イーハトーブ国王の巡回

国王自ら王国内の野草や動物などの健全性を調べた記録である。度々記録に出てくるテニスは王国の国技であることを申し添える。

ブラシのような白い花穂をつけるサラシナショウマ

2014-03-12 07:19:18 | 日記
田んぼ脇の土手に白いブラシのような穂状の花を見つけた。カナムグラやママコノシリヌグイなどが覆った土手のあちこちから白い穂が出ている。葉は他の雑草に隠れて余りよく見えなかった。家で調べてみてサラシマショウマと分かった。サラシナとは晒菜という意味で水にさらして食べた事によるという。また、ショウマとは生薬の名前であり、ウィキペディアには「本種やその他同属植物の根茎は升麻(ショウマ)という日本薬局方に収録された生薬で、解熱、解毒、抗炎症作用がある。 升麻は、乙字湯、升麻葛根湯、補中益気湯、立効散などの漢方方剤に含まれている。」と記載されていた。古くから薬として使用されてきた薬草らしい。

カナムグラなどの茂みから白い花を出していた。(花巻市笹間、2013年9月9日)


ママコノシリヌグイなどの茂みから花穂を突き出していた。(同上)


サラシナショウマの花穂。白いブラシのようだ。(同上)


花穂をズームアップ。両性花と雄花があると言うが、これは雌しべが見あたらず雄花のようだ。(同上)


葉は他の雑草に隠れてよく見えないが、2~3出複葉とのこと。写真にはカナムグラの葉や、豆科の植物の葉が見えており紛らわしいが、中央部に見えるのがサラシナショウマの葉の一部である。(同上)