前からずっと気になっていた
丸ごとアーティチョーク。
どうやって調理するんだろう?
1番最初に食べたのは20年以上前に
息子と息子の友だちファミリーと一緒に
旅したイタリアのソレントのリストランテ。
連日のパスタにあきてしまい、
もう食べたくない。
野菜だけにしたい…と思っていたところ、
サラダブュッフェにあったアーティチョーク。
これが話に聞いていた
アーティチョークかぁ。
ほんのりホロにがくて
お芋のように少しホクッとした食感。と
感動したのを覚えている。
それからしばらくしてからは
日本でも時々野菜売り場で見かけたことが
あるような。こっちに来たら
スーパーにはあちこちに置いてある定番品。
見るたびあの時の味を思い出す。
Harts ハーツと呼ばれる芯の部分だけの
冷凍食品は売っていて、それは何度か
買ってオリーブオイルとガーリックで
ソテーして食べたことがある。
でもこの丸ごとはどうやって食べるのか、
いつか調べてみたい、と思いつつ
そのままになっていたのを
おとといのこと、
ローカルスーパーPecks ペックスで
2個3ドルを目にして、
アーティチョーク、買おう!
グランマが良く作ってくれたんだよ。と
カゴに入れた。
なんと!おばあちゃんの味なんて
ステキすぎる♪しかも本場イタリアの
おうちごはんの味✨
ワクワクが止まらなくなる。
どうやって作るのか、見当がつかない。
調理の順番と、食べ方の順番を
時系列にまとめてみると
まず、
ツボミの上部を少し切り落とし、
茎もカットする。
そして、上部を下に向けて思いっきり
まな板に打ちつける!
(固くてなかなか広がらなかったらしい)
バチン、バチンとものすごい音。
そう、ツボミを広げるための豪快なやり方(笑)
そして、ボウルに作っておいた
イタリアンパン粉とパルメジャンチーズ、
それからガーリックのみじん切りの
混ぜたものをその鱗片状の
ガクの間に詰めて、上にものせる。
深鍋に入れて、上からたっぷりの
オリーブオイルを注ぎ入れてフタをする。
(パチパチと良い音がする)
それから2時間ほど弱火で
じっくり火を入れる。
水分が出てくるので時々フタを開けて、
水気がなくなったら乾かない程度に
コップ一杯ほどの水を入れて蒸し焼きな感じに。
そして、お皿に。
食べ方もまたビックリ。
1枚ずつ鱗片状のガクをはずし、
内側下の方がポクっと柔らかく
イモのようになっているので
それを歯でこそげ落とすように食べる。
外側は固くて食べられないのでお
皿に積み上げて。
食べ続けていくと、底の部分から
ポッコリしたものが出てくる。
ん?なんか新しいのが出てきた?
ナニコレ?
それの上、はずして!
そっとはずすと、毛が出てきた。
なんだこれ。
あ!それは食べちゃダメ!
それ取って!
え?ダメなの?
ガクをしがんだり、毛をはずしたり
まるでカニを食べているみたいな気分。
そしてその毛を取ると、見たことある!
ハーツが出てきた♪
ポックリとしたお芋のような食感。
パン粉とチーズとガーリックが
また良く合う❣️
グランマのは底がキャラメライズされて
もっとブラウンで、ソルティー、
塩気がきいていてもっと美味しかったんだ。
それにこんなにガクの部分も固くなかった。
あー、これじゃない!と
本人は納得できない様子。
それでも私にはものすごく美味しくて、
新鮮な食べ方でドキドキワクワクしながら
のグランマレシピ。
懐かしい思い出の味と
新たな味との出会い。
そんなひとつひとつは、
まぎれもなく心豊かなひとときとなる。
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