グミ

自宅の裏庭に植えてあるグミの実が今年はほとんど実が付きません。
年によっては枝全体にびっしり実を付ける年もありますが、実付きの悪い年が
多いです。
毎年沢山の花を咲かせますが、それ以上の葉っぱに覆われる上に色も葉と
似ているため目立たなくて昆虫が寄ってこないのか、自家受粉がすごい
弱いようです。
植物ですから、果樹によくあるはずれ年が続いているんでしょうか。
おまけに数少ない実を食べにヒヨドリなんかがやって来て完食していきます。

今は作っていませんが、昔葡萄栽培をやっていた頃、デラウエアの種なし処理を
するためジベレリン処理を行いますが、これは植物成長ホルモン剤ですから、父親が
一緒にグミにも散布してました。
たしかにこの頃は毎年枝全体に赤い実が沢山付いていた印象が残っています。

子供の頃、このグミをよく採って食べてましたが、甘酸っぱい味が美味しくて
生で食べた記憶が残っています。
久しぶりに大人になってグミを食べてみましたが、記憶の味よりも独特のえぐみが
強くて全然美味しくありません。
思わず吐き出してしまいました。
期待して食べた分裏切られた感じでガッカリです。
ジャムにするほど生っていないし諦めました。

この味を美味しく感じた子供の頃の味覚は、大人になると無くしてしまう感覚のようです。



こちらはよその庭にあるグミ。
種類が違うようで実が丸みをおびています。
こちらのグミは枝全体に実が付いていて羨ましい。