やっと!で〜きたぁヽ(;▽;)ノ(泣)‼️‼️‼️
リオが
ミュージックプログラムで行っている
ニューヨークの刑務所の方々へお届けするマスク。
スタッフメンバーの一人からの依頼で、
ボランティアで参加することに。
自分たち用に作った5つは
あっという間に出来たので
すぐに作れると思ったのに…
なんと1週間、
ずっと試行錯誤を繰り返しながら試作し
ここ数日はほぼ一日中ミシンの前に座って、
今指先が痛いf^_^;笑💦
25コ作るのに
どんだけかかってしまったんだろう?
本当はもっと作りたかったのに。
たぶんぜんぜん足りないだろうな。
買った方が早くない?としまいには
いつまでも終わらない作業に気が遠くなりながら。
それでも、あぁ。今は達成感でいっぱい♪
耳にかけるゴムが長いから
もう少し短くしてくれる?
ちょっとキツいから長くして
頭にもかけるようにして!
あ、もう少し立体感がほしいから
タックをつけよう、とそれぞれの
顔のサイズや要望に合わせて
ちょこちょこ最後の微調整が必要だった。
けれど、今回はそういうわけにいかない。
どんな大きな骨格の人なのか、
それとも小顔なのか誰の手に渡っても大丈夫なように
出来ればゴムにしたい。
または最後の微調整は自分でできるように
結べるようにしようと決めた。
けれど、長くて柔らかいマスク用のものは
当然売り切れ。
髪の毛のゴムも長いのは
あちこち探し回っても手に入らず
中くらいのサイズがいくつか。
それも店頭に並んでいるのはせいぜい
ひとつかふたつ。
少し前の日本と同様に皆考えることは一緒。
糸もほぼ売り切れ状態。
ワンダラー($1)ショップで見つけた
新品のグレーのスパッツをカットして
ヒモを縫うことにしたけれど
それまた時間がかかり。
スパッツのウエストのゴム紐が
5センチほどの幅だったので、
それもほどいて5つに切って使うことにしたり。
使うには微妙に長さが足りない
ヘアゴムも継ぎ足してみたり。
CDC の提案するマスクの作り方が
添付されていたのでそれに沿って
作ったけれど、長いゴム紐じゃないから
か、
どうもギャザーがうまく寄らずに
口の両脇が丸開き💦
それもギャザーを寄せて
両端をミシンで縫い
ふくらみを持たせてみたり。
これで良かったのか、
使い勝手がいいのかわからない。
金、赤、黒など強い色は使えない。
凶悪犯をイメージするようなのはダメ。
色柄が違ってケンカになってもいけないし。
いろんな規制がある。
間違った使い方をしたくなるような
作りにするわけにいかない。
など、材料が手に入らない中で
コットンの古い布を洗い、ゆっくり
アイロンをかけて。
とにかく出来る限りの知恵を絞ってみた。
「みんなに Arigato gozaimasu
アリガト ゴザイマスって日本語教えるよ!」
「良すぎるくらいの出来だよ、
みんな喜ぶよ!」
「みんないいヤツだよ、たった1回、
ちょっとカッとなって
何かを起こしちゃったりしたけれど、
もとはそんなにワルいわけなんかじゃないよ。
あるいは、中に入って過ごすうちに
良い方に変わっていく人だっているしね。」
そうだよね、その通りだと思う。
人生にはさまざまなストーリーがあって、
事情があってそれぞれが必要なことを
体験しているのだとしたら、
良いとか悪いとか、まして知りもしないに ジャッジなんてできるハズもない。
今、なにかのめぐり合わせで
こうして目の前にやってきた
「マスク作り」が誰かの
少しでもお役に立てるなら
それが一番の喜び。
私なりに愛をギュッと込めて
ひとつひとつ丁寧に作る時間は、
なかなか終わらなくて
ちょっぴり泣きたくなることはあったけれど、
それでも嬉しかった。
楽しいひと時だった。
ボクもキミみたいになにかしたい。
こんな時にここで
こんなにいい暮らしをしているんだもん。
何か社会にできること。
なにができるかな?探してみよう、と
テーブルに並べられたマスクの写真を撮り
そうつぶやきながらスタッフメンバーへ送っていた。