感想!

主として社会情勢に対する感想。

福田首相に疑問

2007-09-29 14:55:22 | Weblog
首相が代表を務める事務所で政治資金収支報告書に添付された領収書のあて名が書き換えられていた
ことがこのほどわかった。首相はこの件につき政治資金規正法に違反するものではない、と釈明された。
同時に「汗顔の至り」であるとも発言された。
思うに、領収書は使用目的により公文書と同等の扱いを受けるものである。であれば、あて名と言えども
書き換えは公文書の改竄とみなされても致し方ない性格のものである。それを「汗顔の至り」のひと言で
済まされて良いものか。大変疑問に感じている。

新首相に懸念

2007-09-25 08:59:11 | Weblog
本日行われる首相指名選挙で福田康夫自民党新総裁が安倍晋三氏に代わって
第91代目の日本国内閣総理大臣になる。
まことに慶賀なことと申し上げたいところであるが、一抹の不安をぬぐいきれない。
というのは、
靖国参拝をどうするかと記者に問われたとき、「相手の嫌がることはしないほうがいい」と、いとも簡単に返答された。まことに、正直な方である。
しかし、もうすぐ日本国の総理大臣になろうとする人の発言としてはいただけない。
いささかまずかったのではないか。
なぜなら、
中国や韓国に重大なメッセージを発信していると言う自覚がおありであったか。
こうした質問には、もう少し慎重に振舞われるべきではないか。
こうした懸念をどうしてもぬぐえないからである。
小泉首相や安倍首相の苦悩を理解されているなら、もう少し別の言い方があった筈である。
その発言は中国や韓国に、
靖国問題にかかわる歴史認識について相手国の主張を全面的に認めると言うことを新首相は明確に言われたと受け止められかねない、と思うからである。

したがって靖国に関する限り、参拝しないなどと総理は軽々に言うべきではない。
なんと言おうが、「靖国は日本人の心=魂」そのものである。
総理にはこの認識の上に立って発言してもらいたいのである。

気分の晴れない自民党政治

2007-09-24 08:06:33 | Weblog
昨日、福田康夫新総裁が誕生した。あまり期待感の湧かないこの気分はどうしたことか。
福田康夫氏は党内にあっては信頼と人気この上なしという。しかし、われわれ国民はあまり期待していない。
なぜなら、総裁選がスタートした時点では圧倒的に麻生太郎氏が不利の状況だったが、日が経つにつれて麻生太郎氏支持者が目に見えて増えて行った。結果は福田氏330、麻生氏197で福田氏に決定したのだが。
事前の状況を振り返ってみるとこの結果をだれも予想していなかった。麻生氏は100も集められるか、と
危ぶ声が多くの評論家により囁かれていたのだから。もう少し時間があれば逆結果になったかもしれないのだ。
福田氏の話し合い主義、事なかれ主義、足して2で割る、そんな政治手法がだんだん国民にわかるにしたがって
福田氏支持者はしらけ気分になっていったのだ。北朝鮮と圧力よりも対話を、民主との話し合い解散も?
相手国の嫌がることをあえてしなくても、待ちの政治、受身の政治、戦いを避ける政治、どれもこれも魅力を感じない。
いつも思い出すのだ。「戦の気概がなくては国は滅びる」司馬遼太郎の言葉を。


旧に復す自民

2007-09-21 15:02:11 | Weblog
杉村太蔵議員は現在進行中の自民党総裁選について、派閥の談合的状況を指してこれではまるで先祖がえりだ、
と揶揄し武部勤先輩議員の機嫌を損ねた。党内にいるものがそう感じるのだから、
国民には自民党はまた派閥政治に返ったと映っても当然かもしれない。
福田康夫氏と麻生太郎氏の総裁選を闘う姿もすでに儀式にしか見えず国民はしらけた気分になっている。ほとばしりはじけるようなエネルギーも感じない。

国民は、昔の一家の親父のような存在感こそ総理に求めているのだ。家族の機嫌取りばかりに汲々とする親父は要らない。
一家を守り繁栄を築くためには我慢すべきは我慢を強いてもよいと思っているのだ。夢と希望が持てれば国民は我慢する。付いて行く。この前の参議院議員普通選挙に負けたのは「夢と希望」の訴え方が足りなかったからだ。もっとも、
安倍晋三氏をマスコミが嫌っていたのも原因のひとつだ。だから、安倍内閣の実績をマスコミは正当に評価しなかった。選挙の敗因の大きな原因はここにあったとわたしは見ている。
国民に人気のあつた安倍晋三氏を一旦総理総裁に選んだものの、大臣を待ち望んでいる年寄り議員たちは、この若造がつまずき早く退陣してくれることをいまや遅しと待っていたのだ。
ゾンビが息を吹き返したそんな自民党に国民は付いていかないだろう。

安倍氏の行動をいろいろ総理にあるまじき行いと非難した連中が、いま派閥の渦のなかで右往左往しているのはどういうわけだ。人のことは見えても自分のことは見えない。それだけのことではなかろう。

国民の機嫌取り政策は大きな政府を作ることになり、回りまわって国民に重税を強いることになるのだ。
国民は、先見性があり、国家の安全と繁栄を願う強力なリーダーシップのある総理の出現を真に待ち望んでいる。

そこの認識がないと、今の状態のその場しのぎの自民党ではやがて政権の座を民主に渡すことになるに違いないのだ。

麻生氏を支持したい

2007-09-17 07:31:07 | Weblog
自民党の総裁選が始まった。福田氏が優勢と聞き暗い気持ちになった。
小泉氏で新時代が開かれたと思ったのに。
福田氏になればまた派閥が息を吹く。ゾンビが横行するようになる。
よく考えよう。もとの自民に戻してはならないのだ。
福田氏には新しい風を少しも感じない。パワーも感じない。
タカジンの番組で誰かが福田氏を揶揄した。その通りだと思う。
まさに、フッフー・ヒッヒーの印象に象徴されよう。
ぜひとも、麻生氏に頑張ってもらいたい。福田氏を徳川家康にたとえる人もいる。
あの時代と今日では時間の進み具合が違う。現代は即決行動の時代だ。
この時代は麻生氏のような、明るく行動的な人をこそ求めているのではないか。
総裁選の後に新総理の下で早晩衆議院の解散総選挙が行われる。
福田氏では民主に勝てない。
麻生氏、頑張れ!

安倍総理お疲れ様でした

2007-09-13 20:18:32 | Weblog
いきなり飛び込んできた総理辞任のニュースにはほんとに驚きました。
しかし、時間の経過とともに、ぎりぎりの決断であったことを知り、非難する気は起こりません。
次の総理にバトンタッチできるまで、今しばらく辛抱して頑張ってください。
いろんなことがありましたね。ほんとに心身ともにお疲れでしょう。
貴方の描く「美しい国日本」の構築をぜひとも成し遂げてもらいたかった。
良識ある多くの人はそう思っていたに違いありません。
貴方は総理在職期間は約1年でしたが、安倍内閣として貴方が遣られた実績は時間が経つほどに輝きを増すことと確信しています。
とりあえず、感謝の意を申し上げたいと思います。ありがとうございました。

安倍首相辞意の速報を聞いた

2007-09-12 13:11:14 | Weblog
たったいま、
13:00時のラジオのニュースで安倍首相辞意の速報を聞いた。
非常に残念である。もし本当なら連日の安倍拒否の報道に嫌気が差したのかもしれない。
安倍首相を降ろすようでは、この国はどうかしている。非常に残念と言うほかない。

安倍首相の苦悩

2007-09-12 08:40:47 | Weblog
テロ特措法の延長は国際的公約である。そこに至る過程がどうであれ、国際的公約は国家としてなされたものであり、
ときの政権でどうこうしていい性格のものではない。したがって安倍首相個人の問題などでは毛頭ない。
政権がぐらつくたびに国際公約が反故になると言うのでは、日本の国際社会の一員としての資格が問われる。
この大前提に立つ限り、理屈はどうあれ小沢さんの主張に与することなど出来ないのである。
インド洋の給油ぐらいで「職を賭す」と言ったことに疑問を持つ人もある。しかし国際的公約というものの重要性を、だれよりも安倍さんは認識していると考えるべきである。

この際、改めて言わせてもらうが、
マスコミは安倍さんにリーダーシップがないという批判が世論の大勢を占めていると報じているが、それは違う。
以下は、2007-07-13 のわたしのブログで書いたものだが、安倍内閣はすでにこれだけのことをやっているのだ。
リーダーシップがなければ、とてもこれほどのことが出来るわけがない。
①教育基本法、教育改革関連3法・・・問題の多い中教審を主導し、教育再生会議の提言を法律に盛り込ませた。
これだけの重要法案の成立は安倍内閣だからできた。
②公務員制度改革・・・「官僚内閣制」を支える「事務次官会議」を飛び越え「閣議決定」をし法案を成立させた。
従来の悪弊を打破した(歴代の総理が遣れなかった)功績は絶大といえる。
③北朝鮮への「圧力」・・・拉致問題では「対話」を棚上げし万景峰号の入港禁止を実行し、核兵器爆発実験では経済制裁の強化を図った。
これらは確実に効果を挙げて来ている。
④日中関係の改善・・・靖国問題、慰安婦問題で冷え切った日中関係を、外交の安倍の本領を発揮し関係改善を実現した。
⑤憲法改正への道筋・・・より確かなものにした。(「憲法改正に関わる国民投票法」を成立させた)

安倍さんの遣られていることはすぐに効果が現れるというものは少ない。しかし、それは非常に国にとって重要なことばかりである。
それらは、まさに安倍首相が言っているように「原点からの改革」なのである。これからじわじわと効果が現れてくるに違いないのだ。

安倍さんにはどこまでも頑張ってもらいたい。安倍改革を進めてもらいたいのである。