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MとAのミュージカル・ラン日記 ♪♪♪

音楽を聴きながら走る市民ランナーのブログです。ランと音楽以外のスポーツについても書きます。今は大谷翔平に夢中です!

大谷よ、ベーブルースを目指せ!

2014-05-11 | ランニング以外のスポーツ
さすが野茂

 わたしのもっとも敬愛するベースボールプレーヤーである野茂英雄が大谷に会うためにわざわざキャンプを訪れたというニュースがあった。「誰もやっていない二刀流にぜひ挑戦し続けてほしい」と励ましたとの報道。栗山監督にも「もっとわがまま聞いてやってほしい」というような話をして背中をおしたらしい。
 それを読んで「さすが、野茂」とうれしくなった。

川上哲治

 大谷の二刀流挑戦については多くの評論家が「そんなものできるか」と否定的で、野村元監督のように「野球をなめてるのか」的な発言もある。
 日本では打撃の神様・川上哲治が一時二刀流だったらしい。といっても戦前の話(1938~1941)。実働4年間で登板39のうち先発が25回。投球イニングがちょうど200。通算成績11勝9敗、防御率2.61と目立った成績ではない(Wikipediaより)。
 しかしながら、バッティングはすでに「神様」にふさわしい成績だった。投手として入団した1938年を別とすると、1939~1941の3年間は二刀流にもかかわらず打者最高成績に匹敵する内容。とりわけ長打率、OPSは3年連続リーグトップ。1939と1941は打点と打率の2冠。1940はホームラン王だった。

伝説の二刀流選手がいた!

 メジャーでもフェルナンド・バレンズエラが打撃もすごいと話題だった記憶があるけど、調べてみたら確かにシルバー・スラッガー賞を2度とってはいるものの驚くようなバッティング成績ではなかった(わたしの記憶違いか)。
 二刀流はやはり無理なのか?
 いや、いた。ものすごい選手が二刀流の活躍を残していた。ベースボールの歴史上最大のヒーローであるベーブ・ルースだ。
 メジャー・デビューは1914。ヤンキースのライバル ボストン・レッドソックスのピッチャーとしてだった。。最初はボストン所属の投手だったという話は聞いた記憶があるが、これほどの実績を残していたとは知らなかった。この年出場した5試合のうち4試合が投手としての出場だったそうだ。ヤンキースに移籍後も登板した5試合すべてで勝利投手となっているがほぼ打者としての出場でありファンサービス的な位置付けだったようだ。
 しかし、ボストン時代の成績は投手としてもすさまじい。実働6年間(1914~1919)で89勝46敗4セーブ。1年目を除くと実働5年で実に87勝45敗、防御率2.16。まさしくエース級の活躍といえそうだ。1916・1917の2年間が投手としては絶頂で先発79試合で完投58完封15、23勝、24勝を挙げて1916年は防御率トップの1.75だった。
 1917年までは投手以外での出場は44試合だそうだが1918・1919の2年間はまさに二刀流の時代。言葉にならないほどすごい。
 投手としても13勝7敗、9勝5敗の成績を残しながら、打者としても長打率、OPSが2年連続でトップ。2年連続でホームラン王で3割以上をマーク。1919年は打点王も獲得している。いくら戦前の話とはいえけた外れの選手だったことは疑いようがない。

関根潤三

 ベーブ・ルース以降(以前も)二刀流として目立った成績を残した選手はいないようだ。
 日本では投手兼任8年間で通算65勝、打者としても通算1137安打を打った解説者としてもおなじみの関根潤三さんが二刀流最高成績ということらしい。二刀流時代にも打数は少ないが3割を2度マークしているし、3シーズン連続で10勝以上(最高16勝)を記録している。どちらも立派な数字だとは思うが、逆に言うとどちらも「けっこういいピッチャー、バッター」というくらいの評価にとどまる。

目指すはベーブ・ルース!

 2人とも、いずれかのタイミングでバッターに転向している。大谷翔平は果たしてどちらの道へ挑むのか? 昨年の成績は投手で3勝0敗、防御率4.23。バッターとしては77試合に出場して打率238でホームランが3本、打点20。数字だけ見ればどちらも物足りない。ただ、よーく考えれば大谷は高校出たばかりの1年目のルーキーなのである。高卒ルーキーがレギュラーを獲るのも極めて難しいなか、投打の両方でレギュラーに近い(兼務ゆえに数字的には控えレベルだが)働きを見せたともいえる。
 そういう意味では今年が勝負ではないかと思う。大谷クラスの素質で今年もこのくらいの数字だと、球団としてはひじょうに「もったいない」という議論になるはずだ。
 投手に専念すればうまく育てれば近いうちに15勝~20勝期待することはできそうだし、打者1本なら今でも3割30本いけるかもしれない。
 ピッチャーとしてはもちろん日本最速の速球に魅力があるが、それこそ球が速けりゃ勝てるという時代では今はない。170kmなら話はまた別だが。
 ベーブ・ルースほどの成績でも、やっぱり最後は打者に専念している。大谷の柔らかいバッティングは天才的な気がする。
 大谷はここまですでに5試合に登板して3勝を挙げている。バッターとしても打率379の高打率を残し、打点12、ホームラン1本。何よりすごいのは現代野球では最も重視される指標であるOPSが1.008をマークしていることだ。
 5月8日(2014)現在、規定打数に到達している選手ではソフトバンクの内川がOPSトップで1.002。1以上は内川ただ1人しかいない。
 すでに5試合に登板しているということは、投手としてほぼローテーションを守ることを優先しながら合間に野手としても出場しているパターン。投手としてはこのペースで行くと二桁勝利は可能だ。打者としてはどうしても打数が足りないのが痛い。また、外野を守ることが多いのも負担が大きいのではないか。イチローにも匹敵するレーザービームにも期待してるのかもしれないが、少々欲張り過ぎな気もする。1塁など比較的負担の軽いポジションが望ましい気がする。背も高いんだし。

 現代の専門化、高度化したベースボールでは二刀流は確かに簡単ではない。ベーブルースほどの成績を残すことは至難に違いない。しかも相手はベーブ・ルースなのだから。史上最高の選手! 
 いずれどちらかに専念するにしても、二刀流の間に部門最高成績のタイトルを1つくらい取ってほしいと思う。
 がんばれ、大谷! 今、日本のプロ野球で一番見てみたい選手にちがいない。
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いやあ、ダルビッシュ、また9回2アウトから打たれちゃったかあ

2014-05-10 | ランニング以外のスポーツ
 なんてこった!
 オルティースの内野フライをお見合いして落としたエラーで吉がついたなあ。そのあとフォアボールを2つ出したので、7回2アウトからパーフェクトゲームをエラーで台無しにされた--といってもプレーヤーはドキドキしながら懸命にやってたと思うけど--のは帳消しになったが、あのエラーでがっくりきたのは間違いない。
 それでも9回2アウトまでノーヒットを続けたのだが・・・これでメジャーに来て2回目だ。残念。
 レッドソックスの上原はブルペンから「かっこええなあ、ダル」って言ってるだろうな、今日も。

 今日は球のキレがものすごかった。スタンディングオベイションに応えてベンチに戻る姿はかっこよかった。次こそがんばれダル!!


※2014ノーヒットノーランまであと1人


※2013完全試合まであと1人
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ブラジルW杯代表発表が迫ってきましたね

2014-05-09 | ランニング以外のスポーツ
 日本の発表に先駆けてブラジル代表23人が発表された。
 といっても残念ながらあんまりよく知らない選手も多くて、さほどの感動も驚きもあまりない。
 それでもやっぱり驚いたのはロナウジーニョやロビーニョはともかく、カカーさえ代表に選ばれないんだということだ。
 本田のおかげでミランの試合をいくつか見たけれど、今シーズンミランに復帰しキャプテンマークを巻くカカーはいまだにその突破力・決定力において並の選手ではないと実感できる。偉大なサッカー選手--とりわけ攻撃的なポジションなら--は何と言っても点を取ることに尽きる。チームのための動きだとか守備での貢献も重要などと言ってもしょせん無駄だ。
 というのはそんなことやらなくていいという意味ではなくて、そんなことやるのは当たり前なのであって、その上でさらに自らの力でゴールをこじ開けなくてはならないのである。
 バロンドールを獲った頃に比べれば力は落ちるのかもしれないが、今でもブラジル以外なら主力を務められると思う。

 さて、日本代表である。
 コンディションさえ万全なら、何度も書いたようにベンチ入りの18人はほぼ固まっている。それでも何が起こるかわからないのが勝負の世界だ。優勝はともかく結果を求めて臨む以上残りの5人も18人と変わらないくらい重要なメンバーとなる。
 おさらい。ベストメンバー11人は以下の通りだ。
 GK:川島
 DF:吉田、今野、内田、長友、
 MF:本田、香川、柿谷、遠藤、長谷部
 FW:岡崎

 柿谷と岡崎についてはポジションは逆だがどっちでもよい。
 さらに23人には加わる可能性が確実視されるサブのメンバー7人。
 GK:西川、権田
 DF:森重、酒井(高)、酒井(宏)
 MF:山口蛍
 FW:大迫

 おそらく残りはDF2、MF&FW4。最近の代表に呼ばれているメンバーではほかに細貝、伊野波、清武がいるけれどこの3人は当落線上だと思う。
 代表ではパッとしないプレーが目立つ気がする細貝だが所属のヘルタでは活躍しているようだしドイツでの評価はそれなりに高いようだ。この3人の中では細貝は選ばれる可能性が高い。細貝はボランチだがCBもできる。同じように両ポジションの経験がある伊野波より上と見る。
 清武は代表デビュー当時の輝きが失われている気がする。チームの成績も散々だし、ドイツでのプレーの評価ももうひとつだ。

 ザック自身も語っている通り、日本代表に最も必要なのは決定力のあるアタッカーだ。そういう意味で今最も期待できる選手は、(自分でも意外だったが)大久保嘉人だと思う。そして大久保を生かすためにも中村憲剛とセットで呼んでもらいたい。憲剛単独でみても実績経験能力なんら見劣りしない。二人ともベンチでも貢献できると語っている通り長期にわたるW杯期間中チームの結束にも大きな役割を果たし得るのではなかろうか。個人的にはがぜん期待が高まっている。

 残りは3。オプションとしてFWに大型で力強いタイプが1枚欲しい気がする。候補としては豊田、川又、オランダでは点を獲っているようだしハーフナーも残っているのかもしれない。
 1人を選ぶのは難しいが2人はいらない気がする。個人的には豊田を応援しているが、意外性で川又も面白い気がする。
 
 残り2。MF&FWとDFが各1というところだろうか。攻撃では「左の岡崎を探している」なら工藤。仕掛けができる選手なら斎藤学、原口あたりか。乾は今季はやや評価を落としているようだ。
 個人的には李忠成とか赤嶺真吾などもいい選手だと思ってるのだが、今から呼ぶかとなると可能性は低いと考えざるを得ない。永井もサブなら面白いと思うんだけど。
 DFではサイドバックはもうこれ以上いらないだろう。残り1なら攻撃力もあるセンターバックだろうか。まず思い浮かぶのが闘莉王なのだが今から呼ぶ可能性はあるだろうか? 得点ランキングにも名を連ねる広島の塩谷司、大宮の高橋祥平・菊地光将。わたしは3人ともよく知らない。

 というわけで個人的な期待も込めて、代表発表まであと3日と迫った今、わたしが選ぶ23人は次の通りだ。

 GK:川島、西川、権田(3)
 DF:吉田、今野、内田、長友、森重、酒井(高)、酒井(宏)、闘莉王(8)
 MF:本田、香川、柿谷、遠藤、長谷部、山口蛍、細貝、中村(憲)(8)
 FW:岡崎、大迫、豊田、大久保(4)



 これを書きながら思ったが、ベンチ入り18人で内3人がGKと決まっているので余裕は5人しかいない。サイドバックの交代要員は左右必要だろう。センターバックも1人くらいはバックアップに入れておかなくてはならない。すると残り2人。
 点を獲るためには当然FWが必要で相手チームの特徴に合わせて高さ・強さかスピードか。両方入れられれば良いが、そうすると中盤のサブが1人も確保できない。せっかく用意した大久保・憲剛をセットで使えない。中盤にサブを用意するならサイドバックを削るしかない。
 非常に厳しい。故に複数ポジションをこなせるプレーヤーが必要になる。18人の選択は23人を選ぶ以上に難しい。
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ブラジルW杯代表メンバーは誰だ? 追記

2014-04-19 | ランニング以外のスポーツ
 何号か前のNumberを読み返していて改めて確信したことがいくつかあった。

吉田麻也

 まず、吉田麻也。現在療養中だけど、麻也に対する好き嫌いはともかく--とかくそういう対象になりがちだが--センターバックとしてヨーロッパのトップリーグでレギュラーを務めている経験はやっぱり貴重だ。世界のトップ選手の当たりの強さ、スピード、動き、そうしたものを常日頃から実感し、どうやって止めるのかを考え、実践し、やられるときもあるが止めることもある。
 これこそはその中でもまれないことにはVTRで見て理解してもどうにもならない類のことだと思う。(好き嫌いはともかく)麻也はそれを楽しんでいる。面白がっている。やっぱりサッカー選手としての能力は高いと思う。

 今現在日本には麻也以外にそういうセンターバックはいないという事実がある。過去にさかのぼってもセンターバックでは中田浩二くらいしかいない。トップ選手を抑え込むセンターバックには身体の強さ・大きさが求められるから、日本人ではなかなか務まらない。
 ぜひ本番に間に合わせてもらいたい。

憲剛と大久保。

 このフロンターレのコンビは、代表に入ったらやってくれるかもな、という感を強く持った(Number849)。大久保は昨シーズンの得点王だし、今シーズンも好調をキープしている。憲剛も今シーズンは調子がいいようだ。
 他の選手との兼ね合いになるだろうけど、二人とも4年前のW杯代表だが、4年前より確実に成長していることを強く感じているようだ。しかも、ベテランとしての自分の立場をよく理解している(最も懸念される彼らの影響力の強さも)。ベンチでもチームのために尽くせると言っている。
 いざという時、彼らの力が役に立つんじゃないかと思わせるに足るインタビュー内容だった。

Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2014年 3/27号 [雑誌]
文藝春秋
文藝春秋
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ブラジルW杯代表メンバーは誰だ? その2

2014-04-14 | ランニング以外のスポーツ
ザックは誰を見に行くのか?

 ヨーロッパ視察へ向かうザックが今回の視察の目的について2つ具体的に話しているようだ。
 1つは、とにかく23人のメンバー確定を急ぐために当落線上の選手の試合を中心にスタジアムで観戦するということ。
 もうひとつは「左の岡崎がほしい」といってるようだ。それはよくわかる。というか岡崎なら前線に何人いてもいい。
 後半、しないが膠着したときに、本田を1トップにあげて(この作戦はどうだろう?個人的にはギモン)、左の香川をトップ下にシフト。そうして左に岡崎のような跳び出しの得意な選手を入れたい。そういうことらしい。
 候補は、乾、大久保、佐藤寿人、それに最終合宿で呼んだ南野、斎藤学あたりになる。

長友をサイドハーフに上げるオプション

 この記事を読んでわたしが最初に思い浮かんだのは「長友をあげたらいいんじゃないか?」ということ。インテルでも左サイドハーフで結果も出している。
 左サイドバックが本職の安田理大を最終合宿に呼んだのはザックも同じことを考えていたのかもしれない。

 合宿後にこの話が出たということは南野、斎藤では不十分ということだろう。は今シーズンはチームではレギュラーに定着できていない。大久保、佐藤は「候補の中にいる」とも言ってるようだが、ベテランということで今から召集することによるチーム全体への影響(当然影響力が大きい)を考慮しているのかもしれない。彼らなしのチーム作りをここまで進めてきたわけだから。力があることは認めてるわけなので、あとはそういうリスクを負ってでも呼ぶのかどうか。

最終候補は55人に絞られた?

 ちなみに、最終合宿前には63人と言っていた最終候補が55人になったようだ。最終合宿に呼んだメンバー中心にふるいに掛けられたと想像される。
 まずキーパーは絞られただろう。権田なのか他の二人なのかはわからないけれど。前述の南野、斉藤は厳しいかもしれない。
 酒井宏細貝の出場試合は観戦が決まっているそうで、「この2人は当落線上」だと断言しているようだ。GW前に戻ってGW中のJ1をチェックして5月12日の発表に臨むらしい。故障中の長谷部、内田には会わず状況報告を指示しているそうだ。
 ザックが視察に訪れなかった場合、すでに決まっているレギュラークラス(川島、岡崎、吉田、香川、本田、長友)以外の選手には今度こそノーチャンスとなる。ハーフナー、酒井高、乾、清武の試合を見るのかどうか。
 まあ、わざわざ試合まで見て「やっぱり駄目だ」なんて可能性は低いだろう。初めて見るわけじゃないのだから、この二人はおそらく確定だ。最後に確認しておきたいだけだと思う。

再びW杯メンバーを予想する

 前回の私の予想ではもちろんこの二人も「当確」にしている。
 これで、残りは4人。わたしの予想では酒井高、高橋秀人、豊田、斎藤だったのだが、斎藤の目は薄くなった気がする。
 本田はキープ力があるので戦術変更の際の1トップという話になるが、それならCFである豊田を入れたほうがよくないだろうか?
 とにかく、左サイドバックをもう1人。酒井高か安田か(ほかに知らない)。
 それから、ボランチ、CBもできるユーティリティプレーヤーとして高橋秀人を選ぶ。
 残り2人。1人は課題の「左の岡崎」役としてか。
 攻撃的なプレーヤーを最後の1人に選ぶなら、やっぱり豊田じゃないかな。大型FWでスピードもそこそこあるタイプが1人ぐらいいてもいい。川又堅碁も候補かもしれない。選ばれても不思議はないが、大久保、寿人は今さら選ばれないと私は思う。
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