は諏訪湖のほとりにあります。湖のこの日の様子です。湖岸には氷がありました。

     

 

沖合には試験運行でしょうか、遊覧船の進む姿が見られました。鳥がテーマの企画展でしたが、湖岸で出会ったのは「ハクセキレイ」だけでした。

  

 

この日の湖岸は水温む感じで、陽の光もどことなく温かみを増しているように感じました。

  

 

富士山もこの陽気に霞んでいました。(いつものハーモ美術館近くから)

  

 

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雪のあした

2023-02-11 | 自然観察

天気予報で大雪の備えが必要と言われていた通りに大雪が降りました。そして県内の中部や南部の方が、いつも雪が多い北部よりたくさん降る「上雪(かみゆき)」でした。昨日は湿った雪が一日中降って20㎝ほども積もりました。昨日の様子です。

  

 

中央自動車道も国道20号線も通行止めになってしまい大変な状況でしたが、除雪が進んで昨日中に解除になったので、山の家の様子を見に行ってきました。「雪のあした」は晴れることが多い様で、今日も朝から良い天気でした。国道、県道はしっかり除雪が済んでいましたが、他の道はまだこんな状態でした。

  

 

     

 

我が家の車は4輪駆動車、それに冬用タイヤを装着していますが、慎重に進みました。夫の運転で私は助手席で写真を…今日の写真はほとんど走行中のものです。今回の雪は湿っていて、電線にも信号機にも雪がついていました。しっかり雪に覆われた樹が陽に輝いていました。

  

 

     

 

釜口水門から西街道を進みました。道はしっかり除雪してあって雪が無くて助かりました。木々にはまだ雪が付いていて青空に映えてきれいでした。

     

 

  

 

湖は穏やかに凪いでいました。周囲の山や町の雪景色と相まってなかなか良い眺めでした。

  

 

諏訪市に入って石舟渡の信号近くの湖面は凍っていました。凪いでいる湖面には山が映り込んでいました。

  

 

      

 

田んぼも山も一面の雪景色でした。

  

 

八ヶ岳は裾野に雲をたなびかせていました。

  

 

国道20号線はきれいに除雪されていましたが、坂室の信号から原村に向かう道に入ったら雪が残っていました。陽が当たって周囲の木々から絶え間なく雪が舞い落ちて来て、雪が降っているようでした。

  

 

原村から見た八ヶ岳は裾野に雲が沸き上がっていました。こんな雪道も通って我が家にたどり着きました。

      

 

  

 

我が家の周辺もやはり一面の雪景色でした。木々はしっかり雪をかぶり、雪の上に樹の影が伸びていました。デッキの上の屋根にも樹影がきれいでした。

   

 

  

 

   

 

積雪は25㎝ほど!除雪機の出動です。村道も自宅部分は除雪しました。

  

 

  

 

午後の帰り道ではあちこちで北アルプスが見えました。これは原村から見た北アルプスです。諏訪湖も小さく見えます。

       

 

  

 

     

 

  

 

帰りは上川沿いの堤防の道(一方通行の通勤バイパス)を通りました。除雪後の道はもう乾いていました。この道沿いからも北アルプスが見えました。

  

 

     

 

幹線道路はきれいに除雪されていましたが、我が家の近くの道は午後になってもシャーベット状で、日陰の道はまだ真っ白でした。

  

 

無事に原村まで行って除雪することが出来、雪景色も見ることが出来ました。明日も晴れるようですから、雪解けが進むことと思います…

    

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地元の神社仏閣へ

2023-02-09 | ドライブと散策

今年は初詣をする余裕もなく過ごしてしまっていたので、今頃になって神社仏閣を訪ねました。まず訪ねたのは秋に地区の御柱祭を行った「小井川賀茂神社」です。あの時の賑わいもはるか…鎮まりかえった神社でした。こうしてみると建てられた御柱も立派です。

     

 

「小井川賀茂神社」は京都の上賀茂神社の御祭神を奉り、諏訪大社のとの繫がりもある神社です。拝殿は諏訪大社と似た造りになっています。ケヤキの大木にはたくさんのヤドリギが見られました。

   

 

手水舎の流れ落ちる水はすっかり氷っていました。

      

 

その後「諏訪大社下社秋宮」を訪ねました。ここにはさすが温泉が出る土地柄、「ご神湯」があってかなり熱いお湯が流れ出ています。

       

 

「神楽殿」と「拝殿」です。重厚な作りの建物は立派なものです。諏訪大社の社紋は「梶の葉」ですが、上社は根が4本の「諏訪梶の葉」で、下社は5本の「明神梶の葉」です…と、以前におちゃさんに教えていただきました。

       

 

  

 

まだまだ寒い日で池の噴水から流れる水も、手水舎から流れる水も氷っていました。

  

 

この「秋宮」の裏手にある天然リンクに行ってみました。このリンクは毎年地元の方が整備して、誰でも使えるスケートリンクとなっています。寒い土地ならではの天然リンクです。ここで日本で最初のフィギアスケート大会があったそうです。入場無料、貸靴も無料!でも、地元のほとんどの子がマイスケート靴を持っています(というのは昔のことでしょうか)…

  

 

ちょうど見に行った時は開場時間が終了していて、子供たちが削られた氷を掃いてリンクを整備していました。

      

 

  

 

     

 

この日は諏訪市の「地蔵寺」も訪れました。このお寺は霧ヶ峰に向かう道の途中の高台にあります。本堂前の雪吊りの松と樹木の雪囲いに注目でした。鐘楼の向こうに諏訪市の街並みが見えます。

     

 

  

 

庭の隅には「フクジュソウ」の花が咲き出していました。

     

 

遅ればせながらの初詣に神社仏閣を訪ねることが出来、ホッとした一日でした…

 

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