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芝山古墳群(殿塚・姫塚)

2006-02-23 | 縄文・古墳・遺跡・史跡
翌朝も朝からひと波乱。食事を済ませバスの発車時刻にエントランスに向かうと…!?
来たバスは、成田エアポート行き。当初の予定ではJR成田行きのバスに乗車するはずでしたが、係りの人に聞いたら15分前にすでに出ているとのこと!
昨晩、チエックインの際、乗車予約を入れた時に二人してバスの時間を聞いていたはずなのに…。相変わらずドジな夫婦(^_^;)
次のバスまでは、1時間近く待たねばならないので、予定を変更し成田空港から芝山町方面へ行く空港シャトルバスに乗ることにしました。(予定では、京成成田駅から芝山千代田駅へ向かう予定でした。)
この選択は、結果的に大正解だったようで、芝山古墳群の中でも最大の「殿塚、姫塚古墳」近くのバス停で下車し早速見学に訪れました。

「殿塚と姫塚」は、同じ方向に仲良く並んでいますがその名称は、大小の関係から名付けられただけで埋葬者との関係には、特に深い意味はないようです。
殿塚は、芝山古墳群の中でも最大のもので、姫塚と共に前方後円墳で、6世紀後半から7世紀前半の築造とされています。
ここが一躍有名になった理由に、周囲から出土した大量の埴輪にあります。特に人物埴輪は全国でも珍しい葬列を示しているといわれ、性別、年齢、身分などの特徴がはっきりと現れており、当時の習俗を知る重要な手がかりとなっているそうです。また、姫塚からは、あごひげを生やした異人を思わせる容姿の埴輪が出土されています。この埴輪は、芝山町のトレードマークにもなっていて町役場や至る所にそのレプリカを見ることができます。
あごひげを生やした人物埴輪は、これも全国的に珍しく千葉県北部か茨城県南部にかけてのみ出土されているそうで、「なぜこの地域だけに見られるのか」その背景を考える必要がありそうです。つづく


「殿塚古墳」後円部から前方部を望む

「姫塚古墳」

「髭を生やした武人(芝山町役場前のレプリカ)」本物は、姫塚より出土


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