特別稽古にて、半身半立ち片手持ち四方投げ(一)(二)を行いました。
久々に理屈っぽい話を書いてみようと思います。
1.「仕手」と「受け」
合気道は型稽古が中心となります。最終的に技をもって制するほうが「仕手」、仕手に制せられる役を「受け」と呼びます。合気会では仕手のことを「捕り」ということが多いようです。型稽古においては、合気道に限らず、ほとんどの武道・武術において同様の役割分担があります。例えば、剣術では「仕太刀」「打太刀」と呼びます。
ウィキペディアに打太刀の簡潔な説明があります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%89%93%E5%A4%AA%E5%88%80
ここで、「常に一瞬早く動き仕太刀の動作を引き出してやる師匠役でもあり、また、全て避けられることになっているとは言え打太刀からも技を打つ。」と書いてあります。
剣術の稽古では、指導役の人が打太刀をすることが多いと聞きます。仕太刀のレベルに合わせて、攻撃の厳しさを加減して、正しい理合いを身に付けさせようということなのでしょう。
(つづく)
尼崎豊中合同稽古にて、正面打ち四ヵ条抑え(一)の立ち技・座り技、正面打ち一ヵ条投げ、正面打ち小手返しの応用、小手返しからの連行法を行いました。