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MとAのミュージカル・ラン日記 ♪♪♪

音楽を聴きながら走る市民ランナーのブログです。ランと音楽以外のスポーツについても書きます。今は大谷翔平に夢中です!

真央ちゃん、日本中があなたの味方です。

2014-02-20 | ランニング以外のスポーツ
 今朝3時25分に目が覚めた。「ひょっとして」と眠い目をこすってTVをつけると、最終グループの演技が始まる前のインターバル。キム・ヨナのショートの演技がリプレイされていた。
 完ぺきな演技だったようで、74点台の得点で1位。

 最終グループはロシアの新星・リプニツカヤ。個人的には真央ちゃんの次に応援しているカロリーナ・コストナー、アメリカのワーグナーと続き、最終演技者がわれらが浅田真央。
 コストナーのショートはもう本当に素晴らしかった。ノーミスだと思うし、出来栄えもひじょうに高く、キム・ヨナに勝るとも劣らないと思う。手足の長さ、欧米人の真っ白な肌は視覚的にも際立つ美しさだ。
 ロシア国民の期待を一身に背負ってしまった15歳のリプニツカヤはジャンプを1つ失敗してキスアンドクライでは終始下を向いたままだった。

 ジャンプの調子は絶好調と報道されていたし、実際に練習では失敗はほとんどないように見えた。しかし、いつだって、誰だってそうだが、「すべてがうまくいっている」などという時が一番危険な時でもある。
 トリプル・アクセルでまさかの転倒。そのあとの3回転ジャンプ(フリップ?)もアンダーローテーション。もっとも痛かったのはコンビネーションジャンプが入らなかったことだ。

 この日、世界で最も大きなプレッシャーを全身に受け止めてしまったのはおそらく浅田真央選手にちがいない。リプニツカヤも大きなプレッシャーを受けていたろうが、人生の重みがちがう。この舞台にたどり着くまでの長さ・深さがちがう。さらに言えば、これで最後(会見では、「・・・になるかもしれない」といっていたけれど)の宣言して臨んだ舞台であることも、気持ちを奮い立たせる半面プレッシャーを増す触媒となったかもしれないと思う。

 茫然自失。日本中で数千万人がため息をつき頭を抱えたに違いない。

 同じくジャンプを失敗した鈴木明子選手がいいことを言っていた。「失敗したからって人生が終わるわけじゃないし、これも人生の1つのできごとにすぎないと思ってフリーにベストを尽くしたい」(意図はそんな感じだったと思う)。
 そうなのだ、みんな知っているのだ。真央ちゃんは誰にも負けないくらい練習してきた。才能はピカイチ。普通に跳べばいいんだ。この大舞台でそれをやるのが簡単ではないことも知っている。でも今こそ、もう失うものも何もない(残念だけど)。すべてのプレッシャーから解き放たれて、自分のやりたかったスケートを存分に楽しんでやり遂げてもらいたい。すべてを出し切ってほしい。
 今だってトリノでのあふれ出る涙のシーンを見たらなんだか知らないがこっちまで泣けてくる。本当に日本中の人があなたを愛してます。日本人だけではないことをあなたを表紙にしたNumberを読んでつくづく感じました。あなたは祝福された人なのだと思う。

Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2014年 2/13号 [雑誌]
文藝春秋
文藝春秋


 メダルが取れなくても、たとえ失敗してしまったとしても、高橋大輔のように思い切りの笑顔で手を振るあなたをみんな見たいと思ってます。
 「8トリプル」ぜひ自信を持って挑んでください。きっと跳べますよ。人を笑わせるのが得意だったと言うあなたが実は人一倍まじめで手を抜かないことをみんなよく知ってます。がんばれ!

 真央ちゃん、日本中があなたの味方です。
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高橋大輔のフリーに感動しました。2014ソチ・オリンピック フィギュア・スケート

2014-02-15 | ランニング以外のスポーツ
羽生選手、日本フィギュア男子初金メダルおめでとう!

 タイトルとずれますが、まずは何と言っても羽生結弦選手、金メダルおめでとうございました。
 圧巻のショートはもちろん素晴らしかったですが、フリーも冒頭の4回転サルコーとトリプルフリップの失敗はあったにせよ、全体を通して若者らしくスピードとキレを持続し迫力のある演技でした。
 今大会での金メダルは誰が見ても文句なしだったと思います。
 わたしは羽生選手が最後に力を出し尽くすまで演技し切るその姿勢と覚悟にいつも感動してます。このフリーでも、すぐには立ち上がれませんでした。最後に右手を氷上に付く演出はおそらく羽生選手のそういう姿勢によるのかもしれません(立ってられない)。ショートでも本当に汗だくでした。こういう選手はフィギュアでは今までいなかったんじゃないかと思います。
 マラソンでいえば川内優輝のゴールに似てます。命がけ、ということです。

高橋大輔のフリーは涙が出るくらい感動しました

 3人の日本選手みんなを応援してましたが、中でもわたしが一番応援していたのは高橋大輔選手でした。これが最後だからということだけではありません。
 ショートで4位につけ金銀は羽生、パトリック・チャンでもう決まりだと思いましたが、3位ハビエル・フェルナンデスから11位の町田樹選手まで3点余りしかなく誰にでも銅メダルのチャンスがありました。結果的にはカザフスタンのデニス・テンが世界選手権銀メダルにふさわしい演技で銅メダリストになりました。この3位も誰がどう見ても彼のものだったと思います。非常にフェアな結果だと思います。

 そういう得点システムとは別に、もし「ジャンプなしなら」高橋大輔パトリック・チャンをもしのぎ、圧倒的に1位だったなあ、というのが試合が終わって一番強く思ったことでした。プログラムの内容自体はチャンのほうに軍配が上がるかもしれませんが。
 高橋大輔のどこが素晴らしいかと言えば、まず曲とのシンクロニシティ。今回の曲に限りませんが、彼の音楽を表現する力(振りつけのモロゾフの力もあるのでしょうね)と相まって、見ているだけで気持ちがいい。ピタッピタッと決まっていく。
 それから、あのステップの多彩さ、細かさ、正確さ。こちらも音楽のリズムに小気味よく決まっていきます。こうした能力の高さは高橋大輔を語る時にはいつも言われることではありますが、今回のフリーの演技は、これまでにも増して最高に素晴らしかったと思います。
 
 こういう演技ができるのはあとにもさきにも高橋大輔一人じゃないかという気がしました。順位は6位でしたが、ステップと表現力ではNo.1であることを証明したと思います。集大成にふさわしかったです。彼の笑顔もそれを裏付けていると思いました。
 長い間お疲れさまでした。そして、楽しませてくれてありがとう。

※高橋大輔のフリーの演技がこちらのサイトにアップされてました
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マー君、フォルラン、本田。3人の入団会見に思うこと。

2014-02-15 | ランニング以外のスポーツ
 遅ればせながら、マー君とフォルランの会見を見た。それでもって思ったことを少し書いてみたい。

 まず最初に書いておきたいのは3人とも世界のトップでプレーするすばらしい選手だということ。3人ともわたしも大好きな選手だし、そのプレーはいつだって見逃したくない(試合が見れるチャンスがあるならいつだって観戦したい)。

 今回ほぼ同時期に行われた田中将大投手とフォルランの会見は愕然とするほど違いがあった。選手個々の性格の違い、期待やモチベーションの違い、そしてサッカーと野球の違い、様々な要因がすけて見えて面白かった。

●ディエゴ・フォルラン

 サッカーファンなら当然知っている世界的なビッグネーム。りーが・エスパニョーラで2度の得点王(同時にヨーロッパ・ゴールデン・シュー)。また母国ウルグアイのエースストライカーでもありスアレスとのコンビは世界最強2トップといってもいいだろう。前回W杯の得点王・MVPでもある。

 そのスーパープレーヤーが、W杯を控えたこの時期にセレッソに入団するというニュースには耳を疑った。W杯後やってきたリネカーやスキラッチの例はあるが、6月のブラジルでもウルグアイの主力として活躍が期待される選手がなぜ日本を選んだのか。いろんな事情があるんだろうけどJリーグで見られるのは大きな喜びだし、チームメイトとなる柿谷や山口にもいい影響を与えてくれるのではないかと期待している。

 インパクトという点ではメッシやロナウドほどではないにせよ、これほどの実績のあるスーパースターが、Jリーグ--残念ながらヨーロッパのトップリーグに肩を並べるとは言い難い--への入団会見にこれほどの準備をして臨んでくるとは思いもよらなかった。



 彼のキャリアがすでにトップを過ぎているということもあるだろうけど、そこにグローバル・スポーツであるサッカーの高い文化的熟成と、同時に世界で戦う厳しさを見る気がした。環境に対してタフじゃないと生きてゆけないという覚悟みたいなもの、そしてそれにできる限り準備を怠らないという構え。世界は甘くないということがすっかり身についている感じ。
 そうしたものを体現し教えてくれるすばらしい会見だった。

●マー君

 対して日の出の勢いでニューヨークに乗り込んだマー君こと田中投手。日本シリーズも含めて昨シーズンの活躍はまさに神がかっていて、日本ではすでに伝説の選手の仲間入りをした。
 甲子園の準決勝--この時の決勝が佑ちゃんこと斎藤佑樹との投げ合い--で見た時には、当然だけどこんな選手になるとまでは思わなかった。決勝ではむしろ斎藤佑樹の、終盤での快投に感激した。
 とはいえマー君はもちろん高校時代から将来を嘱望された同世代No.1ピッチャーだ。プロ入り後の活躍もご覧の通り。

 今回、アメリカへの出発前にも「(会見を)英語でやるかどうかもまだ決めてません」と言っていたから、大丈夫かなと思っていた。
 「ももクロ」ファンということなどもそうだけど、ちょっと違和感を覚えないでもない。まあそういうところであえて息を抜き、マスコミに対しても「僕はそんなガチガチやるタイプじゃないですよ」と演出している部分もあるのかなと思って見てはいる。
 そして開けてビックリのこの会見。



 ほとんど準備してない(会見のことで野球のことではない)。そこには「僕は野球をしに来たんだから、会見は無難に終わらせて、エネルギーはなるべくかけず、早く野球に集中したい」という感じを受ける。
 そもそも、たとえば本田圭祐みたいに「いずれ自分は世界に出ていくので英語の勉強は早くからしておく」というような感覚は野球選手にはあまりないのだろうという気がする。サッカー選手の中でも本田のそういう意識の高さは特別かもしれないが、それにしても160億円と言われる契約の入り口の挨拶としてはいささかお粗末な気がしてしまった。
 ニューヨークのファンは笑ってすませてくれるだろうか?

 スポーツ選手だから「試合で結果を残せばいい」というのは間違いないが、そのためには煩いファンも味方につけた方がいいし、細かなところまで気を配っておいた方がいい。まして違う文化の中に入っていくわけだから、「自分はこの世界(の人たち)をよく知らない」という謙虚な姿勢が大事になってくる気がする。
 本人がすべてに気を回すのは難しいところもあるだろうから、マー君クラスなら当然ハイレベルの様々なサポートを受けられるに違いないので、そういう人たちの力も大きくなるだろう。
 渡米にあたってハンパじゃない忙しさ・あわただしさだったに違いなく、これが精一杯の今回だったのかもしれないが、あまり印象はよくない。そうなると、結果への見方もさらに厳しくなるかもしれない。
 会見で「ニューヨークはファンの見方も厳しいと聞いている。だからあえてそこでやってみたいと思った」という趣旨のことを言っていたから、望むところなのかもしれないし、本当にそんなことなど吹き飛ばすような力を見せてくれたらそれに越したことはない。

●本田圭祐

 こうした会見に望む姿勢が、「フォルランが外国の選手だから」ということでは必ずしもないという根拠としてこの本田の会見も改めて見てみよう。

Keisuke Honda A.C. Milan join interview (HQ) 本田圭佑の入団会見


 選手のキャラクターにもよるということは確かにそうなんだけど、サッカー選手は世界を強く意識しなければキャリアアップは望めない。多様な文化を認めて、それを楽しみ、どこであっても相手の文化を尊重しないとうまくやっていけないという気持ちは強い気がする。
 野球は、日本の選手なら北米か東アジア以外の国でやるということはまずないし、日本のレベルはアメリカに次ぐ。そもそも日本だけでキャリアを終わらせても満足できるという選手も少なくないだろう。日本でやっていてもサッカー選手とは給料のケタも違う。

 野茂がメジャーへ行った1995年以降、日本の野球を見ることはほとんどなくなった。すでに(数人の選手のプレーを除いて)日本のプロ野球にはほぼ関心がない(高校野球は別だ)。
 MLBは面白い。何よりベースボールという文化のあり方、スタイルが美しい。アメリカ4大スポーツで一番感動的なスポーツだと思う。
 日本のプロ野球をすべて否定するつもりはないけれど、言ってみれば「ガラパゴス」。既存の権益を守りたい勢力が野球のあり方をゆがめている。21世紀も引き続いていることに大きな違和感を覚える。

 マー君にはぜひMLBでも活躍してほしいと思うし、今から彼のピッチングが楽しみで仕方がない。
 しかし、大魔神・佐々木が某番組で言っていたけれど、調整もちょっと遅すぎるようだし(本人は大丈夫と言っていた)、違う国、野球とは違う「ベースボール」文化の中で、日本並みの成績をいきなり収めるのは簡単ではないと私は思う。
 そういった心配が杞憂に終わってくれればいいとも思うし、もしそうなら日本のレジェンドではなく、まさしくベースボールのレジェンドになるだろう。
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続・ザック・ジャパン、W杯の侍候補は63人。

2013-12-18 | ランニング以外のスポーツ
 ここへきて、ザック監督の「闘莉王はいい選手だと思っている」とか、協会幹部がセレッソの18歳のFW南野拓実にブラジルW杯代表候補63人に入っていると話したとか、これまで一度も招集していない選手にもチャンスがあるような報道がいくつかあった。

 闘莉王をいい選手だと思っている、というのは必ずしも代表候補として考えているということとは一致しないが、南野の件は、それが本当なら、63人の候補は必ずしもこれまでザック・ジャパンに召集されていることが条件にはならない証左となる。

 しかしながら、これまで一度も代表に召集していない選手をピックアップしているとすれば、必ず来年呼んでチームのシステムや戦略・戦術にフィットするかどうか確かめるはずだ。
 それにしてはもう残りの強化試合はいくつもなく、現実には南野のような若手を23人の代表メンバーとしてではなく、岡田ジャパンの香川みたいな立場でブラジルに帯同するというのがせいぜいではないのか。

 ザックは「柿谷・大迫も当確ではない」とも語ったらしい。じゃあ一体誰を呼ぶんだ?と思うし、前田やハーフナーの復活への期待もにじませたという報道があったが、ハーフナーはともかく、Jリーグはシーズンが終わってしまった今、前田はどこでアピールのしようがあるだろうか?

 というわけで、63人に闘莉王や南野が入っているのが本当なのかどうか、ちょっと眉唾な気がしている。
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ザック・ジャパン、W杯の侍候補は63人。

2013-12-13 | ランニング以外のスポーツ
◇まずは本田のミラン移籍について

 今日はなんといっても本田圭祐のACミラン移籍、しかも背番号10というのが、サッカーファンには最大のニュースだった。
 トップ下に入ってカカやバロテッリとプレーする。香川のマンUに匹敵するインパクトだなあ。早く見たくて仕方がない。きっかりひと月後の1月12日サッスオーロ(そんなチームがあったのか?)戦でデビューだそうで、待ちきれない。しかし、待つしかない。

 CSKAモスクワが本田への感謝を表明したというニュースもあった。そんなつもりがあるなら、この移籍のごたごたがもう少し何とかならなかったのかという感想もあるけれど、ロシア文学に親しんでいる向きには、ロシア人のメンタリティとはそのようなものだ、と納得する思いもあるのじゃなかろうか?
 それにしても、VVVフェンロでの活躍といい、本田はすごいプレーヤーだ。彼の代わりはいない。

◇本題

 さて本題はここから。ザッケロー二監督が来年のW杯に向けて決意表明した。その折、「ブラジル・ワールドカップに向けた代表候補は63人いる」と明言したそうだ。
 あと半年、選手たちのレベルアップを期待して緊張感を持って過ごせというメッセージなわけだが、はて63人が誰なのかはもちろん明言していない。

 63人に誰が含まれるのか考えてみるのはサッカーファンにとってちょっとした楽しみだ。ザックの発表はそういう意味も含まれているのかもしれない。
 直近の試合から時間をさかのぼってどんな選手が代表にいたか見てみよう。

ベルギー、オランダ戦メンバー(23人)

 GK・・・川島、西川、権田
 DF・・・W酒井(2)、森重、吉田麻也、内田、長友、今野、伊野波
 MF・・・本田、山口、長谷部、遠藤、細貝、高橋秀人
 FW・・・清武、香川、柿谷、岡崎、大迫、乾

ベルラーシ、セルビア戦メンバー(+2人)

 GK・・・追加なし
 DF・・・追加なし
 MF・・・追加なし
 FW・・・ハーフナー、齋藤学

ウルグアイ、ガーナ、グアテマラ戦メンバー(+4人)

 GK・・・追加なし
 DF・・・駒野
 MF・・・青山
 FW・・・豊田、工藤

東アジアカップ(韓国、中国、オーストラリア戦)メンバー(+11人)

 GK・・・林卓人
 DF・・・槙野、栗原、森脇、徳永、鈴木大輔、千葉和彦
 MF・・・高萩、扇原
 FW・・・原口、山田大記

コンフェデレーションズカップ(ブラジル、イタリア、メキシコ戦)メンバー(+2人)

 GK・・・追加なし
 DF・・・追加なし
 MF・・・中村憲剛
 FW・・・前田

W杯アジア最終予選(ヨルダン、オマーン、イラク、オーストラリア戦)メンバー(+5人)

 GK・・・追加なし
 DF・・・水本裕貴、岩政
 MF・・・追加なし
 FW・・・大津祐樹、宇佐美貴史、宮市

キリンチャレンジカップ(ブルガリア、アゼルバイジャン戦)メンバー(+4人)

 GK・・・追加なし
 DF・・・追加なし
 MF・・・長谷川アーリアジャスール
 FW・・・東慶悟、森本、藤本淳吾

ブラジル、カナダ戦(欧州遠征)メンバー(+1人)

 GK・・・追加なし
 DF・・・追加なし
 MF・・・追加なし
 FW・・・佐藤寿人

 以上が2012年6月からはじまったブラジルW杯アジア最終予選以降(アゼルバイジャン戦は直前の5月23日)の全試合(追加のなかった数試合は除く)で、召集されたことがあるすべての選手(直近のベルギー戦からさかのぼっているので厳密には追加ではないが)だ。試合に出ていない選手も含まれる。全部で52人にのぼるが、63人ということだとまだ11人に可能性がある。
 2010年10月8日のキリンチャレンジカップ、アルゼンチン戦からザッケロー二が指揮を執っているので、さらに2年分の試合を拾いだし、呼ばれた選手を探す必要がある。なぜなら自分が使いたいと思った選手なら必ず呼んでいるはずで、この間一度も呼ばれていない選手にチャンスはない。
 現時点で「63人」と数を確定した以上、今後新たな選手が呼ばれる可能性もないとみて間違いない。
 少々厄介だがその2年分の試合も見てみると

 GK・・・曽ヶ端準、東口順昭、山本海人
 DF・・・永田充、増田誓志、安田理大、近藤直也 
 MF・・・阿部勇樹、谷口博之、磯村亮太、柴崎岳、西大伍、柴崎晃誠
 FW・・・金崎夢生、関口訓充、松井大輔、本田拓也、柏木陽介、李忠成、家長昭博、石川直宏、久保裕也、田中順也、興梠慎三

 なんと!24人もいた。さてこのうち13人にはチャンスがないことになるが、それがいったいだれなのか? これはもうだれにもわからない。しかも、元代表なのにもかかわらず赤字にした選手はわたしは名前に聴き覚えがない。
 はっきりしたのは、中沢も、闘莉王も、中村俊輔も、得点王・大久保も1度も召集されておらずノーチャンスだということだ。新潟の川又も浦和の那須にもおそらくチャンスはない。そしてカズにも。

 GK、DF、MFについては試してみてベストなメンバーを固めた感がある。今後サプライズはほぼないと思う。
 一方、FWについては計31人を召集している。実に全召集者の40%以上に昇る。やはりサムライジャパン最大の課題がFWだという証明でもある。ここにきて柿谷、大迫が存在感を示したことでこの二人は当確だと思う。したがって、全体としてもメンバーはほぼ固まっていて、変更があっても攻撃的な選手が1人程度ではないか。
 いずれにしてもベルギー、オランダ戦のメンバーが核になるのは間違いない。

◇現時点での召集メンバーを予測してみる

 ザック監督自ら「63人の候補がいる」と表明しているのにおこがましいが、今回の会見を踏まえてブラジルW杯に召集されるだろうメンバー23人を「今選ぶなら」ということで考えてみたい。

 実はすでにベルギー戦後にもこの件についてブログに書いていて(こちら)、この時書いたとおり18人は怪我でもない限り確定だと思う。

GK(3;残0)・・・川島、権田、西川
DF(8人;残1)・・・CB:今野、吉田、森重/SB:内田、長友、酒井(宏樹)、酒井(高徳)
MF&FW(12;残4)・・・ボランチ:遠藤、長谷部、山口/FW:柿谷、大迫/MF:岡崎、本田、香川

 今回の発言を受けて、大久保などザックジャパン未召集メンバーの代表入りの可能性はほぼゼロになった。
 また南アW杯ではDFを6にして攻撃陣を1枚増やしていた。にもかかわらず、本番ではベタ退きの守りとカウンターで決勝リーグに進出。このと木のチーム状態ではベストな選択だと言いながらも今回はそんな戦い方はしないと選手(長谷部の発言)も監督も思っているにちがいない。
 最近の召集を見る限りDFは7。残りは1枠。
 といってもメンバー登録されるポジションと実際の役割は必ずしも一致しない。さらに、言うまでもなく現代サッカーでは守りだけに専念するような選手はいないし、ゲームの形勢によっては攻撃力が要求される。名古屋で闘莉王がFWをやってかなりの得点を取っている通りだ。いろんなポジションを任せられるユーティリティプレーヤー、DFもMFもこなせるプレーヤーを何人か選ぶだろう。個人的に希望する闘莉王や中澤はこれまで未召集で呼ばれる可能性はもうなくなった。
 ドイツでの評価、最近の使われ方からみて細貝(細貝はMF登録)、それから伊野波は呼ばれる可能性が高い。

 残りは3枠。
 ちなみに本大会でベンチ入りできる選手の数は18人。したがって、ほぼ確定の18人がまずベンチ入りメンバーと見ることができる。今考えている5人というのは、基本的にはスタンドで観戦となる。もちろん18人に怪我などがあれば交代するリザーブなので、経験のために若手を呼ぶなどということはありえない。
 直近の欧州遠征では清武、乾、高橋がメンバーに入っていた。
 海外経験を重視するなら、清武、乾、ハーフナー・マイク。代表での実績・経験も重視するなら、ザックの発言から考えて、中村憲剛。故障で試せなかった齋藤学。個人的には1人くらい道の選手がいてもよさそうに思うので、宮市。アーセナルでも出場機会があるのだから資格がないとも言えない。スーパーサブ的なジョーカーとして宮市のスピードは面白いと思うのだが。さらにハーフナーに代わる大型FWとして豊田と工藤も候補になり得る。
 バランスやタイプを考えると、私の考えは高さもオプションとして持っておきたいのでハーフナーか豊田で1。パサータイプのMFとして憲剛か清武で1。少しタイプの違うFWということで宮市、工藤、齋藤の中から1。残念だが乾と高橋が外れる。




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