知っていますか

大手スーパーの洋服売り場に行って御覧なさい。ほとんどの衣服にmade in China
の札が付いていてその他の国で作られたものを探すのは非常に難しい。
日本製を探してもスーパーには下着くらいしかありません。かつては東南アジアの国のものもちらほらありました。現在はmade in China であふれかえっています。食料品売り場に行くとさすがに生産国中国の表示は少なくなりますが、それでもかなりのものが輸入されていることが分かります。

衣料品にこだわるようですが、いまやデパートでしか日本製は売られていないのです。
いやいやデパートでもmade in Chinaが目に付くようになりました。

いったいこの現象は何を意味しているのでしょうか。
個人的にはmade in Japan 表示のものを身につけたいと思っています。でもmade in Chinaが安価なのでついそっちを買って済ませています。しかし、違和感があります。
文化の違いを感じます。デザインや仕立てに違和感を覚えるのです。最近はその感覚もだんだん鈍くなりましたが。

そうした生活の中でふと何かしら空恐ろしい不安を覚えます。
日本的なものがどんどん希薄になりそのうちなくなってしまうのではないか。そんな不安もあります。
そんなこともですが、わたしが話したいのは、もっと深刻なおおきな問題がじわじわと進行しているように思えることです。

わたしたちはどちらかといえば、いまが平和ならそれで良い。そんな気持ちで毎日を送っていますが、
もっと長い目で日本という国のことをよく考えてみなければならない。
昨今、そんな気が強くしています。