4月7日から2泊3日で行われているサッカー日本代表の国内最終合宿。これまで代表召集経験がなく、今回も呼ばれなかったJ選手にブラジル行きの可能性はなくなった。
国内組常連メンバーでは遠藤、柿谷、山口蛍、今野、伊野波、森重、西川の7名が呼ばれていないが、もちろん彼らはよほどのことがない限り、逆に確定と見ていいだろう。今回も呼ばれたメンバーではMF高橋秀人、青山敏弘は当落線上、DF水本裕貴、槙野首の皮一枚つながった感じだろうか。
若手中心ということで、代表への意識付けの意図もあるだろうけど、時期的に当然ブラジルW杯メンバーの可能性を探る意味がある。
海外組では本田、香川、川島、岡崎、長友、大迫は決まり。内田、長谷部、吉田は故障中なので治り具合が心配だが、故障さえいえれば呼ばれるのは確実。ただ、けっこう重症のようなので、回復状況によっては同じポジションの選手にチャンスがある。サイドバック、ボランチ、センターバック。
サイドバックではひさしぶりに召集された安田理大が注目される。ボランチでは鹿島の柴崎岳。東アジアカップで召集されながら体調不良で辞退したが再びの召集でザックの期待がうかがえる。
センターバックは数多く召集されているようだ。麻也の状態が心配される。一番手は鈴木大輔か。鹿島の昌子源、大宮の若手・今井智基、セレッソ・山下達也、サンフレッチェ・塩谷司、4人ともわたしは実はよく知らない。
逆に言うとこの期に及んでも闘莉王は呼ばれないんだな、という事実の方がショックだ。
GKは今回召集された権田の可能性が高いが競争させる意味もあるのか他に2名(東口順昭、林彰洋)が呼ばれている。いずれにしても枠は3なのでこの3人の中から1人が選ばれる。
海外組では清武、乾、ハーフナー、細貝、酒井(宏樹)、酒井(高徳)にチャンスはまだあるだろう。FW、攻撃的MFはタレントぞろいながら、日本の最大の課題はいまだに得点力・決定力。このポジションでの人材発掘はこの合宿でも大きなテーマである。
再召集の豊田、工藤、原口、齋藤にはもちろん大きな可能性がある。今回初召集ではなんといってもJで実績を残している新潟の川又堅碁が注目される。さらにトップ下では高萩洋次郎、最年少19歳で選出された若き才能・南野拓実も大いに可能性があると思う。
闘莉王同様、佐藤寿人も大久保も呼ばれないんだな。今回呼ばれてないが代表経験豊富な駒野、中村憲剛、前田も知ってるから呼ばないんだろうが、よほどの非常事態にでもならない限り召集される可能性は小さくなった気がする。
本田、香川、川島、岡崎、長友、大迫(6)
遠藤、柿谷、山口蛍、今野、伊野波、森重、西川(7)
内田、長谷部、吉田(3)※この3人はW杯に間に合うと仮定。
GKを除くと残りの枠は20。以前書いたとおり、DF8、MF&FW12になると思う。川島を除く上記15人の内訳はDF5、MF&FW10。したがって残りはDF3、MF&FW2しかない。
少し細かく見てみるとSBのスタメンは間違いなく長友、内田。3-4-3にシステム変更した場合はインテル同様長友はサイドハーフも可能。SBの候補は酒井(宏樹)、酒井(高徳)、安田。DF8はCB4+SB4と考えればSBの残りは2枠。順当にW酒井が当確で、内田がダメなようなことがもしあれば安田という選択か。
CBのスタメンは吉田、今野、森重で調子のよい者という選択か。伊野波もいるので枠が4ならすでに椅子は埋まっている。細貝も可能性があると思っていたが今回伊野波が呼ばれなかったことで伊野波の可能性が高いかもしれない。ただ、細貝は攻撃面でも貢献できるのでボランチのリザーブも可能でまだ呼ばれる可能性はある。鈴木大輔、槙野、水本、初召集の4人は吉田の復帰が難しい場合も想定したものと見るべきか。
スタメンの構成はは4-2-3-1の可能性が高い。MF&FWでは、ボランチ2、1トップ、トップ下、SH2。MF&FW12の内訳は、ざっと、ボランチ(4)、1トップ(2)、トップ下(2)、SH2(4)。
まずボランチ(4)から。ここは経験と信頼が重要なポジションなのでそう簡単に替えは効かない。不動の2人、遠藤と長谷部がいるが、長谷部の故障、このところの山口の活躍で、少し状況が変わってきた。長谷部の故障は手術2度目ということで出場に黄信号が出てきた。その場合、ひとまず遠藤、山口の組合せでいくのだろうが、あと1人は必要になりそうだ。今野や細貝もボランチの経験もあるがもう1枚いても悪くない。高橋秀人、青山敏弘、柴崎岳、中村憲剛が候補。実質今回初召集の柴崎は合宿でのアピールが大きな意味持つかもしれない。
1トップ。2枠となると、すでに間違いなく柿谷、大迫が確定であり、他の選手に可能性なしとなるが、当然攻撃的なMFとして選出もあり得る。ここには代表を狙う多くの人材がいる。豊田、前田、ハーフナー、乾、工藤、原口、そして初召集の川又堅碁。
相手によっては高さが欲しいというケースがあるかもしれない。具体的にはテクニカルなチームを相手にする場合、余り身長の高くないチームの場合。戦術的にはもちろんセットプレーへの対応。高さで選ぶならハーフナー、豊田、川又堅碁。
ザックジャパンのトップ下スタメンは本田で定着しているがもちろん香川もトップ下がもっとも生きると思う。もう1人くらいトップ下のできる選手が欲しい。今回召集メンバーでは高萩、長谷川アーリアジャスール。憲剛もいける。長谷川はもともとはボランチ。
以上を踏まえて攻撃的MF4枠を考えなくてはならない。現状ではスタメンは香川、岡崎。岡崎ももちろん1トップでも十分いける。というか1トップでも一番いい選手だと個人的には思っている。岡崎の得点力・決定力は何度も言うように日本ではNo.1だ。絶対外せない。
ここまで名前をあげていない選手としては、横浜のドリブラー斉藤学と19歳、飛び級でA代表初召集の南野拓実がいる。
高さとおなじようにドリブラーも1人くらいいてもいいかもしれない。ただし世界でどこまで通用するかという疑問はないでもない。その点、乾は曲がりなりにもドイツでそこそこの実績を残してはいる(今年は通用していないようにも見える)。将来を見据える余裕があるなら19歳南野を帯同するのも1つの選択肢であるかもしれない。
こうしてみてくるとMF&FWについてほぼスタメン確定の6人を除いて、残りの6人を選ぶのはわたしの手に余る。ザックが誰を選ぶのか注目したい。何が起こるかわからないのでユーティリティー度の高い選手を多めに入れておきたいが、世界の厳しい戦いを乗り切るにはスペシャリストを選ばざるを得ないところもあり、そのバランスをどのあたりに持っていくのかという判断になるだろう。
※とは書いたが、希望も含めて、私の考える23人は緑・大字。
「続・ザック・ジャパン、W杯の侍候補は63人。 」
「ザック・ジャパン、W杯の侍候補は63人。」
「ザック・ジャパン、2013年最後の国際親善試合に勝利! ベルギー戦に思うこと」
国内組常連メンバーでは遠藤、柿谷、山口蛍、今野、伊野波、森重、西川の7名が呼ばれていないが、もちろん彼らはよほどのことがない限り、逆に確定と見ていいだろう。今回も呼ばれたメンバーではMF高橋秀人、青山敏弘は当落線上、DF水本裕貴、槙野首の皮一枚つながった感じだろうか。
若手中心ということで、代表への意識付けの意図もあるだろうけど、時期的に当然ブラジルW杯メンバーの可能性を探る意味がある。
海外組では本田、香川、川島、岡崎、長友、大迫は決まり。内田、長谷部、吉田は故障中なので治り具合が心配だが、故障さえいえれば呼ばれるのは確実。ただ、けっこう重症のようなので、回復状況によっては同じポジションの選手にチャンスがある。サイドバック、ボランチ、センターバック。
サイドバックではひさしぶりに召集された安田理大が注目される。ボランチでは鹿島の柴崎岳。東アジアカップで召集されながら体調不良で辞退したが再びの召集でザックの期待がうかがえる。
センターバックは数多く召集されているようだ。麻也の状態が心配される。一番手は鈴木大輔か。鹿島の昌子源、大宮の若手・今井智基、セレッソ・山下達也、サンフレッチェ・塩谷司、4人ともわたしは実はよく知らない。
逆に言うとこの期に及んでも闘莉王は呼ばれないんだな、という事実の方がショックだ。
GKは今回召集された権田の可能性が高いが競争させる意味もあるのか他に2名(東口順昭、林彰洋)が呼ばれている。いずれにしても枠は3なのでこの3人の中から1人が選ばれる。
海外組では清武、乾、ハーフナー、細貝、酒井(宏樹)、酒井(高徳)にチャンスはまだあるだろう。FW、攻撃的MFはタレントぞろいながら、日本の最大の課題はいまだに得点力・決定力。このポジションでの人材発掘はこの合宿でも大きなテーマである。
再召集の豊田、工藤、原口、齋藤にはもちろん大きな可能性がある。今回初召集ではなんといってもJで実績を残している新潟の川又堅碁が注目される。さらにトップ下では高萩洋次郎、最年少19歳で選出された若き才能・南野拓実も大いに可能性があると思う。
闘莉王同様、佐藤寿人も大久保も呼ばれないんだな。今回呼ばれてないが代表経験豊富な駒野、中村憲剛、前田も知ってるから呼ばないんだろうが、よほどの非常事態にでもならない限り召集される可能性は小さくなった気がする。
本田、香川、川島、岡崎、長友、大迫(6)
遠藤、柿谷、山口蛍、今野、伊野波、森重、西川(7)
内田、長谷部、吉田(3)※この3人はW杯に間に合うと仮定。
GKを除くと残りの枠は20。以前書いたとおり、DF8、MF&FW12になると思う。川島を除く上記15人の内訳はDF5、MF&FW10。したがって残りはDF3、MF&FW2しかない。
少し細かく見てみるとSBのスタメンは間違いなく長友、内田。3-4-3にシステム変更した場合はインテル同様長友はサイドハーフも可能。SBの候補は酒井(宏樹)、酒井(高徳)、安田。DF8はCB4+SB4と考えればSBの残りは2枠。順当にW酒井が当確で、内田がダメなようなことがもしあれば安田という選択か。
CBのスタメンは吉田、今野、森重で調子のよい者という選択か。伊野波もいるので枠が4ならすでに椅子は埋まっている。細貝も可能性があると思っていたが今回伊野波が呼ばれなかったことで伊野波の可能性が高いかもしれない。ただ、細貝は攻撃面でも貢献できるのでボランチのリザーブも可能でまだ呼ばれる可能性はある。鈴木大輔、槙野、水本、初召集の4人は吉田の復帰が難しい場合も想定したものと見るべきか。
スタメンの構成はは4-2-3-1の可能性が高い。MF&FWでは、ボランチ2、1トップ、トップ下、SH2。MF&FW12の内訳は、ざっと、ボランチ(4)、1トップ(2)、トップ下(2)、SH2(4)。
まずボランチ(4)から。ここは経験と信頼が重要なポジションなのでそう簡単に替えは効かない。不動の2人、遠藤と長谷部がいるが、長谷部の故障、このところの山口の活躍で、少し状況が変わってきた。長谷部の故障は手術2度目ということで出場に黄信号が出てきた。その場合、ひとまず遠藤、山口の組合せでいくのだろうが、あと1人は必要になりそうだ。今野や細貝もボランチの経験もあるがもう1枚いても悪くない。高橋秀人、青山敏弘、柴崎岳、中村憲剛が候補。実質今回初召集の柴崎は合宿でのアピールが大きな意味持つかもしれない。
1トップ。2枠となると、すでに間違いなく柿谷、大迫が確定であり、他の選手に可能性なしとなるが、当然攻撃的なMFとして選出もあり得る。ここには代表を狙う多くの人材がいる。豊田、前田、ハーフナー、乾、工藤、原口、そして初召集の川又堅碁。
相手によっては高さが欲しいというケースがあるかもしれない。具体的にはテクニカルなチームを相手にする場合、余り身長の高くないチームの場合。戦術的にはもちろんセットプレーへの対応。高さで選ぶならハーフナー、豊田、川又堅碁。
ザックジャパンのトップ下スタメンは本田で定着しているがもちろん香川もトップ下がもっとも生きると思う。もう1人くらいトップ下のできる選手が欲しい。今回召集メンバーでは高萩、長谷川アーリアジャスール。憲剛もいける。長谷川はもともとはボランチ。
以上を踏まえて攻撃的MF4枠を考えなくてはならない。現状ではスタメンは香川、岡崎。岡崎ももちろん1トップでも十分いける。というか1トップでも一番いい選手だと個人的には思っている。岡崎の得点力・決定力は何度も言うように日本ではNo.1だ。絶対外せない。
ここまで名前をあげていない選手としては、横浜のドリブラー斉藤学と19歳、飛び級でA代表初召集の南野拓実がいる。
高さとおなじようにドリブラーも1人くらいいてもいいかもしれない。ただし世界でどこまで通用するかという疑問はないでもない。その点、乾は曲がりなりにもドイツでそこそこの実績を残してはいる(今年は通用していないようにも見える)。将来を見据える余裕があるなら19歳南野を帯同するのも1つの選択肢であるかもしれない。
こうしてみてくるとMF&FWについてほぼスタメン確定の6人を除いて、残りの6人を選ぶのはわたしの手に余る。ザックが誰を選ぶのか注目したい。何が起こるかわからないのでユーティリティー度の高い選手を多めに入れておきたいが、世界の厳しい戦いを乗り切るにはスペシャリストを選ばざるを得ないところもあり、そのバランスをどのあたりに持っていくのかという判断になるだろう。
※とは書いたが、希望も含めて、私の考える23人は緑・大字。
「続・ザック・ジャパン、W杯の侍候補は63人。 」
「ザック・ジャパン、W杯の侍候補は63人。」
「ザック・ジャパン、2013年最後の国際親善試合に勝利! ベルギー戦に思うこと」