駒ケ根市に「ハッチョウトンボ」の生息地があって観察会をするということで、出かけて行きました。「ハッチョウトンボ」は日本一小さなトンボで、一円玉くらいの大きさです。都道府県によっては絶滅危惧種にも指定されているこのトンボ…ここでは地元のボランティアの方々が生育環境を守っています。
「ハッチョウトンボ」は水が滲出している湿地や湿原に生息しています。日当たりがよく、極く浅い水域がひろがっているような環境を好むそうで、この公園にはそうした池があります。。成虫は5-9月に出現して、成熟したオスは小さい縄張りを持ち、静止状態でメスを待つと、説明していただきました。
オスは赤色でとってもきれいですが、メスは茶色で目立ちません。
オスの縄張りは1メートルほどと小さいのですが、そこに来るオスを追い払って、縄張りを守ろうとしている行動が見られました。
この小さな「ハッチョウトンボ」の抜け殻も、当然のことながら小さなものでした。
抜け殻で大きなものも見つけました。羽化したばかりの「オニヤンマ」がいました!見つけた時にはもう羽が広がっていて、しばらくして飛び立って行きました。
真っ赤な「ショウジョウトンボ」もいました。
「シオカラトンボ」も存在感ある姿でした。
出会ったチョウは「キタキチョウ」です。ここにはフジバカマも植えられていて、秋にはアサギマダラの訪問もあるとお聞きしました。
出会った花は「ネジバナ」…水辺にたくさん咲いていました。
「オカトラノオ」と「カンガレイ」もあちらこちらにありました。
この駒ケ根市は「二つのアルプスが見える街」…中央アルプスの「木曽駒ケ岳」は雲の間に見えました。
南アルプスの「仙丈ケ岳」はすっきりとその美しい姿を見せてくれていました。
おまけは帰りに立ち寄った「かんてんぱぱガーデン」の花たちです。まずはショップで買い物…お店の前のコンテナガーデンです。
こんなテーブルもありました。
ガーデンの方は少し時期が過ぎていましたが、たくさんの「アジサイ」が咲いていました。
これは「カシワバアジサイ」…八重咲で見ごたえある花でした。
楽しみにしていた「レンゲショウマ」が咲いていて嬉しかったです。
存在感ある「ヤマユリ」も咲いていました。素晴らしい咲きっぷりの「ヤマユリ」たちでした。
夏の花、「フシグロセンノウ」や「オカトラノオ」にも出会いました。
ここには「メダカの学校」(小さな池)があって、「メダカ」が泳ぎ、「シオカラトンボ」もいました。
久しぶりの伊那谷行きのこの日…急ぎ足でしたが、高速からの景色も駒ケ根と伊那での動植物との出会いも嬉しい時間でした…