感想!

主として社会情勢に対する感想。

自衛隊式訓練のすすめ!

2010-08-06 09:49:08 | Weblog
自衛隊式訓練のすすめ!
日本の大手企業はいま新入社員を韓国の軍隊に入隊させ人間作りをしているという。
韓国がいま国際社会において大変自信をつけてきている。
その背景に若者に一定期間軍隊生活を義務付けていることがあげられる。
日本企業がこれに目をつけた。
韓国では、心身の鍛錬陶冶に加え公の精神の育成に大きな効果をあげているからだ。
競争社会を肯定しエリートを優遇する国家作りが功を奏し、サムスンはソニーを抜き
世界最大級の電機メーカーにのしあがっている。

かつて、物づくりで世界を席巻した日本はいま中国に取って代わられた。
工業の基礎といわれる「金型」が中国に持っていかれたからだ。正確には「金型」産業
が日本で立ち行かなくなって中国で蘇生したというべきか。
「金型」技術の習得にはかなりの時間を要する。これに日本の若者は辛抱できなくなっ
た。
 
日本人は、いま気付かないうちに壊れかけているのだ。その自覚がまったく無い。
非常に恐ろしいことだ。

国際的な幸福度調査が先般明らかにされた。
それによると、先進国の中で日本は大変低い位置にあるということがわかった。
政治家や一般国民はこれを見て、日本はまだまだ社会保障や社会福祉では後進国
だと認識したようだ。しかし、わたしに言わせれば、その認識は全く誤っている。
ある学問分野の研究で、こんなのがある。アメリカ兵の満足度調査を行った結果、
階級が上にある者ほど不満が大きく、階級が下になるほど不満は少ないことがわかっ
た。
これが暗示するところは、人間は望んでいることがかなえられればかなえられるほど、
不満が膨らむという現実である。
すなわち日本は、社会保障や社会福祉では国際的にみて、高水準にあるということだ。

司馬遼太郎は「戦の気概」を失えば国は滅びると喝破した。
無競争社会が人間を腐らせる。すべてがかなえられると人間は無気力になり死ぬこと
ばかりを考えるようになる。

日本の政治の間違いは、人間理解ができていないところにある。
人間には多少の飢えや冷酷さが必要なのだ。秀吉に学べといいたい。
若者に一定期間自衛隊入隊を義務付ける。日本再生の非常に有効な一手になること
間違いなし。