合気道龍大阪 村川真啓のブログ

主として、合気道龍大阪の稽古内容をアップしています。

4/30(土)の稽古日誌

2005-04-30 15:15:21 | 稽古日誌
尼崎同好会にて、片手持ち四方投げ(一)(二)と片手持ち側面入身投げ(一)を行いました。

四方投げは、これまで何回かやっているので、みなさんかなり上達していると思います。側面入身ですが、これはまだ、どういうふうに力を加えて投げているのかつかめていないようです。正しい姿勢や体の向きを決めていくことから始めるしかないでしょう。基本動作のひとつである体の変更(一)を、まずはしっかり練習して、入身動作の感覚を身につけてください。

PRIDE GP 2005 開幕戦

2005-04-24 01:50:03 | 武道・格闘技
テレビでプライドのミドル級トーナメント1回戦をみました。てか、「ミドル級」つっても、体重93kg未満だそうで、ボクシングだったら立派なヘビー級なんですけど・・・。

そんな人間とは思えないような人たちが、これまた人間とは思えないような闘いをしてますた。

技術レベルは年々確実に上がってきてるように思えます。数年前は、マウントポジションとったら首絞めたり(チョークスリーパー)腕十字に変化し一本取るか、上からタコ殴りにしてTKOで勝てたのですが、最近はそんな単純には決まらない。

外人の選手の体はみな凄いです。見てて「これは筋肉増強剤使ってんじゃねーのか」と疑いたくなる人もいます(笑)。日本人選手の体つきでは正直きつい。

吉田秀彦もかなりがんばっていたのだが、判定では、まあシウバの勝ちで仕方ないでしょう。でも吉田選手は基本的にKOや一本で負けたことがないので、なんだかんだ言って強いと思います。総合格闘技での戦術を完全に把握しているわけではないのに負けない戦い方ができるというのは、もともと持っているセンスがいいのでしょう。打撃にしても当て勘が良い。

今のプライドですと、打撃と組み技の両方がある一定レベル以上でないとトップレベルの選手に勝つことは難しそうです。トップレベルの選手は「ムエタイ+柔術」か「ボクシング+レスリング」という組み合わせの技術を持ってる人が多いです。

武術雑誌『道』より

2005-04-21 18:39:34 | 合気道
『合気ニュース』という季刊誌が名前を変えまして『道(どう)』という名前になったのですが、そこで、空手家の金澤弘和氏と空手家の宇城憲治氏が対談してます。金澤氏が養神館で稽古したときのことを語っているので引用してみます。
塩田先生は、空手は直線だけれども、合気道は円だよとおっしゃるんですね。直線には円が一番なんだと。当時意味がよくわからなかったのですが。「金澤君、ちょっと突いてきなさい」と言われるので、最初は躊躇したんですが、言われたとおり思いっきり突いた。あ、危ない、当たったかなと、どきっとした瞬間、もう僕は投げられていたんですね。飛んでる間に、しまった、ああなるほど、と思いました。直線には円でちょっと方向を変えればまわれる、というようなことを理解したこともあります。(『道』春号p.29より)

塩田剛三著の『合気道修行』p.158あたりにも金澤氏が養神館で稽古したことが書かれてますが、やはり同様の内容ですので事実であったのでしょう。

金澤氏はその対談で次のようなことも言っておられます。
いろんなことやってましたから、先輩たちには金澤は浮気者だ、いろいろなものに手をつけるといわれてました。ある先輩に「おまえ本当に強くなろうと思ったら細く深く掘らなきゃ駄目だ」と言われたので、僕は言ったんです。「僕はほかをやったからって、空手の練習量を少なくしているわけでは決してない。むしろ練習量は人に負けないくらいやっている。その他の時間でほかの勉強をしている。やはり深く掘るならば、幅広く掘ったほうが崩れない。細く深くでは、途中でぽんと崩れてつまってしまう危険性がある」と。

他の武道を経験しなけれは幅広く掘れないということもないでしょうが、他のものを経験することにより幅広い視点を得やすくなるのは確かだと思います。よく言われることですが、コップを上から見たら丸く見えるが横から見ると四角く見える。同じひとつのコップなのですが、視点を変えることで見え方が違う。つまり、人間というのはたいがい二次元的にしか物事を見れないわけですが、見ているものは三次元的な物体なので、あらゆる角度から見てそれを綜合することで実像である三次元の対象物を把握しなければならない。そういうことなのかなと思います。

合気道家のブログ紹介

2005-04-20 20:01:43 | 合気道
コメント&トラックバックをいただいたaristokun氏の「稽古日誌でもつけてみよーか」

合気会系なのですが指導風景の動画がたくさんあって面白いです。

養神館の場合、形をカチッと決める要素が多いので、なかなか応用変化まで稽古する機会がないのですが、その点、上記ブログでは受けの状態に応じて技を変化させたり、取り(仕手)の技のかけかたが不十分だった場合返し技を行ったりしています。こういうのを見ることによって、また、養神館の基本技の各々の動作の意味がわかることもあると思います。

まあ、合気道っていうのは、やればやるほどいろいろなことに気づいてきて、いつのまにか中毒になったりするので、注意してください(笑)。

4/16(土)の稽古日誌

2005-04-18 18:07:53 | 稽古日誌
尼崎同好会にて、胸持ち肘締め(一)の立ち技・座り技を行いました。

豊中同好会にて、胸持ち肘締め(一)の立ち技・座り技、座り技胸持ち二ヵ条抑え(一)の二ヵ条で締めるところまでを行いました。

膝や足の指が痛くなる座り技ですが(笑)、初心者のうちは無理してやると体を痛めますので、徐々に慣らしていきましょう。

ただ、合気道で座り技がたくさんあるのは、やはり合気道の理解に大きな効果があるためで、腰を中心に動く感覚を身に付けたり足の指を鍛えるのによいです。立ち技ではへっぴり腰になってしまっても、外見上は技をかけることができますが、座り技ではそうもいかない。というより、足の動きが制限されるので、腰をうまく使わざるを得なくなるわけです。ですから、肘締めや二ヵ条のように関節をピッと極める感覚は、むしろ座り技のが習得しやすいです。

ブロガー達の話題

2005-04-12 23:53:02 | 雑記
このところずっと、このブログでは稽古日誌しか書いてなかったので、反省してたまには違うことも書いてみます。

ネットでは、今、ブログがとてもはやっています。日記を書くように気軽に書くことができますし、コメント欄やトラックバック機能で、ブログ相互の交流もできます。まだ、電話回線を使ったモデムでインターネットにつないでいたころは、チャットや掲示板がにぎわっていましたが、チャットなどはかなりやっている人が少なくなったように思います。まあ、私はチャットはほとんどやったことがないのですが(笑)。

人気のあるブログで取り上げる話題というのは、やはり、時事的な政治や経済のことです。テレビで取り上げられる話題ももちろんブログでも話題になります。ライブドアの堀江氏のことなどは、インターネットに関わることなので、多くの人に論じられました。

ブログの面白いところは、テレビのニュースでは取り上げないことでも、話題になるということです。最近ですと「人権擁護法案」のことが話題になっていました。これは差別表現などを規制することで、人権侵害をなくすという法律で今国会で取り上げられることになっていたのですが、ネットでの猛反対もあって、見送られる可能性が高くなりました。

「人権侵害をなくす」とか「差別をなくす」という目的の法律ですから、一見、非常によい法律のようにも見えます。しかし、法案の条文などを詳しく見ていきますといくつか問題点があり、そのことで、ブロガーたちは法案に反対しています。ちなみに私もこの法案は反対です。人権擁護法を成立させるにしても、現在の法案を大幅に変えなければならないと思ってます。これに関する詳しい話は、もうすでにいろいろなところでなされていますので、ここでは割愛します。

人権擁護法案とも少しは関連するのですが、韓国や支那の反日運動に関してもブログではよく話題になってます。日本のブログや掲示板では、どちらかというと保守的な意見をもつ人たちが多いようです。反日左翼的なことを主張する人たちもいますが、数としては少ないと思います。

つい最近、支那で反日デモがあり日本大使館などを取り囲まれ窓ガラスなどが割られるという被害がありました。これはさすがにテレビのニュースでも大きく取り上げられました。しかし、韓国でも反日デモが小規模ですがしばしば行われています。それは日本の国旗や小泉首相の写真を燃やすというかなり日本にとっては侮辱的なものです。竹島問題や日本の教科書検定に抗議するという目的で、これらのデモは行われています。

結局、太平洋戦争終結時の東京裁判から引きずっている日本の「自虐史観」の歪が、今、このような形で現れていると言っていいのではないかと思います。いまのところ日本側は冷静な対応を取ろうということでスルーしていますが、そうは言ってられなくなるかもしれません。