合気道龍大阪 村川真啓のブログ

主として、合気道龍大阪の稽古内容をアップしています。

2/26(日)の稽古内容

2006-02-26 21:32:31 | 稽古日誌

尼崎体育館での特別稽古で、審査稽古を行いました。

この日来たのは、豊中同好会のNさんだけでした。まあ、雨も降ってたことだし(笑)。こういう個人指導に近い形になったときは、その人に合わせて、かなり細かく指摘をします。いくつも注意されるので、教わってるほうは緊張するかもしれません。でも、それが後になるといい思い出になったりします。

私も浦安で稽古していたときのことですが、まだ龍道場ができたばかりのころで、私と内弟子の指導員、そして安藤先生の3人で稽古したことがあります。組む相手は内弟子だし、安藤先生は常に見ているし、という状況で、かなりプレッシャーを感じたことを記憶してます。でも、今じゃ、そんな少人数で教えてくれることなんて「ありえねー」って状況なので、今考えるととても贅沢なことであったなと。


2/25(土)の稽古内容

2006-02-26 21:29:06 | 稽古日誌

尼崎同好会において、審査稽古を行いました。

豊中同好会も審査稽古なのですが、初心者が多いので、基本動作と片手持ち四方投げ(一)を中心に行いました。豊中にはMさんが体験に来られて入会しました。これから共にがんばりましょう。


2/18(土)、2/19(日)

2006-02-21 12:36:05 | 稽古日誌

2月18日(土)、尼崎同好会、豊中同好会ともに審査稽古を行いました。と言っても豊中同好会は最近入会した3名が中心なので、受身や基本動作を重点的に行いました。

2月19日(日)、特別稽古にて審査稽古を行いました。


『武道練習』を訓む

2006-02-15 19:40:56 | 合気道

今月から月刊『秘伝』誌にて、安藤毎夫師範の隔月連載、“植芝盛平翁秘伝『武道練習』を訓む”が始まったようです。植芝開祖の初期の合気道の技法をまとめた『武道練習』という手書きの書物を解説するというものです。

植芝盛平翁の書かれた本は、日本神道をもとにした説明が多く、我々現代人にとっては読み解くのが難しいです。しかしそれは、植芝翁が言いたかったことが高度に抽象的で難解であるということでは、必ずしもありません。例えば、入身転換術反射道の元龍貴先生は、「植芝翁が生きていた時代は、物理的な作用を表す用語があまり普及していなかったので、合気道における物理法則を言葉でなんとか伝えようとして、神道用語を用いてそれを表したのではないか」と言っています。その考え方は私としても納得のいくものです。さらに補足すれば、現在は心理学や脳医学で説明のつく心や精神の作用といったものも、神道の喩えを使って説明しようとしたのかもしれません。

いずれにしても、植芝翁はオカルト的なことを伝えることが主眼ではなく、まずは心と体の作用というのを説明し、またそれを戦略的戦術的に用いるにはどうすべきか、ということを伝えようとしたのではないかと思います。

それで、この連載のなかにあります「正面打ち一ヵ条抑え(一)」について養神館合気道の初心者向けに補足説明しておきます。ここで示されている型は通常養神館で行っている一ヵ条(一)とは若干違います。おおまかな手順は同じで、

(1)仕手が正面打ちから前足を斜め前に出して切り降ろす。
(2)後ろ足を斜め前に出してさらに受けの体勢を崩す。
(3)さらに外側の後ろ足を前に進めて両膝をついて受けの腕を床に抑えつける。

というものです。しかし、養神館では(1)の動作のとき、受けの膝が片膝がつくまで完全に切り降ろして、そこでひと呼吸おき、(2)(3)の動作を比較的連続で行うようにしていると思います。連載で示されている植芝翁の技法は、(1)で完全に切り降ろさず、むしろ(1)と(2)の動作を連続させるようにします。合気会での一ヵ条(一教)は、この形でやるところが多いようです。

この武道練習の一ヵ条は、安藤師範が書かれているように「出す力」「吸い込む力」を連携させる呼吸力ができないとただ形だけの技となってしまいます。「吸い込む力」と言っても綱引きのように単純に引っ張るわけではありません。むしろ、「出した力を腹に収める」と言ったほうがイメージとして近いでしょう。

そして、「呼吸力」という言葉ですが、これは肺から空気を吐いたり吸ったりすることとは一致しません。関連はありますが・・・。『秘伝』の他のページを読んでいたら黒田鉄山氏がうまく説明していました。以下、引用します。

胸を開くということと、吸気運動とは異なります。同様に胸を閉じるということと、呼気運動とは異なります。太刀を抜きつけるとき、基本的には胸が開きます。従って、結果的に空気が胸にはいる場合があり、吸気したのと同じことが起こります。このとき、気合を発しますと呼気運動となります。が、胸そのものは開いております。また、無声のときは、呼吸運動は一時停止する場合もありますし、入ってくる場合も吐出される場合もあります。ことのき、力むような形になると怒責作用といって、たしかに健康には悪いようです。。吐いて使えるならば、吸っても使えなければなりません。(『月刊秘伝』p.76~p.77より)

つまり、肺による空気の呼吸は自然にまかせるのがいいということのようです。塩田剛三先生も『合気道修行』のなかで、「呼吸には、吸う息、吐く息、止める息というのがあり、これらを組み合わせることで技の威力が増す」というようなことをおっしゃっていますが、具体的にどこでどうしろとまでは言っていません。これはその部分を秘密にしているというよりは、あまり「この場合はこう」というふうにしてしまって、それに囚われてしまわないようにということなのだと思います。

そういえば、私が合気道を習った始めのころ、「臂力の養成というのは振りかぶったときに息を吐くべきなのか吸うべきなのか」ということを、少し考えたことがありました。安藤先生や他の先輩からも、それに関する指示や説明というのはなく、私もあえて師範などに質問しようと思うほどではありませんでした。たぶん、「呼吸に関しては自然にまかせよ」ということなのだと思います。


2/4(土)の稽古内容

2006-02-05 11:23:53 | 稽古日誌

尼崎同好会にて、審査稽古を行いました。先週見学に来ていたUさんが入会しました。

豊中同好会にて、基本の練習と正面打ち一ヵ条抑え(一)を行いました。豊中はこの日、Nさん、Hさん、Uさんの3名が新たに入会しました。お互いに励ましあって練習していきましょう。

3月の第2週に級審査を行う予定です。去年の12月の審査から間が短いので課題を消化しきれない人もいると思います。人それぞれのペースがあるので、自信のない人は無理に審査を受けなくてもよいです。逆に、意欲のある人はどんどん受けてください。