
飼い犬がランナーに吠えかかったら・・・
市街地のはずれ位を流れる川沿いをランニング・コースにしているのだが、犬を散歩させている人たちと多くすれ違う。
おととい。犬が横を走り抜けていく私に向かって吠えた。たまにあるしこちらも用心しているのでよほどのことがない限り動じることはない。
私が「動じた」のは飼い主の態度である。飼い主は犬に向かって「こらっ」と怒った。私には目もくれず。これは明らかにおかしいと私はその時思ったのである。
彼は(50がらみの男性だった)、自分の飼い犬が吠えかかった相手である私にまず謝るべきだろうと思ったのである。犬を叱るという行為を示すことで私への申し訳なさを間接的に表そうという気持ちがあったのかもしれないが、それは誤ったことにはまったくならない。
ちなみにこういう場合たいていの方は「すいません」と声をかけてくれる。時には何度も何度も謝る方がいて「それほどのことでもありませんよ」と返したくなる。

お馴染みさんとの挨拶
1年以上も同じコースを走っているとたまにお会いする犬連れの「顔なじみ」の方もいる。相手の素性はもちろん知る由もないけれども
そういう方たちの中に、向こうもこちらのことを覚えていてくれて軽く会釈を交わしあうようなこともある。
昨日「たそがれ」どき走っていたらそういう方の一人にすれ違った。もう顔まではっきりと見えないくらいには暗いし、「あの人かな」という程度の認識しかないけれども、お互い阿吽の呼吸ともいうタイミングで頭を小さく下げ合った。こういうのは何となく気持ちがいい。足の動きも気持速くなる。