今朝3時25分に目が覚めた。「ひょっとして」と眠い目をこすってTVをつけると、最終グループの演技が始まる前のインターバル。キム・ヨナのショートの演技がリプレイされていた。
完ぺきな演技だったようで、74点台の得点で1位。
最終グループはロシアの新星・リプニツカヤ。個人的には真央ちゃんの次に応援しているカロリーナ・コストナー、アメリカのワーグナーと続き、最終演技者がわれらが浅田真央。
コストナーのショートはもう本当に素晴らしかった。ノーミスだと思うし、出来栄えもひじょうに高く、キム・ヨナに勝るとも劣らないと思う。手足の長さ、欧米人の真っ白な肌は視覚的にも際立つ美しさだ。
ロシア国民の期待を一身に背負ってしまった15歳のリプニツカヤはジャンプを1つ失敗してキスアンドクライでは終始下を向いたままだった。
ジャンプの調子は絶好調と報道されていたし、実際に練習では失敗はほとんどないように見えた。しかし、いつだって、誰だってそうだが、「すべてがうまくいっている」などという時が一番危険な時でもある。
トリプル・アクセルでまさかの転倒。そのあとの3回転ジャンプ(フリップ?)もアンダーローテーション。もっとも痛かったのはコンビネーションジャンプが入らなかったことだ。
この日、世界で最も大きなプレッシャーを全身に受け止めてしまったのはおそらく浅田真央選手にちがいない。リプニツカヤも大きなプレッシャーを受けていたろうが、人生の重みがちがう。この舞台にたどり着くまでの長さ・深さがちがう。さらに言えば、これで最後(会見では、「・・・になるかもしれない」といっていたけれど)の宣言して臨んだ舞台であることも、気持ちを奮い立たせる半面プレッシャーを増す触媒となったかもしれないと思う。
茫然自失。日本中で数千万人がため息をつき頭を抱えたに違いない。
同じくジャンプを失敗した鈴木明子選手がいいことを言っていた。「失敗したからって人生が終わるわけじゃないし、これも人生の1つのできごとにすぎないと思ってフリーにベストを尽くしたい」(意図はそんな感じだったと思う)。
そうなのだ、みんな知っているのだ。真央ちゃんは誰にも負けないくらい練習してきた。才能はピカイチ。普通に跳べばいいんだ。この大舞台でそれをやるのが簡単ではないことも知っている。でも今こそ、もう失うものも何もない(残念だけど)。すべてのプレッシャーから解き放たれて、自分のやりたかったスケートを存分に楽しんでやり遂げてもらいたい。すべてを出し切ってほしい。
今だってトリノでのあふれ出る涙のシーンを見たらなんだか知らないがこっちまで泣けてくる。本当に日本中の人があなたを愛してます。日本人だけではないことをあなたを表紙にしたNumberを読んでつくづく感じました。あなたは祝福された人なのだと思う。
メダルが取れなくても、たとえ失敗してしまったとしても、高橋大輔のように思い切りの笑顔で手を振るあなたをみんな見たいと思ってます。
「8トリプル」ぜひ自信を持って挑んでください。きっと跳べますよ。人を笑わせるのが得意だったと言うあなたが実は人一倍まじめで手を抜かないことをみんなよく知ってます。がんばれ!
真央ちゃん、日本中があなたの味方です。
完ぺきな演技だったようで、74点台の得点で1位。
最終グループはロシアの新星・リプニツカヤ。個人的には真央ちゃんの次に応援しているカロリーナ・コストナー、アメリカのワーグナーと続き、最終演技者がわれらが浅田真央。
コストナーのショートはもう本当に素晴らしかった。ノーミスだと思うし、出来栄えもひじょうに高く、キム・ヨナに勝るとも劣らないと思う。手足の長さ、欧米人の真っ白な肌は視覚的にも際立つ美しさだ。
ロシア国民の期待を一身に背負ってしまった15歳のリプニツカヤはジャンプを1つ失敗してキスアンドクライでは終始下を向いたままだった。
ジャンプの調子は絶好調と報道されていたし、実際に練習では失敗はほとんどないように見えた。しかし、いつだって、誰だってそうだが、「すべてがうまくいっている」などという時が一番危険な時でもある。
トリプル・アクセルでまさかの転倒。そのあとの3回転ジャンプ(フリップ?)もアンダーローテーション。もっとも痛かったのはコンビネーションジャンプが入らなかったことだ。
この日、世界で最も大きなプレッシャーを全身に受け止めてしまったのはおそらく浅田真央選手にちがいない。リプニツカヤも大きなプレッシャーを受けていたろうが、人生の重みがちがう。この舞台にたどり着くまでの長さ・深さがちがう。さらに言えば、これで最後(会見では、「・・・になるかもしれない」といっていたけれど)の宣言して臨んだ舞台であることも、気持ちを奮い立たせる半面プレッシャーを増す触媒となったかもしれないと思う。
茫然自失。日本中で数千万人がため息をつき頭を抱えたに違いない。
同じくジャンプを失敗した鈴木明子選手がいいことを言っていた。「失敗したからって人生が終わるわけじゃないし、これも人生の1つのできごとにすぎないと思ってフリーにベストを尽くしたい」(意図はそんな感じだったと思う)。
そうなのだ、みんな知っているのだ。真央ちゃんは誰にも負けないくらい練習してきた。才能はピカイチ。普通に跳べばいいんだ。この大舞台でそれをやるのが簡単ではないことも知っている。でも今こそ、もう失うものも何もない(残念だけど)。すべてのプレッシャーから解き放たれて、自分のやりたかったスケートを存分に楽しんでやり遂げてもらいたい。すべてを出し切ってほしい。
今だってトリノでのあふれ出る涙のシーンを見たらなんだか知らないがこっちまで泣けてくる。本当に日本中の人があなたを愛してます。日本人だけではないことをあなたを表紙にしたNumberを読んでつくづく感じました。あなたは祝福された人なのだと思う。
![]() | Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2014年 2/13号 [雑誌] |
文藝春秋 | |
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メダルが取れなくても、たとえ失敗してしまったとしても、高橋大輔のように思い切りの笑顔で手を振るあなたをみんな見たいと思ってます。
「8トリプル」ぜひ自信を持って挑んでください。きっと跳べますよ。人を笑わせるのが得意だったと言うあなたが実は人一倍まじめで手を抜かないことをみんなよく知ってます。がんばれ!
真央ちゃん、日本中があなたの味方です。