★麻布十番のギャラリー

尊敬するフラワーアーティストの一人、
松田隆作先生の個展に来ています。


日本を代表する花の世界の作家、
世界中で作品を発表し続ける
松田先生の手で作り上げるそのひとつひとつには、
花と植物への本気の愛がこもっている。

花びらも茎もトゲも葉もどこも捨てたくない、
ずっとお花と接していたい。という先生。

長い時間をかけて作り込み、
そのすべてを使い切り、
完成度の高い作品に昇華させ、
魂を吹き込んで、気迫すら感じるのに
どこまでも柔らかい。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

久々の麻布十番。

何年ぶりだろう～。

20代の頃、仕事してたお花やさんが近かったし、
よくちょくちょく来てた。

都会なのに、昔の風情が残っている
麻布十番商店街が好きだった。


毎年８月末の麻布十番祭りは
各国の大使館があるせいか外国人であふれ
日本の夏祭りと異国のカーニバルのような
独特な雰囲気がしてワクワクして大好きだ。



初めて降り立つ大江戸線の麻布十番駅。

すぐそこにまだ行ったことのない
六本木ヒルズがそびえ立つ。


わ～、ココに駅ができたんた。
六本木ヒルズってあの位置だったの？


20数年前の記憶の地図が塗り替えられる。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

尊敬する松田先生と、
思いがけず一緒にランチ。

黒沢監督の親戚のお店、
「くろさわ」というおいしいおうどんやさんで
「夏野菜冷やしうどん」を
ごちそうになりました♪


先生と２人でゆっくりお話ししたのは初めてで感激。


「誇り高いのと、傲慢さは
紙一重なのよ。

自分が一番って思う気持ちは
大切だけど、

それが傲慢、と取られるのは
周りに問題があるんじゃなくて、
本人の器量に問題があるのよ。」

と常に謙虚でありながらも
自分を信じていくことの大切さを
教えてくれる。

「有名になると、すぐに学ぶことをやめる人が多いの。
作品を発表しなくなったり。

そうすると、そこでその人は止まるのよね。」と
学び続ける姿勢の重要さを
教えてくれる。


作家、アーティストならではの
自分を追い詰めるような
苦悩も垣間見せる。


魅力あふれる先生の
生きざまに触れるひととき。