りゅうのガラスでゆったり時間

ガラス工房りゅうのブログ~普段使いの器を作っています 家の暮らしにも溶けこんでいる、りゅうのガラスとの日々をお送りします

月は世々の形見

2007-12-25 22:35:00 | Weblog
 今回の写真、少しぷっくりとした一輪挿しです。
お祝いの品として、御買い上げいただきました。
この写真を見て、闇夜に浮かぶ月のように思えてしまいました。

 今日の満月は、とてもきれいです。
寒くなって、空気が澄んでいるのでしょう、
一層輝いているように見えました。
 車の中から見る月っておもしろいですよね。
子どもの頃、月が私たちと一緒に動いているように見えて
不思議だなぁと思っていました。
車が、曲がったり止まったりするたびに、
あっ、こっちから見てる、
あっ、今度はあっちにいる!!
とワクワクしながら、車の窓にかじりついていたのを
思い出しました。

 「月は世々の形見 室鳩巣」という言葉を知りました。
月は遙か昔から、この世の移ろいを照らし続けきたため、月を見れば昔のことがしのばれるという意味だそうです。
人々は今も昔も、月を見ていろいろな思いを馳せています。
月に対して感じる思いは、いつでも、どんな人でも同じなのだなと思いました。

今日は、クリスマス、そして満月の夜です。
急ぐ足を止め、少し月を眺めてみてください。