KAORU♪の「気ままなダイアリー」

KAORU♪が見つけたステキな風景、出会ったおもしろいできごと、おいしい料理などを“気が向いた時”にご紹介します。

★飛行機雲としゃぶしゃぶと。

2021年02月18日 | Kaoru ♪の【New York 的スローライフ】
ただいま〜❣️
3週間ぶりのペンシルベニアの
カントリーハウス♪

ふっかふかの雪に覆われた
裏庭の丘の向こうに夕陽が落ちて
空には茜色に染まる飛行機雲。

あぁ、
飛行機に乗って日本に帰りたいなぁ。
飛行機に乗って旅したいなぁ。

でももうすぐ、もうすぐ。

長いトンネルの先は少しずつだけれど
見え始めたのかもしれない。

そんな希望を胸に大空を見上げながら。

3週間前、ここにいた時には長引く
この状況からくる閉塞感やら、
いろんなことが重なって
どうしたらいつもみたいに
元気になれるのかわからなくなっていた。

気分転換にドライブに連れて出してくれたり、
ガレージにピンポン台を作ってくれて
寒中卓球をしてみたり、おうちヨガや
ソリを楽しんでみたりするものの

自分1人ではどこにも行けない。
たとえ運転出来たとしても
この時期何にもできない。

東京育ちのワタシには
豊かな自然に囲まれて素敵な環境なのに、
ひと気のない場所で静か過ぎる時間を
同じ場所でじっとしているのは
ちょっと苦しくなって来てしまったのも
1つの要因だった。こういうのを

こちらでは「キャビンフィーバー」と
いうのだそうだ。

車につけるキャンピングカーのキャビンに
閉じこもっていて、熱が出るという
感じだろうか。日本語だと 
エコノミー症候群とかが
近いだろうか?
 
体調も実は、良くない症候が出てしまっていた。

でも、こんな広々とした家で
そんなのゼイタクすぎる。
感謝してもしきれないほどなのに…

たぶん、去年一年のさまざまなストレスも
知らず知らずのうちに蓄積されて、
それが自分の内側で
処理できなくなっていたのかもしれない。

けれど、それは私だけじゃなく
多くの世界中の人がそうなのに…

そんな葛藤を抱えながら、
ニューヨークに戻った。

検査も受けることにして。

そして、なるべく外に出て地下鉄や
バスに乗りマンハッタンひとり旅と称して
出歩く事にした。








以前ほどのにぎやかさはないにしても
それでも人々のエネルギッシュに
生きる姿を見て私も
そのチカラを分けてもらう。

たまたま久しぶりに息子のタツローから
電話が入り、今の状況を伝えると

あー、かーさん。
それはbadバッド入っちゃってるね!
オレもあるよね、そういうこと。
心と体は繋がっているからさ。

でもね、ココロを治すよりも
カラダ治す方が早いからさ。
ちょっとでも心があれ?バッド入ってる?
と思ったらとにかくカラダ動かすのよ。

オレの場合は自転車ね。
自分の足でこいで、風を感じて
風景が後ろにドンドン流れていく。
そうすると心も晴れていくんだ。

自分の足で、自分の動力で
動かしていくのが大事でね。
歩くこともいいと思うよ、歩いてみたら?

うんうん、そうだね。ありがとう!

かーさんはさ、激しい流れの中で
静けさを感じるのがいいタイプなのよ。
周りが騒がしい中で心の穏やかさを
作り出せるんだよね。
だからニューヨークは合っていると思うよ。 
田舎はたまにはいいけど、
ずっとだとそりゃ苦しくなると思うよ、うん。

さすが良くわかってる、
自分の母親のこと。

そんな会話をしながら、
少しずつ元気を取り戻していった。

そして、すっかりリフレッシュして
再びのカントリーハウス♪






デラウェアリバーは氷の板が
水の上に重なり








4頭のシカがお出迎え。






久しぶりにあったかい鍋が食べたい!

それはイイね!そうしよう。

来る途中でコリアンスーパー、Hマートで
野菜としゃぶしゃぶ用牛肉を買って
さっそく夜ごはんの準備。






「鍋としゃぶしゃぶはどう違うの?」

しゃぶしゃぶは鍋料理のひとつなの。
いろんな種類の鍋があるの。
鍋Nabe はこのポットの事だよ

「なんで“しゃぶしゃぶ”って言うの?」

ほら、こうしてしゃぶしゃぶするからだよ!


ね、しゃぶ、しゃぶ、しゃぶ。 

意味じゃなくて音からきているの。


「昔、赤坂のブルーノートで演奏した時に
六本木に行って、ジャズのお店に
顔出したあと、朝の7時に
24時間オープンしている
しゃぶしゃぶ屋さんに
行って食べたんだよなぁ。」






あ、それは六本木の「瀬里奈」
じゃない?カウンターのお店の。

「そう、カウンターだった。」

学校卒業してマミフラワーで
勉強している時に
六本木のお花屋さんで働いていたの。

1987年頃の話。今から30年以上も前ね。

「そうそう!その頃だよ!日本に行き始めたのは!」

ちょうど世はバブル真っ最中で
六本木が華やかな時だった。

交差点の近くの細い道を入って行った?
地図を書くと

「そうそう、ココだったと思うよ」

あの頃の瀬里奈を知っている人は、
日本人だってそうそういないのに
不思議な気持ちになる。

遠く離れた場所で、遠い昔を思い出しながら、
記憶が交差し、そして今は
雪のペンシルベニアでしゃぶしゃぶを囲む。

あぁ、美味しい。やっぱり冬は鍋✨

心と体も一緒にジーンと温かくなっていく。

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