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MとAのミュージカル・ラン日記 ♪♪♪

音楽を聴きながら走る市民ランナーのブログです。ランと音楽以外のスポーツについても書きます。今は大谷翔平に夢中です!

五郎丸、だけじゃない。

2015-11-05 | ランニング以外のスポーツ
 ここのところのラグビー人気の急上昇は、いまだとどまるところを知らない感じだし、選手たちも、ここぞとばかりサービス精神を発揮してバラエティなどにもいやな顔も見せずに積極的に出演している模様だ。
 それはそれでもちろん悪くないし、平尾の全盛期以来--あのころだって、ラグビーファンは地域・世代限定的だったかもしれない--やっと勝ち取った、しかも今度こそ実力で勝ち取ったブームだから、2019年のワールドカップ自国開催に向けて、なんとかラグビー人気をブームではなく不動のものにしたいという気持ちは大いにわかる。

 ただ、テレビは特に、相変わらず人気者にしか興味は薄く、つまりは五郎丸を巡って、いかに五郎丸にフォーカスできるかという番組作りに終始しており、他の選手しか出てなくても五郎丸、五郎丸、五郎丸はどうだったか?、五郎丸はどんなやつだ? 番組作りは結局そこへ集約される。

 五郎丸は確かに魅力的でクールなスタイルも、フルバックというポジションも、プレースキッカーで得点源であるという点でも、目立つ存在である。でもラグビーというスポーツを本当に理解するには、フォワードにもスポットを当てないと十分とは言えないだろう。

 今回の決勝を見て思ったが、世界最強のニュージーランドの戦いぶりで一番驚いたのは、あの巨漢のフォワードたちが、どの選手もパス回しに参加し、バックス並みの走力をもっていたことだった。日本人にも、それに近い身体能力を持つ選手はいる。堀江だ。

 リーチ・マイケルのキャプテンシーと勇気は南ア戦で証明され、すっかり魅了されてしまった。ほかにも山田やトンプソン、マフィなんかが特にわたしのお気に入りだ。

 昔は、ラグビーの花形といえば、なんといっても背番号10を背負うスタンドオフだった。松尾、本城、平尾、渕上・・・他にも誰かいたと思うが、彼らはみんな最高に格好良かった。昔はプレースキッカーを兼ねることも多かったんじゃないかな。司令塔と言いながら、華麗なステップを切ってトライを決めるシーンにしびれたものだ。それと本当にめったに見られないドロップゴール。あれもかっこよかった。今回はあまり目にしなかったが、ワールドカップではドロップゴールが日常茶飯事で、「これが世界のトップかあ!」とたまげたりしたけれど。

 今は、役割分担がさらに専門性を増し、スピードに秀でたウイングバックか、パワーに勝るフォワードがトライを決めるシーンが多い印象。あんまり専門化しすぎると、アメフトみたいになってしまってラグビーの魅力が損なわれかねないと個人的には思うけど、世界で勝ちにこだわるなら、そうならざるを得ないのかもしれない。

 五郎丸のオーストラリア・レッズ入団が正式に発表され、チームHPに早速紹介ビデオがアップされた。ぜひスーパーラグビーでもワールドカップ並みの活躍を期待したい。

Reds Recruit - Ayumu Goromaru
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キャラメルボックス 「水平線の歩き方」を観て

2015-10-26 | ランニング以外のスポーツ


 芝居なんて観るのはいつ以来か思い出せないほど久しぶりだけど、キャラメルボックスが人気の劇団だってのは(いまもそうなのかはよく知らないが)、特に芝居好きというわけでもない(かといって関心がないわけでもないが、まあ縁があまりなかったってことだ)わたしでも知っている。ちなみに上川隆也が昔所属していたらしい)。

 このブログのつながりとしては、主人公がラグビー選手--実にタイムリー--というところで、めったに観ない芝居について多少の感想を残しておくことにした。

 新作というわけではなくて、「再演」ということだけど、一言でいえば「良質なエンターテイメント」ということに尽きる。笑いあり、涙あり。1時間ばかりの短い芝居ではあるが、観客を飽きさせることはない。それなりに楽しい時間だった。

 あえて言うなら、新鮮味には乏しい。新しい実験があるわけでもない。手慣れた芝居をよく訓練された役者・スタッフがきちんと作り上げていて、文句はない。今や、日本の国のメンタリティの定番中の定番となりつつある「あきらめない」気持ちがテーマの一つであり、「絆」に代表される「一人では生きられない」がまた別のテーマでもある。震災以前の2008年に上演されているので、近年のこうしたストリームに乗って創られたわけではない。

 若い人たちがこうした芝居を観る--実際、中高生が多く観に来ていた--のはとてもいい刺激になると思うし、こういう劇団が存在しつつづけてほしいと思う。きっと、経営は、彼らのように名の知れた劇団でも大変だろうと推察するけど、彼らのような存在さえ守れないような国には未来がない気がする。

 感想に戻ろう。十分楽しい時間を過ごせたが、驚きや発見、戸惑いや疑問は起きなかった。悪くない。けれども、いささか手応えに欠ける。

 技術的なところでは、役者の顔の方向によっては幾分声が不明瞭で聞き取りにくいところがあった。それから、大垣市民会館という1400人ほど入るホールの中央やや左より、真ん中より少し後ろの席だったが、小さなホールだから舞台まで十分な近さだと思っていた。しかし、役者の顔や表情をはっきり見て取れなかった。少し残念。客は8割くらいは入っていたと思う。

 このあと、10/28豊橋、10/31岡山と上演の予定とのことなので、芝居好きの方、久しぶりの方、初めての方、ラグビーワールドカップで盛り上がったにわかラグビーファンの方、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

詳しくはキャラメルボックスの公式HPでご確認を。こちら

『水平線の歩き方』2008年版ダイジェストムービー
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ラグビーワールドカップ 

2015-10-12 | ランニング以外のスポーツ
 日本対アメリカは28-18で日本が勝利。予選リーグ3勝目をあげたが、予選敗退となった。他のグループも含めて対戦表を見ると、日本対南アフリカを除くと、勝ち負けはきれいに対角線上の上下に分かれている。
 そう、ラグビーくらい実力どおりの結果となるスポーツはないと私は思う。というかそれは本当のことなのだ。だから3勝して決勝リーグに進めないことは過去になかった。ただ、一方で今回の予選の結果を見ると、単なる3勝でボーナスポイントゼロというチームも日本以外にはなくて、決勝リーグに進むにはトライの数を増やすか、負けても1トライ1ゴール以内の接戦である必要があるわけで、やっぱりもうワンランク実力を引き上げないといけないということにはなるんだろう。

 とはいえ、今回の結果はもちろん、日本の戦いぶりは長年のラグビーファンには驚き以外の何物でもなかった。一番はスクラム。低いスクラムとかバインドを強くして巨漢フォワードに対抗するなんてことは、ずっと言われてたし、相応の努力を積んできたのも間違いないと思うけど、少なくともこれまでまったく歯が立たなかったわけで、信憑性がなくなっていた。ワールドクラスのチームを相手にドライビングモールで日本がトライを取るなんて--しかもあの南アフリカからトライを奪うなんて--まさしく夢のような出来事だった。
 ところがエディーHCはできると信じて疑わなかった。スクラム担当のマルク・ダルマゾコーチやFW担当のスティーブ・ボーズウィックコーチなど世界の一流コーチを招聘、年間120日という合宿で4時おきでの4部錬!をこなしたと聞く(細かな数字は記憶によるので間違ってるかもしれません)。今までできなかったのに今回できたのは、なぜか? 大事なのは、それをやれば「必ずできる(勝てる)」と選手に信じこませたことだと思う。そして結果が伴った。それにしてもすさまじい練習がなくてはこの結果は得られなかったと思う。「世界一練習してきた」、みんなそう言ってた。練習すれば必ずできるわけでも、必ず勝てるわけでもないけど、ベストを尽くしてないとチャンスはやってこない。もっと言えばやれる以上のことはできない。それでだめだとして後何ができるのか? それを心から言うためには常に自問自答しなくてはならないだろう。

「俺たちは本当にできる限りを尽くしているか?」と。 

 今回のメンバーは誰もが「YES」と答えるだろう。

 それからもうひとつ。多くの人が指摘しているが、わたしも外国人(もしくは外国出身)選手のすべてが君が代を歌っていたのには感動と驚きを覚えた。リーチ・マイケル主将によれば「ただ言葉を覚えてるだけじゃだめ。意味を理解して歌わないと」。そして毎日のように君が代斉唱の練習もしたのだという。彼らはもう日本人以上に日本人だ。日本の(ラグビー)のために戦っている。そこに大きな誇りを感じながら。個人的には学校などで無理やり国家を歌わせるのには反対だが、自らの意思で歌う分には何の文句もない。今回のチームを見ていて思い出したのは、もっともよき時代の大学ラグビーである。熱かった、少なくともラグビーに対して純粋だった(見るほうも)、美しいと思えた、あのころのラグビー。

 今大会の日本代表の戦いぶりくらい、「あきらめずにやり続ければできるんだ」と思わせてくれた出来事はなかった気がする。そのくらい奇跡的な3つの勝利だった。代表の皆さん、スタッフ、関係者の皆さん、おめでとうございました。
 今回の奇跡的な活躍がなかったら2019の日本開催のワールドカップがどうなってたかと想像するとぞっとする。観客もまばらな会場、それはありえないことではなかったろう。でもこれで、状況は大きく変わったに違いない。
 ラグビーファンとしては、いろんな試合がもう少し盛り上がってくれると本当にうれしい。ビール飲みながら秩父宮で見る大学ラグビーなんて、ほんと最高なんだから。

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久しぶりに燃えた~~~!!!!! ラグビーワールドカップ 南アフリカ戦

2015-09-20 | ランニング以外のスポーツ
 勝ったああああああああ!!!!!!
 まだ信じられない。34対32。逆転のトライ! まさしくジャイアントキリングを果たした。
 2度ワールドチャンピオンになってる南アフリカ、世界ランク3位。99%負けを覚悟してたけど、まさかまさか。最後の最後、南アフリカが残り時間を考えて同点からペナルティキックを選んだのに対して、日本はスクラムを選択した。この気持ちの差が、最後のトライにつながったと思う。もうロスタイムの最後のワンプレー。五郎丸のショットで同点の選択だってあったけど、ドライビングモールで1つ目のトライを取った自信がここで再びスクラムを選ばせたと思う。相手が1人シンビンで少なかったのも大きかった。
 ああ、それにしても、まさか南アフリカにワールドカップで勝つなんて。学生時代からラグビーを見てきた人間にとって、こんな日が生きてるうちに訪れるなんて(大げさか)・・・いやあ、LIVEで見ててよかった。これを見逃してたら後悔するところだった。
 でも選手はもう次のスコットランド戦を見据えていた。リーチがあんまりうれしそうな顔もせず、スコットランド戦のことを話したのが印象的だった。こいつら、本気でベスト8を狙ってる、そう思った。
 勝てるかもしれない、と思ったらますます楽しみになってきた。ファーストトライの時のエディー監督の笑顔がよかったな。普段笑わない五郎丸のインタビューでの笑顔も良かった。次も頼むぜ(今日は割とイージーなPKを1本はずしたしね)。
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アギーレ監督を信じよう

2014-12-28 | ランニング以外のスポーツ
 アギーレ監督の八百長疑惑については、スペイン当局が告発するという事態となり、賛否両論が喧しくなってきた。
 監督自身が記者会見を行い「まったく身に覚えがない」と主張した。

 わたしはアギーレ監督を信じようと思う。この会見まではともかく彼は何もしていないと言っている。何も具体的な証拠があるわけでもない。
 わたしはアギーレ監督が好きなわけでもないし、彼が日本でやろうといているサッカーももうひとつよくわからなくて高く評価しているわけでもない。できれば他の監督のほうがいいとさえ思ったいたくらいだ。ペケルマン、ストイコヴィッチ、そして日本人の監督・・・

 だけれども、彼を信じるべきじゃないかと今は思っている。
 「火のないところに煙は立たない」などと言って、やめてもらうべきだと主張する評論家やサッカー関係者もいる。日本でもこんなに「冤罪」が起きているのに。

 日本は、協会は信じて彼に任せたのだ。噂しかなく確かな証拠もないのに抹殺しようとする風潮が恐ろしい。選手だって信じなくちゃ闘えない。信じられないなら代表を辞退するしかないだろう。信じる力が問われている。
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